こんにちは。柚P(@yzphouse)です。
この記事では、スマホアプリのアークナイツに登場する『ショウ』のガレージキットの塗装について紹介していきます。
ショウのガレージキットはこちらから購入することが出来ます。
それでは続きからどうぞ。
目次
サーフェイサー・プライマーの塗装
前回の記事では、サーフェイサー・プライマーの塗装までやりましたね。
アークナイツ『ショウ』のガレージキットの作りかた!組み立て編
アークナイツ『ショウ』のガレージキットの作りかた!組み立て編
透明なパーツと肌色で塗るパーツには、フィニッシャーズの『マルチプライマー』を塗装。それ以外にはタミヤの『サーフェイサー』を塗装しています。
塗装する順番
色を塗る順番ですが、今回は「発色しにくい色」から順に塗っていくと効率的に塗り分けができます。衣装の蛍光イエローライン、パイロンのホワイトライン、などを先に塗っておくのがポイントです。
今回は
- サーフェイサー
- ホワイト
- イエロー
- 蛍光イエロー
- レッド
- 肌色
- グレー系、メタリック系
という順番でいきます。
服の塗装
ここからはパーツごとに紹介していきます。
まずは一番塗り分けが厄介な『服』の塗装から。
下地はサーフェイサー。
イエローラインの帯に下地のホワイトを塗装します。
その上から『クレオス キアライエロー』を塗装。
さらに上から『ガイア 蛍光イエロー 』を塗装。
イエローラインをマスキングして、その上からグレーを塗装。
服のグレーは『ガイア ミッドナイトブルー』をベースに、『クレオス 色の源マゼンタ』『クレオス 色の源シアン』『ホワイト』で色味と明暗の調整をしたものを使っています。
その他の衣装、靴とか手袋の濃いグレーも基本は同じレシピを使っており、明暗だけ調整したものを使ってます。
ズボンも、内側と外側の色の明るさが違うので、2色に塗り分けます。
手の甲の蛍光イエローのマスキングは少し難しいですね。
0.5mmくらいの細切りのマスキングテープでフチをぐるっと一周囲って、それ以外の箇所はマスキングゾルを使って覆うと楽にマスキングできました。
髪・尻尾の塗装
髪・尻尾のパーツは、どちらも独立しており塗り分けもないので、どのタイミングで塗装すればいいとかは無いです。
ここで使用した塗料は、ベースに『クレオス ヘンブBS4800/10B21』、2段目に『クレオス ダークアースBS381C/450』にホワイトとブラックを適量足して彩度を少しだけ落としたものを使っています。
尻尾も同じカラーで塗装しています。
溝部分に濃い色を細吹きして、立体的に見えるようにしてみました。
肌色の塗装
ショウくんの肌色ですが、露出が少ないということもあり塗る必要のあるパーツは4つだけです。
使っている塗料は、すこし前に調色したサフレスオレンジですね。
作り方は『ガイア サフレスフレッシュピンク』と『ガイア サフレスオレンジ』を混ぜて、『光沢クリアー』で色の濃さの調整をしてます。
後から瞳デカールを貼り付けるので、白目の部分に下地のホワイトも塗っておきましょう。
赤色のパーツ
赤色で塗るパーツは
- 斧
- 酸素ボンベ
- パイロン
があります。
斧と酸素ボンベに使用した塗料は『クレオス RLN23レッド』にイエローを少量足したもの。
パイロンは『クレオス GXハーマンレッド』です。
斧の刃先は金属の表面が出ているので、つや消しトップコートの塗装後、シルバーを筆塗りしておきます。
酸素ボンベのデカール
酸素ボンベには白色で7cmの正方形を塗っておきます。
私は塗り分けが面倒だったので、ハセガワのフィニッシュシート正方形に切り出したものを貼りました。
7mmの正方形の中心にデカールを貼ります。
それに合わせて、OXYGEN(酸素)のデカールを貼ります。
最後にデカールの保護とパーツの艶調整のために光沢クリアーを塗装します。
小物の塗り分け
塗り分けが特に大変そうな小物を中心に紹介していきます。
メガホン
