【2024年版】個人的にオススメな光造形3Dプリンター4選!初心者でも扱いやすい機種の選び方とは?

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  • 柚P

 

こんにちは、柚Pです。

この記事では、これから3Dプリンターを購入しようか検討している方に向けて『個人的にオススメしたい家庭用の光造形3Dプリンター』をいくつか紹介していこうとおもいます!

それでは続きからどうぞ。

3Dプリンターの選び方について

3Dプリンターを選ぶときに見ておくべきポイントとは?性能の違いを比較できるようになろう!

詳しい3Dプリンターの性能の見方・違いについては『3Dプリンターを選ぶときに見ておくべきポイントとは?性能の違いを比較できるようになろう!』の記事で詳しく解説しているので、事前に読んでおくと今回の記事の内容がより理解しやすくなります。

安定感抜群のハイスペック小型機『ELEGOO MARS 4 Ultra』

ELEGOO公式

大人気だったMers3が正統進化した『ELEGOO MARS 4 Ultra』は、現在も人気が高い機種です。

価格は安い時期なら3万円~から購入可能。

現在は後継機である『MARS 5』も販売されているため、型落ちの『MARS 4 Ultra』は、AmazonやELEGOO直営店で頻繁にセールを行っていますね。タイミングがよければ3万円台で購入することもできます。

初めて光造形3Dプリンターを買う方にもオススメの機種です。

基本スペック

  • 出力サイズ:153.36 x 77.76 x 165 mm³
  • XY解像度:0.018m
  • LCDサイズ:7インチ9KモノクロLCD

特徴

多くのユーザーが使っており、いまのところ大きな不具合も耳にしていないので、かなり安定した機種と言えます。

7インチ9Kモノクロパネルを搭載しているため、圧倒的な解像度の出力結果を得ることができます。

また、4点固定式のプラットフォームや、Wifi通信機能、金属製筐体、など基本的な性能はすべて持っているため、今後も長く使い続けることができそうです。

現在は新機種のMers5が発売されているため、気になってる方は早めに手に入れておきましょう。

新しいもの好きにオススメな小型機『Mars 5 Ultra』

ELEGOO公式

SK本舗で購入

Mars4の後継機であるMers5の最上位機種『Mers 5 Ultra』です。

価格は安い時期で4.5万円~から購入可能。

基本スペックはMers4とほぼ同じになりますが、それ以外の魅力的な新機能がいくつか追加されているようです。

新しいもの好きの方や、旧型モデルからのアップグレードをしたい方にオススメの機種です。

基本スペック

  • 出力サイズ:153.36 x 77.76 x 165 mm³
  • XY解像度:0.018m
  • LCDサイズ:7インチ9KモノクロLCD

特徴

一番大きな特徴といえば『チルトリリース機能』でしょう。

今まではプラットフォームが上下することで、硬化したレジンを剥がしていましたが、この機種はレジンタンク自体が傾くことでレジンの剥離を可能にしています。

これにより、印刷時間の大幅な短縮を実現しているようです。印刷時間を可能な限り短くしたいというユーザーにもオススメです。

他には『セクションベースの露光』という機能もあります。

各セクションごとに露光時間を微調整出来るという機能でして、露光時間の違うテストピースを1回の印刷で同時に出力することが可能というわけです。

頻繁に新しいレジンを導入して条件出しをする必要があるユーザーには嬉しい機能ですね。

さらに『停電復旧印刷』という機能も追加されています。

日本は自然災害の多い国とは言われていますが、停電がそんな頻繁に起こることはないでしょう。とはいえ、有るか無いかで言われたら、ある方が絶対いいです。

個人的に気になる点

ここまで素敵な新機能ばかり紹介しましたが、気になる点もいくつかあります。

まず『自動レベリング機能』のプラットフォーム。この形状、洗うのすごく大変そうじゃないですか。

私は前モデルの4点固定方式が安定してて好きだったので、ここは少し残念ポイント。

次に『電源ボタンの位置』について。前モデルはボディ前面にあって便利だったのですが、当モデルは右側面に移動してしまいました。

普通に押しにくいので全面に戻してほしい。

最後に『チルトリリース機構の隙間』について。チルトリリース自体は素敵な機能なのですが、そのせいで必然的に発生してしまう可動部の隙間が気になります。多少のレジンを溢しても大丈夫な形状とかにしといて欲しかったでかね。

