光造形3Dプリンタ『ELEGOO Saturn 8K』の開封レビュー!詳しい性能や気になる点など!

モデラー

  • 柚P

 

こんにちは、柚Pです。

約2年前となる2021年、わたしはSK本舗『sonic mini 4k sk edition』を購入しました。そして月日は立ちまして2023年現在、ついに初めての8k機『ELEGOO Saturn 8k』を購入しましたー!

今回紹介する『ELEGOO Saturn 8k』は、今まで使っていたsonic mini 4kと比べると解像度もUVのパワーも出力サイズも大幅にアップしている上位互換のような存在です。

どれほどの性能差があるのか、さっそく開封してチェックしていきましょう!

 

 

ELEGOO Saturn 8k 着弾!

いままで3Dプリンタ-の購入するときはELEGOOをはじめ各3Dプリンターメーカーの国内代理店もしているSK本舗を利用していましたが、今回わたしはAmazonの『ElegooJP』から購入してみました。たぶんメーカー直販でしょう。

なぜAmazonを選んだか、理由はただ一つ『安かったから』です。私が購入したときは運良くセール中だったので¥61319で買うことができました。どうやらELEGOOは月に1~2回ほど定期的にセールをしてるみたいです。

ただし、値段が安い代わりに購入後に不具合が起こったときのアフターサポートで少々不安があるかもしれませんね。Amazonに問い合わせたらいいのか、ELEGOOに問い合わせたらいいのか・・・そもそも日本語でサポートがしてもらえるのか・・・。

そういったアフターサポートでも安心したいという方は、Amazonに比べると少々値段は上がりますがELEGOOの国内代理店でもあるSK本舗で購入すると安心でしょう。

スペック確認

  • 10インチ8Kモノクロ液晶:解像度7680×4320
  • XY解像度:0.0285mm
  • 出力サイズ :W219xD123xH210 mm
  • UV光源:28個のLEDマトリックスUV光源(第3世代ダブルコンベックスレンズ)

造形物の精密さに大きく関わってくっるLCDの解像度が8Kになっているので、10インチという大きな出力サイズにもかかわらずXY解像度が0.0285mmとかなり細かくなっています!

いままで使っていたsonic mini 4KでのXY解像度は0.035mmなので、それよりも細かい造形に対応できるようになっているということです。

出力サイズも大きいので、3Dプリンターを使った量産作業や、大型パーツの出力も難なくこなしてくれそうです。

さらにUV光源のパワーも上がっています

sonic mini 4kでは1レイヤーを硬化させるのに5.0秒かかっていたレジンが、Saturn 8kでは2.0~3.0秒にまで短くすることができました。約2倍くらいのUV光源のパワーアップです!