メガホンを『ガイア ニュートラルグレーⅠ』+『ガイア インテリアカラー』で調色した色で塗装します。
そのあと、側面にある凹み部分に、エナメル塗料の『ジャーマングレー』を塗装します。
はみ出た塗料は、エナメル溶剤を含ませた綿棒で丁寧に拭き取りますしょう。一緒に○と□のボタンも拭き取るとそれっぽく仕上げることができます。
ついでにグリップの丸ボタンも塗り分けておきましょう。
円形のマスキングをするときは、ハイキューパーツの『円形マスキングシール』という商品がおすすめ。
メーター
酸素ボンベのメーターの塗装についてです。
メーターの裏側に溝が掘られてるので、エナメル塗料のブラックを流し込みます。
塗料が乾いたら、エナメル溶剤を含ませた綿棒ではみ出しを拭き取ります。溝に塗料が残ったらOK
溝の塗装が済んだら、正面の窓にマスキングをしておきます。
ここもでもハイキューパーツの円形マスキングシールを使用。
裏側にラッカー塗料のホワイトを塗装。
マスキングはそのままで『ガイア ニュートラルグレーⅤ』を正面と側面に塗装。
最後にスミイレ・トップコートで艶の調整をし、マスキングを剥がしたら完成です。
名札
名札のパーツにもデカールを貼りましょう。オレンジ色のこいつです。
付属しているデカールは、レーザープリンターを使用して自作したものなのでアウトラインがカットされていません。
新品のナイフで軽くなぞってアウトラインをカットしておきましょう。
台紙を水で濡らします。
パーツを濡らしておきます。
このデカールはかなり薄手で伸びやすいので、軟化性能の弱いマークセッター、もしくは水を使いましょう。
貼ります。
綿棒でなじませます。
マークセッターなどの軟化剤を使わずにデカールを馴染ませたい時は、50~60度程度のお湯を付けた綿棒で押し付けると曲面にも綺麗に定着してくれます。・
ヘルメットの紋章
龍門消防署の紋章の塗装についてです。
ベースに『クレオス GXレッドゴールド』を塗装し、写真のような感じでフチとその周辺をマスキングしておきます。
かなり凹凸の激しいパーツなので、フチ以外はマスキングテープよりマスキングゾルのほうが便利に使えました。
ゴールドのマスキングした後は、円形マスキングシールを駆使しながら【 ライトグレー→ホワイト→ブラック 】の順で塗装していきます。
適当に赤とゴールドで塗り分けたパーツと
合体!
ちょいと塗り分けが雑ですがヘルメットのシールドで見えにくくなるのでいいでしょう。
ガスマスクの塗装
一番マスキングが大変そうなガスマスクの塗装です。
私もどうマスキングするか悩んだ結果、全てマスキングゾルでマスキングすることにしました。
正面はガイアの『マスキングコートR』で、裏側はクレオスの『マスキングゾル』を使いました。
ガイアのマスキングコートRは、粘度高いし糸引くし視認性悪いしで非常に塗りにくいマスキング材ですが、乾いた後の塗膜がかなり固くなるため塗り分けしたフチが綺麗に仕上がるという特徴もあります。
マスキングコートを剥がしたあと、面相筆を使って軽くリタッチをして完成です。
ヘルメットの塗り分け
面倒くさそうなヘルメットの中の塗り分けは、エナメル塗料の筆塗りで対応します。
はみ出した箇所は溶剤を含ませた綿棒で拭き取ります。
ついでに、ヘルメットのフチの丸いやつの塗り分けも紹介しておきます。
このパーツも非常に複雑な形状をしているのでマスキングが大変そうに見えますが、フチをマスキングテープで覆い、残りをマスキングゾルで覆えば簡単にできました。
顔の仕上げ
まずは塗装した顔パーツに水転写デカールを貼り付けましょう。貼り付けかたは名札のデカールのときと一緒です。
次に口の塗装です。口にエナメル塗料の『レッドブラウン』を雑に塗ります。
溶剤を含ませた面相筆で、はみ出た塗料をトリミングし整形していきます。
開いた口の顔も塗っていきます。
エナメル塗料のレッド、イエロー、ホワイトの3色を調合して『サーモンピンク』を作ります。
こんな色
口の全体に塗ります。はみ出てもエナメル溶剤で拭き取れるので気にしない。
