こんにちは。柚Pです。
5月頭から製作を開始して約2ヶ月、ようやく完成しました。
というわけでこの記事では、ガンダムOOPに登場する機体『ヴァーチェフィジカル』の動画内で語りきれなかった製作内容について紹介していきます。
目次
ヴァーチェ フィジカル
まずはこの動画を見てほしい、と言いたいとことですが色々見せたいところがありすぎて40分オーバーの動画になってしまいました。
とても長いので、気になるキャプチャーだけ見るとか2倍速再生とか5秒スキップとか活用してみてください。
新規パーツについて
基本的な製作の流れは動画を見てもらうと分かると思いますので、この記事では動画内で見せれなかった部分を紹介していきます。
まずはこいつら。3Dプリンタで出力した新規の武装。
私はZBrushというソフトを使ってモデリングしてみました。美少女フィギュアやモンスターなどの有機的なモデリングで使われることが多いソフトではありますが、頑張ればハードサーフェスモデリングもできちゃいます。
めちゃめちゃ頑張った武装のデジタル造形ですが、動画では100倍速くらいの早送り(約10秒くらい)でしか紹介されていませんね。もったいない・・・。
早送りにした理由もちゃんとありまして「他人のモデリング作業見てもそこまで面白くないだとう」個人的に思っていまして・・・。
デジタル造形に詳しくない方からしたら「サクッとデータ作って印刷してパーツ完成~!」な印象を受けるのかなーとか考えてしまいます。こんな動画作っちゃうから3Dプリンターで何でも簡単に作れるって思われるんだろうな
という訳で、デジタル造形で作ったパーツ達の内容があまりにも薄かったので、少しだけ解説入れていきます。私の頑張りとこだわりを見てってください。
GNビームキャノン
左肩に担いでいるのはGNビームキャノンという武器。フィジカルなのに実弾兵器じゃないのかよ。
後方の赤い筒状のパーツが良いアクセントになっているカッコいい武器ですね。
パーツはこのように分割してみました。
できるだけ塗り分けの手間を少なくして、尚且つパーツ数も少なくする。さらにヤスリを面で当てれるようパーツ分割しておくと表面処理が楽にできますね。
実は印刷時の歪みでバレルが上向きに反ってしまっていますが、動画では分からないのでセーフです。
視聴者に気づかせなければ問題ない・・・。
GNフィジカルバズーカ
こっちが実体弾を発射できる方の武器、GNフィジカルバズーカ。
ガンダムビルドダイバーズに登場する「セラヴィーガンダムシェヘラザード」が逆さ持ちで使っていた武器として一瞬だけ話題になりましたね。
武器のグリップ部分は元キットを流用しています。
接続部は2mmプラバンに四角い穴を開けて製作。
分割はこんな感じになっています。ほんと最小限ですね。
探さないと見えない箇所ではありますが、フィジカルバズーカの裏側に放熱フィンを作っていたりもします。
これはガンダムアストレアのGNランチャーだったり、兼志谷シタラのライフル(アンクーシャ)を意識したものだったりもします。(あちらは海老川さんデザインのものですが)
組み立てると見えなくなります。
GNパンツァーファウスト
大きい版のGNミサイルみたいなものらしいです、どうやら貫通力が違うんだとか。
パンツァーファウストの先端パーツと腕に装着するためのマウント部だけデジタルで作り、残りの棒はWEVEの3mmプラ棒を使っています。
GNミサイル
データを作る工程も印刷するシーンも全てカットしていきなり登場したGNミサイルです。
3mm径の棒にC面つけて2つポッチつけただけという5秒で作れるものなので別にいいよね・・・
流石にこのサイズのパーツをすべて表面処理するのは大変だったので、厚めのサフ塗装のみ行いノータッチで仕上げています。
印刷ピッチは0.05mmですが肉眼ではほぼ見えないレベル。
穴に入ると積層痕もより目立たなくなるのでヨシ!
GN頭部
元キットのパーツとは全く形状の違うフィジカルの頭部。これにもちゃんとナドレの頭が入ってるみたいです。
私の技術ではこの頭部を作り切ることができなさそうだったので、頭部のデータ製作にはお友達でもあり強力な助っ人でもある四隅さん(@4cornerMMD)に手伝ってもらいました。
私「今度フィジカル作るんだけど頭作れそうにないから助けて~」四隅「ええよ~」と二つ返事で依頼を受けてくれ、話を振った翌日にはラフデータが上がってくるという仕事の速さ。
動画内の茶番劇(?)にも付き合ってくれて本当に助かりました。感謝。
今度一緒に美味い寿司でも食いに行こうな。
GNハンド
このパーツもサラッと登場しましたが、実はこのブログ内では何度か登場しているパーツでもありまして。
ガンプラで使えるハンドパーツをデジタル造形で量産してみた 光造形3Dプリンタ『Sonic Mini 4K SK Edition』を最速レビュー!光造形3Dプリンタ『Sonic Mini 4K SK Edition』を最速レビュー!
という感じで、データ製作をした2年前からこすり続けているOO系ハンドパーツでした。
1/100サイズのハンドパーツとなると積層痕もしっかり目立ってくるので、手を抜かず表面処理を行いました。
ただし動画では、パーツが小さく絵が地味すぎたので全カットしております。何の作業やってるかわかんなかったし。
LEDユニットの改造について
マスターグレードのガンダムOO系キットでは、公式のLEDユニットを仕込むことでGNドライブを光らせることができます。
MGヴァーチェにも、前と後ろ側の2箇所にLEDユニットを仕込めるように作られているのですが「後ろ側はランドセル背負ってるからいらなくね?」って思いましたので改造して頭部発光用の電源に改造させてもらいました。
組み立て済みで入っている商品を開封後即分解していきます。
LEDユニットは後から分解できるように作られていないのか、かなりキツめに蓋してありました。
基盤を摘出できたら、はんだごてで既存のLEDを取り外し、2ピンのICコネクタを再接続してやります。
これでICピンから電源(3V)が取れるようになりました。
あとはICピン対応のチップLEDを接続すればOKですね。
思ったより時間がかかりました。
作り始める前は「足なんて左右対称だから複製して揃えりゃ楽勝~」とか思ってましたが全然そんなことはなく、両足作る羽目になってしまいましたね。
あと通常のMSとは違い、中にナドレも入っているので単純にパーツ数が多い。
終わったときの達成感はありましたが、もうこのボリュームのキットで動画作るのはやめようと思います。次回は15分くらいの動画目指して!
それでは。
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