この記事では「1/20 タミヤ PORSCHE 935 マルティーニ」のキットの製作について紹介していきます。
▼1/20 ポルシェ 935 マルティーニ製作まとめ記事
47年前のキットを最新の技術で蘇らせる!『1/20 タミヤ PORSCHE 935 マルティーニ 』製作記
目次
キット開封
まずは箱を開けてキットの状態を確認してみます。
昔のキットだからなのか箱内部のデザインも凝っており、開けた瞬間からワクワクさせられますね。
組立に必要な道具
キットの組立にはいくつか必要な道具があります。
- ニッパー
- デザインナイフ
- ピンセット
- 接着剤
- ヤスリ
プラモデルを頻繁に製作している方なら既に持っているものばかりですので、この項目はすっ飛ばしてもらって大丈夫です。
ニッパー
ニッパーは1000円~3000円程度のプラモデル用を選んでおけばOKです。安物のニッパーでも、切り口をナイフやヤスリで整えれば十分使えます。
ナイフ
ナイフは「ペン型」のデザインナイフがオススメです。100円ショップにも似たようなものが売っていますが、柄が折れやすかったりするので大怪我の恐れがあります。鋭い刃物の付いた工具ですので、数百円程度ケチらずしっかりしたメーカー製のものを購入しましょう。
ピンセット
このようなカーモデルでは細かいパーツを取り扱うことも多いので、ピンセットを1つ持っておくことで製作をスムーズに進めることができます。個人的にオススメなのは、「板厚がしっかりしたもの」で「ツル首タイプ」のピンセットです。
接着剤
今回のプラモデルはパーツ同士の組み立てに接着剤が必要なキットですので、「タミヤセメント」も用意しておきましょう。通常のタミヤセメント(白い蓋)の他にも、流し込みタイプのタミヤセメント(緑色の蓋)もあると便利に使えます。
ヤスリ
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ポルシェ935マルティーニを組み立てる前に
説明書の表紙には今回制作する「ポルシェ935マルティーニ」の解説が入っているので、さらっと読んでおきます。
「ポルシェ935マルティーニ」は、量産された市販車をベースに改造された車両を使ってレースを行う、メーカー世界選手権レース「グループ5(通称:シルエットフォーミュラ)」の耐久レースで使用されたポルシェのワークスカーです。
特徴的な紺、赤、水色、のストライプは「マルティーニストライプ」と呼ばれており、スポンサーでもある酒造メーカーの「マルティーニ」の象徴でもあります。
マルティーニはポルシェの他にも、F1のロータス、WRCで活躍した「ランチア」のスポンサーでも有名ですね。
そんなマルティーニですが、実は日本でも気軽に買えるお酒なんですよね。
バランスのいい甘めのスパークリングワインが有名で、近所のスーパーや酒屋さんなど、全国どこでも買うことができます。
アルコール度数も低めで飲みやすくデザート感覚で楽しめる発泡ワインなので、誕生日やクリスマスなどのお祝いごとにもぴったり。
普通に美味しいので私も年に何回か飲んでます。クルマ好き&お酒好きでまだ飲んだこと無いという方がいましたらぜひ飲んでみてください。
説明書を読みながらパーツ組立
それでは説明書を読み進めながら組み立てていきましょう。
今回は各工程で塗装作業を挟みながら進めるので、一度説明書の内容を読み込んでおき、しっかり「予習」をしておきましょう。
説明書の予習が済んだら、近所のスーパーで「マルティーニ」を入手し、お酒を片手にキット組み立てに着手していきます。至福の時間です。
古いキットではありますが、ニッパーでパーツを切り離して、切り口をナイフとヤスリで整えて、接着剤で組み立てる、という工程は今も昔も変わりません。いつも通りです。
ここで注意ポイント!
説明書に「塗装の指示」がありますので、この後の塗装作業がしやすいよう、色ごとにパーツを分けながら、必要な箇所だけ接着しながら組み進めていきます。
塗り分けが必要なパーツも全部組み立てちゃうと、後工程の塗装が大変になるんでね。
各パーツの組み立ては、色塗りが終わった最後に行います。
奥まったゲート処理
このように奥まった箇所にあるゲートには「細いヤスリ」があると便利です。
目立たない箇所はナイフで仕上げてもいいですね。
バリやパーティングラインの処理
金型からパーツを整形する都合で、「バリ」や「パーティングライン」が発生していることあります。
完成後に目立たない場所であったり、組み立てに支障がない場合は無視してもいいですが、そうでない箇所にできた「バリ」や「パーティングライン」は、ナイフやヤスリを使って丁寧に処理しておきましょう。
パーツの合わせ目

パーツ同士の継ぎ目を消したいときは「合わせ目消し」を行います。
合わせ目消しではみ出たパテは、ヤスリで整えて仕上げておきましょう。
シャーシの組立完了
色々すっ飛ばしましたが、ひとまずシャーシの組み立てが終わりました。
既にある程度の形になっているように見えますが、塗装時にバラバラに分解できるよう各パーツの接着はまだしておりません。
次回は、組み立てたシャーシを再度分解して、各パーツをエアブラシを使って塗装していきます。
つづく
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