Mers5(無印)について

ELEGOO公式

SK本舗で購入

同シリーズに『Mers5』という無印モデルが存在していますが、個人的にこれを選ぶくなら『Mers4Ultra』や『Mers5Ultra』を選んだほうがいいと思っています。

「私は絶対に”自動レベリング機能”と”6.6インチ4KモノクロLCD”が搭載された廉価モデルじゃなきゃダメなんだ!」って人は買ってよし。

おすすめの大型機種

続いて大型機種の紹介です。

小型機に比べ運用難易度の高い大型機ですが、使いこなすことができれば『圧倒的な生産力』『大型パーツの印刷』が可能になります。

入門用の大型機『Saturn 3 Ultra』

ELEGOO公式

SK本舗で購入

Saturn 3 Ultra』は、Saturn 3 の基本性能はそのままに、各種機能を追加した『高級志向モデル』となります。現在は最新型のSaturn 4シリーズが出ているので、型落ちモデルとなります。

価格は安い時期で6万円~と、大型機にしてはお手頃な価格です。

基本スペック

  • 出力サイズ:218.88 x 122.88 x 260 mm³
  • XY解像度:0.019 × 0.024 mm²
  • LCDサイズ:10.1インチ12KモノクロLCD

特徴

最近ではあたり前になってきましたが、Z軸に『ボールネジ』が使われており、駆動音や駆動ロスの低減がされています。

その他にも、4点固定式のプラットフォームや、Wifi通信機能、金属製筐体、と基本的な機能はすべて搭載されているようです。

型落ちモデルとはいえ、基本的な機能・スペックは兼ね備えているため、初めて大型機を使ってみたいという方にオススメでしょう。

ELEGOO最新大型機『Saturn 4 Ultra』

ELEGOO公式

SK本舗で購入

Saturnシリーズの最新モデルである『Saturn 4 Ultra』

価格は安い時期で7万円~からで購入できます。

基本スペック

  • 出力サイズ:218.88 x 122.88 x 220 mm³
  • XY解像度:0.019 × 0.024 mm²
  • LCDサイズ:10.1インチ12KモノクロLCD

特徴

基本的な特徴は前に紹介したMars5Ultraのものとほぼ同じです。チルトリリース機能、セクションベース露光、停電復旧印刷、などが搭載されています。

大型機では、リリースフィルムからレジンを剥離させるときプラットフォームに大きな力がかかってしまいがちですが、当機種では『チルトリリース機能』があるため、レジンの剥離に余計な負荷をかけず印刷することができます。

つまり大型機でこそ、チルトリリース機能が最大限活かされるということです。

また、筐体を覆っている『前面パネル』は、フリップアップカバーで簡単に開けるよう進化しています。

個人的に気になる点

大型機は「大量生産での運用」が多いため、使用するレジンの種類を頻繁に交換することはあまり想定されないのかもしれない。

が、やはりプラットフォームの自動レベリングの形状は不満。クイックリリースできるのは好きなんですけどね。

あと筐体全体に印刷されたグラフィックデザイン、あれぶっちゃけ無い方がシンプルでカッコいいと思うんですけどね・・・。とはいえ性能に関わらない部分なので気にしなければ問題はない・・・。

ELEGOOのプリンターを使ってるユーザーにオススメ『ミニヒーター』

冬場、印刷環境が20℃を下回ってしまうと、正常にレジンが硬化せず出力不良に繋がることがあります。

3Dプリンター玄人の方々は、事前にレジンを湯煎して温めたり、ヒーターパネルや電気毛布を使って暖を確保しながら印刷しているというのが現状です。

そんな問題を解決してくれるのがELEGOOの『Miniヒーター』です。

 

一部のプリンターには、ヒーター機能が搭載されている機種はありますが、既にELEGOO製のプリンターを持ってるのにわざわざ買い替えるというのもバカらしいものです。

対応機種として、Mars 5、Mars 5 Ultra、Mars 4 Max、Mars 4 DLP、Saturn 4、Saturn 4 Ultra、Saturn 3、Saturn 3 Ultra、Saturn 2、Jupiter SE などがあるようです。

多分ですが、プリンターカバーの裏側の右下に、庫内アクセス用のハッチがあれば取り付けられそうです。

これから本格的に寒くなってきますので、早めに冬支度をしておきましょう。

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