ディーラーが愛用しているイベント用の展示台を紹介!第二弾

モデラー

  • 柚P

 

こんにちは、柚Pです。

まずは先日に開催されたWF2025Wに参加された皆様、お疲れ様でした!

今回は「ワンフェスで使用されている展示台紹介・第二弾」ということで、いくつかのディーラー様の展示台を取材させてもらいました!その中でも気になったものをピックアップして紹介していきます!

まずは自分のディーラー「YZPhouse」から

2年前からほとんど変わっていませんね!!!!

大きく変更されているものがあるとすれば、写真左側の展示台の中身でしょうか。

2年前に作った展示台と同じアクリルパネルを使っているため、外見はほぼ同じに見えるのですが、内部フレームに「MISUMIアルミフレーム」を採用し、強度が格段に上がっています。

また、アルミフレームは自由度も非常に高いため、運用している最中に気づいた不満点などの追加改修も比較的容易に行えます。上部に取り付けられた「ポスター展示用パネル」も、後付で付け加えられたものですね。

「MISUMIアルミフレーム」を使ってフィギュア・模型で使える展示台を設計してみた

「アルミフレーム」を利用した展示台については、別記事にて作り方を詳しく紹介しているので気になる方は是非参考にしてみてください。

Glasses Sheep.様

Glasses Sheep.様で使われていた展示台も「アルミフレーム」が使われていました。

立ち上がった背景から緩やかに丸まり、そのまま天井に繋がるシルエットがとても可愛いらしいですね!!

どのメーカーのフレームを使われているのかは分かりませんが、MISUMIアルミフレームにも「曲げアルミフレーム」というものが見つけられました。

下手に直角ジョイントを多用するより、こちらの曲げアルミフレーム方式のほうがスマートに見えるので、いつか私の展示台でも取り入れてみたいですね。

側面も全てパネルで隠して、極力アルミフレームが見えないようにしている気遣いも素敵です。

照明にはUlanziの「VL110」を使われていました。

ディーラーだけではなく、展示会でフィギュアを飾られてれるモデラーさんにも人気ですよねこの照明。

内部バッテリー式なので本体のみで数時間の点灯も可能ですが、イベント展示で長時間使用したい場合は、Glasses Sheep.様が行われているような外部電源と繋げる必要がありそうです。

KumaKuma様

KumaKuma様のディーラーでは、キャラクターのイメージに合わせた色の背景紙で彩られておりました。

上から下まで一枚物のロール紙で繋がっているため統一感もあり、イベント使用中の汚れや破損にも対応しやすそうなメリットもありそうです。

展示台に高さがあるため、自分がしゃがまなくても作品が目線の近くに来るので、撮影がしやすく最高でした。

照明は、机にクランプするタイプの「バーライト」を使用しているようです。展示台に取り付ける物とは違い撮影の邪魔になりにくいため、これはこれで好き。

CBDesk様

こちらダンジョン飯を題材に、毎度、超素敵な作品で大バズリしあげている、しびさんのディーラーで使われている展示台です。

「柚Pの展示台の記事を参考にした」と言ってくださってましたが、私の記事を踏み台にして、さらに完成度の高い展示台に仕上げてあり驚きです。

パット見の外観は一般的によく使われているマルチパネルなのですが、照明の配置が素晴らしいと私は感じましたね。

「参考にした」と言っていたのはこちらのL字の照明だと思いますが、しびさんが実際に運用しているときは照明の向きが違うんですよね。あちらは横を向いてるんです。

確かにこの形なら、横向きで配置したほうが、センターのスペースが広く開けられるため、展示や撮影が容易になります。

さらにライティング的なメリットもありそうです。両サイドから同じ光量で光を当てるよりも、片方からの光を強く当てたほうが、物の立体感が演出しやすくメリハリも出せます。しびさん、流石です・・・!