同じ3色で、もう一段階濃いめのピンクを作ります。
口のフチに塗ります。
はみ出た塗料を溶剤を含ませた綿棒で拭き取ればOKです。
瞳の光沢を残す
先にデカールの保護として光沢クリアーをパーツ全体に塗装しておきます。
光沢を残したい箇所に、練り消し系のマスキング材を貼り付け、この状態でつや消しトップコートを塗装します。
パーツがつや消し状態になったら、チークを入れましょう。
チークにはタミヤのウェザリングマスターHが簡単でオススメです。
チークを入れた後は、塗装保護のため再度つや消しトップコートを塗装します。
最後に、ピンクのエナメル塗料をつかって頬のラインを書き込んだら顔パーツは完成です。
台座の塗装
台座は製作者様の好みで好きな色にしてください。龍門のマスでも砂漠のマスでもマグマのマスでも・・・
台座には、オペレーターを配置したときに出てくる丸い円のモールドが入っています。
この円はホワイトとオレンジの2色でできているので、それに合わせて塗装していきましょう。
円の凹モールド全体にエナメル塗料のホワイトを塗装します。
さらに、ホワイトの部分をマスキングして、矢印だけオレンジで塗ります。
塗料のはみ出しをエナメル溶剤を含ませた綿棒で丁寧に拭き取ったら台座の完成です。
パーツのスミイレ
全パーツにスミイレをしていきます。
使用するのは、エナメル塗料の『ミディアムブルー』と『フラットブラック』の2つです。
私はダークグレーのパーツにはフラットブラック、ホワイト系のパーツにはミディアムブルーでスミイレをしてみました。
スミイレをすることで、異なる色で塗り分けた境目も綺麗に見えるようになります。
最終のトップコート
全パーツに『つや消しのトップコート』を塗装していきます。
光沢感を残したい服の蛍光イエローのラインや、メタリック系で塗装したパーツには、事前にマスキング処理をしておきましょう。
組み立て
塗装がしっかり乾いたら最後の組み立てに移りましょう。
パーツ同士の接着にはセメダインの『ハイグレード模型用』を使用しました。
この接着剤、接着強度はあまり高くないのですが、このキットではほとんどのパーツに大きめの各ダボダボを採用してるので問題ありません。
パーツに適量の接着剤をのせパーツをはめ合わせます。
乾くまでに少し時間がかかるのでゆっくり作業していきましょう。
胴体の組み立て
このキットで一番分かりにくいであろう胴体の組み立ての順番を説明していきます。
まずは右腕側から。
右腕と、右側肩紐のダボに接着剤を塗ります。
肩紐を軽く仮止め(完全に固定したら右腕が取り付けにくくなる)し、右腕を接続します。
右腕が完全に固定できたら、同じように肩紐も胴体と接続していきます。
後側の接続部は手が届きにくいのでピンセットを使うなどして上手いことやりましょう。
肩紐が胴体から浮いている場合は、ドライヤーなどでパーツを加熱し歪みをとってやります。
密着しました。
胴体中心の金具を取り付けます。
左腕側の腰紐を取り付けます。
左腕側の肩紐も取り付けます。一緒に酸素ボンベのメーターも接着剤で取り付けておきましょう。
四角のバックルを取り付けます。
私は最後に取り付けましたが、先にバックルを取り付けて組み立てたほうが楽でしたねこれ。
このへんで背中の酸素ボンベのフレームと肩紐を接続します。
腰と肩紐の3点で接続されるので取り付けが意外と難しい。
右腕側に無線機とガスマスクを取り付けます。
酸素ボンベのメーターにホースのパーツを取り付け、ガスマスクに接続します。
上手く取り付けられない場合は、ドライヤーでパーツを温めて形状を整えるなどして対応してください
最後です。忘れがちな名札を取り付けます。
このパーツはダボが非常に小さく保持が難しいので、接着剤が乾くまで仮のマスキングテープで固定してやりましょう。
完成
全パーツの組み立てが終わったら完成です。お疲れさまでした!
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