圧倒的高品質・最高級レジン『ABS風ショーコフレッシュ3』の紹介!気になる性能や印刷設定は?

モデラー

  • 柚P

 

こんにちは。柚Pです。

今回の記事では兎美ショーコさん(@UM405chan)が販売するABS風ショーコフレッシュ3を紹介していきます!

これからABS風ショーコフレッシュ3を使われるという方はぜひ印刷設定の参考にしてみてください。

それでは続きからどうぞ!

注意
この記事は個人が趣味で書いているレビューです。レジンの性能を保証するものではありません。

ABS風ショーコフレッシュ3

ABS風ショーコフレッシュ3』は、兎美ショーコさんが運営しているUM405購買部(BOOTH)にて購入することができます。

兎美ショーコさんが個人で取り扱っているオリジナル商品ですので、価格は1000g入って9504円と少し割高ですね。

販売価格が高いのには個人販売という理由以外にもちゃんとあるみたいで・・・。

製造元のレジンメーカーに一番良いグレードをお願いしているということもあり、本当にレジンの質が良いです

印刷のしやすさ、色の濃さ、出力後の安定感、二次硬化後の切削性、などなど3Dプリンターの出力品を扱ったことのある方なら多分その違いに驚くはず。

とはいえ、やはり値段が高いのであまり贅沢な使い方はできません。ですので私はイベント用の原型出力をメインに使ったりしています。

知る人ぞ知る高性能レジンですので、常に売り切れ状態が続いています。『入荷お知らせメール』の設定をして在庫があるときに素早く確保しておくのが入手するコツです。

  • 難易度:簡単 ★★★★★
  • 粘度:普通 ☆☆★★★
  • 露光時間:普通 ☆☆★★★
  • モデルの再現性:非常に高い ★★★★★
  • 靱性:高い ☆★★★★
  • 剥離抵抗:弱い ☆★★★★
  • 洗浄方法:アルコールを使用

テスト印刷で適正な露光時間を探る

それでは3Dプリンターの設定を出すためテストプレートをいくつか印刷してみましょう。

テストプレートには、ショーコレジン専用の『ショーコプレートver2』を使用させてもらいました。

『ショーコプレートver2』は、性能の確認のしやすさ、印刷時間の短さなどのトータルバランスがかなり良いため、印刷設定をしっかり出したいときに便利です。

注意
『ショーコプレートver2』をショーコレジン専用のものですので、他社レジンで使用したときのトラブルや質問を兎美ショーコさん(@UM405chan)さんへ直接問い合わせるような行為はしないようにしましょう。

うちの印刷環境

出力品の印刷はプリンター機種などの周辺環境によっても大きく変わってきます。

参考までに、うちで使用している3Dプリンターの印刷環境も書いておきます。

▼そのほか詳しい印刷設定はこちら

ここからレイヤー層の露光時間だけ変更してテストプレートの状態を確認していきます。

注意

このテストで使っている3Dプリンター『sonic mini 4k』 はUVパワーが比較的弱い機種です。

ELEGOOのSaturn系やMars系で真似する際は、露光時間を1/2~2/3ほど短くしてテストしてみてください。

露光時間 2.0s/2.5s

大きな脱落などはないですが、全体的に痩せ気味なのでもう少し露光時間を増やしてやりたいところ。

露光時間 3.0s/3.5s

3.0sを越えたあたりからモールドが安定してきました。

UVパワーの比較的弱い機種の『sonic mini 4k』でこれだけ短い露光時間でここまで扱えるということは、UVへの反応がとても良いレジンを採用しているんでしょうね。

適正な露光時間の目安となるスリットも、もう少しで丁度いいところまで出力されそうです。

さらに露光時間を上げたテストプレートも印刷してみましょう。

露光時間 4.0s/5.0s

綺麗に出力されました。

Sonic mini 4k で『ABS風ショーコフレッシュ3』を使う場合は4~5.0sの露光時間が適正みたいです。

左から3本目の0.1mmのスリット板が出るか出ないかくらいが丁度いい露光時間の目安みたいです。

結果

紫外線への反応もよく印刷難易度も低いので、誰にでもオススメできるレジンですね。

ABS風ショーコフレッシュ3は昔のガレージキットのような色で、なおかつ不透明度も高いためサーフェイサーを塗装しなくても形状確認もしやすいです。

個人的にかなり気に入っているレジンの1つなので、たくさん売れて、たくさん仕入れて、いつでも買えるようになって欲しいですね!

プリンターの設定をして本番印刷

印刷設定が出せたので、出力したい原型データを印刷してみましょう。使用するスライサーソフトは『CHITU BOX』です。

データはじゅごんさん(@Jugon_Sushi)製作の『ローポリ狐』をお借りします。

サポート設定はこんな感じ。サポート材の一番細い先端径は0.3~0.4mmくらいで設定しています。

印刷後

露光時間は5.0sで印刷してみました。

▲サーフェイサーを塗装しなくても形状確認が非常にしやすいです。

不透明度が高いレジンなので、未塗装でもくっきり影が落ちてくれるの最高ですね。

ボディに刻印された文字も埋まること無くぱきっと印刷されています。

サポート周りの太りもほぼ無いですね。

これ以上の高性能のレジンを探すほうが大変ってくらいとても品質の高いレジンです。ぜひ一度お試しあれ。

まとめ

というわけでUM405購買部の『ABS風ショーコフレッシュ3』を紹介でした。

今後も購入したレジンのレビューを続けていきますのでよろしくお願いします。

それでは。

記事に関連するキーワード