POLY-TOYS様


▲撮影の向きが悪くてごめんなさい…

ライティングの関係で話をすると、こちらも面白い展示台を使われていました。POLY-TOYSのdokonさんです。

ゼンゼロ作品の繋がりでエレン・ジョーを見に来たつもりでしたが、展示台のほうでも面白いアイデアを採用されていて、ついつい話し込んでしまいました。

基本的に展示台で使われる照明といえば、作品の正面から光を当てるだけの方が大多数だと思います。かくいう私の展示台でも、正面からしか光を当ててません。

しかし本格的な物撮り現場では、後ろから光を当てて輪郭にハイライトを入れる「リムライト」という光源が使われることがあるようです。

この「リムライト」を展示台の狭い空間で上手に活用してあるのが、こちらの展示台。

▲「リムライト」の効果を分かりやすくするため、正面のライトを消してもらった写真。

被写体が背部からの光を受け、エッジ部分にハイライトを乗せることで立体感を演出しています。

ゼンゼロ作品なら、リムライトの光にに色を付けてゲーム中の雰囲気が出したりしても楽しそうです。

そういえばこちらでもUlanziの「VL110」を使われていましたね。そんなに良いなら私も買ってみようかしら・・・。

GSプロジェクト様

GSプロジェクト様では、アクリルパネル製のながーーーーーい展示台が使われていました。

このサイズ感だと、宅配便や手持ちでは搬入できなさそうですね・・・車両搬入組が羨ましい!

反対側から覗くと「イレクターパイプ」のようなフレームがチラリと見えました。

実は私もイレクターパイプを使って展示台を作ることを考えてた時期がありました。部材は全国のホームセンターどこでも手に入り、プラ製のジョイントで重量も軽く、丸パイプなので強度も十分ありますし。

ではなぜ採用しなかったかというと”分解が難しい”からですね。私は宅配便で搬入組なので展示台の組み立て分解の性能は必須となります。

イレクターパイプのプラ製ジョイントは、接着前提の渋みで作られているため、未接着状態だと組立時の強度が不足してしまうんですよね。一応、金属製のジョイントもありますが、重さと値段がネックです。

逆に言えば、これらの問題が気にならないユーサー、つまり分解組み立ての必要がなく、サイズの縛りもないのであれば、イレクターパイプでのフレームづくりはかなり良い選択肢になるというわけです。

mochi屋 様

もちもさんのmochi屋では、白ベースのマルチパネルを中心にカスタムされた展示台を使われていました。

側面と背面にグリーンのパネルが貼られているため、マルチパネルの安っぽさを全く感じさせない作りをしていますね。横一面に綺麗に繋がった背景がポイントですね。

プラダン サンプライHP50100 910×910ホワイト HP50100-WH 910910

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パネルの断面を見る感じ「プラダン」を使っているようです。※樹脂製のダンボール

プラダンにカラーの背景紙を貼り付けて作ってそうですが、どうやってプラダンに接着したの気になります。両面テープでしょうか?

プラダンはポリプロピレン(PP)製なので、難接着素材で扱いが難しいイメージがあります。

もちもさん不在のときにお伺いしてしまったので、詳しい話を聞きそびれてしまいました・・・。

Decimation Masters様

片桐さんのDecimation Mastersでは、初期の頃から私が記事で書いた展示台のアイデアで製作したものを愛用してくださっています。記事を書いた本人(私)は展示台をころころ買い替えてて申し訳ないです・・・。

ワンフェスでも使えるフィギュア展示台をアクリル板とアルミフレレームで自作してみた!

私が作ったのはこちらの記事で書いた展示台ですが、片桐さんの使われているものは、展示物が目線の高さに来るように背が高いサイズで作られているようです。

側面にも目隠しのパネルがあり、全体的にスタイリシュに仕上がっています。私の展示台でもサイドパネル採用するか・・・。

氪金村 様

氪金村で使われている展示台はとてもおもしろい形状をしています。実は前々回くらいのワンフェスから気になっていた展示台です。

蛇腹状の台座に鎮座するフィギュアは、なんだかとてもオシャレに見えてしまいます。

こんなハニカム形状をしてるので、もちろん潰せばコンパクトに折りたたまれるのでしょう。

デザイン性、展開するスピード感、コンパクトさ、どれをとっても素晴らしい性能なのは間違いなさそうです。

この展示台が何者なのか、気になったので調べてみたところ、どうやら「ペーパーベンチ」という名前で売られているそうです。

そして驚いたのが値段です。2万円もするのこれ~~!?

「ゆうて紙だから安いやろ」とか考えてましたが普通に高級品でした。ごめんなさい。

まとめ

というわけで展示台の紹介記事第二弾でした。

フィギュアの原型を作るのも楽しいですが、「どうやったら作品を魅力的に展示できるか」を考えるのもリアルイベントの醍醐味でもあります。

先人達が採用している素敵なアイデアをたくさん取り入れて、自分だけの最強の展示台を考えてみるのも楽しいですよ!

それでは。

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