こんにちは。柚Pです。
今回の記事では光造形プリンターで使える、SK本舗の『SK10K水洗いレジン』を紹介していきます。
それでは続きからどうぞ!
目次
SK10K水洗いレジンの特徴
SK本舗の『水洗いレジンなので取り扱いのハードルが低く、粘度・剥離抵抗も強くないため印刷難易度も高くなく、光造形3Dプリンターを始めたばかりの人にもオススメできるレジンです。
また、硬化反応時間も短く、モデルの再現性も非常に高いため、上級者の方にも満足できる性能をもっています。
- 難易度:簡単 ☆☆☆☆★
- 粘度:やわらかめ ☆☆☆★★
- 露光時間:短い ☆☆☆★★
- モデルの再現性:非常に高い ★★★★★
- 靱性:普通 ☆☆☆★★
- 剥離抵抗:弱め ☆☆☆★★
- 洗浄方法:水
テスト印刷で適正な露光時間を探る
3Dプリンターの設定を出すため、テストモデルをいくつか印刷してみます。
テストモデルにはAmeralabsのAmeraLabs Townを使用させてもらいました。
モデルの各部位の解説はこちらのページから確認することができます。
印刷環境
出力品の印刷はプリンター機種などの周辺環境によっても大きく変わってきます。
参考までに、今回使用している印刷環境を記載しておきます。
- 3Dプリンタプリンター→ELEGOO Saturn 8K
- リリースフィルム→SK本舗 n-FEP
- 気温/湿度→約 25℃/30%
- 積層ピッチ→0.05mm
テストモデルの再現性を確認
結果
ラベルには「適正露光時間 2.0-3.0s」と記載されていたので、2.0s、2.5s、3.0s、の露光時間で何度かテストしてみました。
結果としては、露光時間「2.5s」のモデルが1番バランスの良い成果物ができました。
モデルの太りや痩せもほぼ無く、0.2mmのスリットも埋まらず全体的に綺麗に出力できています。
使用する3Dプリンターによっても適正な露光時間は変わってきますで、実際に自分の環境でもテストモデルを印刷してみて、適正な露光時間を探ってみてください。
気になる点
SK10Kレジンは水洗いができるのですが、水流でレジンを落とすタイプの洗浄機とはあまり相性がよくありませんでした。
レジン自体の水溶性があまり高くないため、軽い水流程度では残留レジンを落としきれないみたいです。
ですので、出力品の洗浄は「筆で丁寧に洗い落とす」「超音波洗浄機で洗う」という方法がよさそうです。
まとめ
というわけでSK本舗の『SK10K水洗いレジン』を紹介でした。
今後も購入したレジンのレビューを続けていきますのでよろしくお願いします。
それでは。
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