サイズ比較

早速開封してみました。今まで使っていたPhrozen社のsonic mini 4kのが可愛く見えますね。

  • sonic mini 4k:W250×D250×H330mm
  • Saturn 8k:W280×D240×H462.5mm

ただ、実際の数値としてボディサイズを比較してみると、Saturn 8kは意外とコンパクトなのかもしれません。

付属品チェック

さすがに3台目のプリンターとなると付属品の予想はなんとなくついてます笑

  • プラスチックのヘラ
  • スクレーパー
  • ゴム手袋
  • マスク
  • ストレーナー

活性炭入りマスクとストレーナーはありがたいですね。

他には、小型空気清浄機、ACアダプター、USBメモリー、六角レンチ、ネジ、取説、などが入っていました。

小型空気清浄機

ELEGOOの大型機には、このようなUSBタイプの『小型空気清浄機』を取り付けることができます。

庫内の空気を内部の活性炭を通して循環させることで、印刷中に発生するレジン臭を除去する仕組みです。

中身はこの様になっています。

活性炭フィルターはビニールで保護されているので、使うときは忘れずに開封しましょう。

最後は3Dプリンターの庫内にあるUSBコネクタに差し込んだら、内部の電動ファンが回り庫内の空気を循環してくれます。

とはいえ私は出力中に換気扇を回しっぱなしの人なので、あまり恩恵は感じられないかもしれませんが・・・。

Z軸キャリブレーション

ELEGOOの場合は『レベリング』って呼ぶんでしたっけ。

ようは、ビルドプレートとLCDを水平に調整する初期設定みたいな作業です。

まずレジンバットの両サイドにあるネジを緩めて取り外します。

付属の『レベリング用の厚紙』をLCDの上に載せます。

ちなみに純正レベリング用紙ですが、厚みを測ってみると0.3mmくらいありました。ということは、普通のコピー用紙は厚み0.1mmくらいなので、3枚折り重ねたら純正レベリング用紙と同じ厚みになり同じように使うことができますね。

プラットフォームを取り付けます。

このとき、プラットフォーム付け根にある2本ボルトを付属のM6六角レンチで緩めてフリーの状態にしておきましょう

プラットフォームの板がぐらぐら動くようになってたらOKです。

次にメニュー画面の『Tool』から『Manual』の画面を開き、🏡のボタンを押します。

するとZ軸が下がりプラットフォームとLCDが接触しレベリング用紙が挟まれます。

プラットフォームが動かないようしっかり手で押さえつけながら、もう片方の手で正面のネジをM6六角レンチで締め込みます。

先程と同じ要領で、右側のネジも締め込みます。

2点のボルトをしっかり締めたら、レベリング用紙はプラットフォームにしっかり挟まれているので指でつまんだ程度では動かせないでしょう。

ですので、次はパネルを操作して、Z軸を手動で0.10mmずつ上下に稼働させ良い具合のテンションに調整してやります。

  • 指でスルスル動かせる:緩いので、手動で0.10mmずつプラットフォームを下げて調整
  • 指で全く動かせない:キツイので、手動で0.10mmずつプラットフォームを上げて調整
  • 抵抗があるが指で動かせる:完璧。調整完了。

微調整ができたら、1つ前の画面へ戻り『Set Z=0』のボタンを押します。

Zの0の位置をリセットしますか?と聞かれるので『confirm』をタップ。

これでレベリング作業は完了です。お疲れ様でした。

手動でプラットフォームを上げて、レジンバットを取り付けて早速テスト印刷をしてみましょう!

初期不良の点検

ELEGOO Saturn 8k は6万円と趣味で使うだけの道具としてはかなり高価なおもちゃではありますが、全体的な3Dプリンター相場からしたらかなりの格安機種になります。

ですので筐体に組み込まれている「ネジ」「レール」「モーター」などの精密部品も、実際のところそれなりの品質の物しかついていません。

こういった事情から、格安3Dプリンターには当たり外れがあるため、ハズレの機種でありがちな深刻な初期不良がないか入念にチェックしておきましょう。

LCDの確認

メニューの『Tool』→『Exposure』からスクリーンとUVライトのテスト点灯ができます。

何秒照射するか設定したら『Next』をタップ。

深刻なドット抜けが無いか、文字が正確に表示されているか、などを確認します。

上の写真のようなロゴが問題なく表示されていたら点灯テストは完了です。

文字が表示されない、UVが光らない、などが起こっていたら初期不良ですのでサポートに連絡しましょう。

Z軸の精度確認

3Dプリンター唯一の可動軸、Z軸のブレがないか確認しておきます。

確認方法はTwitterのフォロワーさんが実際にやってたものを参考にしました。

適当にSaturn 8kの出力最大サイズ『210mm』程度の真っ直ぐな円柱や板のSTLモデルを用意してテスト出力させてみましょう。

このテストモデルの表面に横ブレや波打ち、大きな段差などが発生しなければOKです。

でました。

特別大きな段差や歪みは見られなかったので、Z軸の問題はなさそうですね。

まとめ

というわけでSaturn8Kの開封レビューでした!

価格の割にはかなり使いやすそうな良機体なので、興味ある方はぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか?

それでは。