コスパ最高な高性能レジン!Peopoly社『Siraya Tech Easyレジン』の紹介!気になる性能や印刷設定は?

モデラー

  • 柚P

 

こんにちは。柚Pです。

今回の記事では光造形プリンターで使える、Peopoly社の『Siraya Tech Easyレジン』を紹介していきます。

これからEasyレジンを使われるという方はぜひ印刷設定の参考にしてみてください。

それでは続きからどうぞ!

注意
この記事は個人が趣味で書いているレビューです。レジンの性能を保証するものではありません。

Siraya Tech Easyレジン

Peopoly社のSiraya Tech EasyレジンはAmazonをはじめとする各通販サイトで購入することが出来ます。

Easyレジンの特徴は何と言っても圧倒的な値段の安さ!!1kgで3000円台のレジンなので、かなり手を出しやすい価格になってます。

さらに、植物性プラントベースということで、「環境」にも優しいレジンと言えますね。

  • 難易度:簡単 ★★★★★
  • 粘度:ゆるめ ☆☆☆★★
  • 露光時間:少し長め ☆★★★★
  • モデルの再現性:高め ☆★★★★
  • 靱性:普通 ☆☆★★★
  • 剥離抵抗:弱め ☆★★★★
  • 洗浄方法:アルコールを使用

レジンの色

ボトルからレジンバットに出したレジンはほぼ「黒色」に見えますが、

本来の色は「半透明の紺色」のようです。

ちなみにeasyレジンをバットに入れっぱなしで数日放置しても、なぜか「顔料の沈殿」は起こりませんでした。

そもそも着色用の顔料を入れてないのか、レジン液と似た比重の顔料を使っているからなのか・・・理由は分かりませんが、印刷毎にバットの中身を撹拌しなくていいのはありがたいですね。

テスト印刷で適正な露光時間を探る

3Dプリンターの設定を出すため、テストモデルをいくつか印刷してみます。

テストモデルにはAmeralabsAmeraLabs Townを使用させてもらいました。

モデルの各部位の解説はこちらのページから確認することができます。

MEMO

テストで使っている3Dプリンター『sonic mini 4k』 はUVパワーが比較的弱い機種です。

ELEGOOのSaturn系やMars系で真似する際は、露光時間を1/2~2/3ほど短くしてテストしてみてください。

うちの印刷環境

出力品の印刷はプリンター機種などの周辺環境によっても大きく変わってきます。

参考までに、うちで使用している3Dプリンターの印刷環境も書いておきます。

▼そのほか詳しい印刷設定はこちら

ここからレイヤー層の『露光時間』の数値だけ変更しながら、テストプレートの状態を確認していきます。

露光時間 5.0s

露光時間 6.0s

露光時間 8.0s

露光時間 9.0s

露光時間 11.0s

露光時間 13.0s

結果

5.0s~13.0sまで幅広くテスト印刷してみましたが、どのモデルも大きく形状が崩れること無く印刷することができました。

easyレジンという名前の通り、だれでも簡単に出力できる大変優秀なレジンですね。


▲左 5.0s  右13.0s

さらにモデルを確認してみると、露光時間が長くするほど「細かい造形がしっかり印刷できるようになる」ということもわかりました。

ラフに印刷したいときは「露光時間短め」に設定してサクッと印刷。高精細に印刷したいときは「露光時間長め」に設定して印刷、という使い分けもできそうですね。

個人的には、9.0s~11.0sくらいまでが丁度いい露光時間だと感じました。

プリンターの設定をして本番印刷

印刷設定が出せたので、出力したい原型データを印刷してみましょう。使用するスライサーソフトは『CHITU BOX』です。

データはじゅごんさん(@Jugon_Sushi)製作の『ローポリ狐』をお借りします。

サポート設定はこんな感じ。サポート材の一番細い先端径は0.3~0.4mmくらいで設定しています。

印刷後

露光時間11.0sで印刷したモデルがこちら。


▲印刷状態の確認がしやすいようサーフェイサーを塗装しています

極細のお髭もしっかり出力されています。違和感のある太り方もしていないのでかなり優秀なレジンであることが伺えます。

ボディに刻印された文字も埋まること無くぱきっと印刷されています。

サポートまわりの太りもほぼ無く、同社のfastレジンよりも綺麗に印刷できている印象です。

まとめ

というわけでSiraya Tech社の『easyレジン』を紹介でした。

今後も購入したレジンのレビューを続けていきますのでよろしくお願いします。

それでは。