初心者がはじめるZBrush!デジタル造形について何も知らないけど3Dプリンターなどの機材を買ってみました。

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  • 柚P

 

こんにちは。柚P(@yzphouse)です。

いきなり始まった『何も知らない初心者が始めるZBrush』の記事ですが、思いのほか反響があってちょっと驚いています。

私と同じようにデジタル造形に興味があるけど、あと一歩が踏み出せないという人、わりと多いんですかね。この記事が少しでも参考になればよいのですが・・・。

さて、前回は『何も知らない初心者がはじめるZBrush!なにが分からないのか分からない人のための記事』でざっくりとZBrusuについて書いていきましたね。とりあえず、何も知らないまま「ZBrusuh」を買うところまでは無事に出来たといったところです。

今回の記事では、ZBrushと一緒に購入した周辺機材やら、ZBrushを操作していく上で必須となるであろう、初心者用の参考書なんかを紹介していこうと思います。

ZBrush

はじめはZBrushです(写真右側)、前回も紹介していますが「株式会社オーク」」さんで購入させていただきました。

あと、株式会社オークさんでソフトと一緒に「ZBrush ユーザーガイド」というのも購入してみました。(写真左側)

めちゃくちゃ分厚い本ですね、値段は8000円くらい。

実はこの本、どんな内容が書いてあるのか全く知らずにとりあえずで買ったんですよね。「後から買っとけばよかった~」ってなるのも嫌だったので。

買ってみて中身をパラパラ~っと読んでみたところ、こちらの本は「ZBrushの取扱説明書」って感じでした。

すべてのツールの使い方が詳しく説明されているような本で「こんなことしたいけど、どんなツール使えばいいの?」ってときに、逆引き辞書みたいして活用できそうなやつでした。

ただし、良くも悪くもいろんな使い方を別々にまとめてあるだけの本なので、ZBrushを使えるようになるためのチュートリアルとか、オススメの初期設定とかが書いてあるような内容ではありませんでしたね。

ある程度のレベルまでZBrushが使えるようになった、中級者~上級者向けのような気がします。

私は内容がほとんど理解できなかったので、開いてたページを閉じて見えないところにそっと収めました。また会う日まで。

初心者用の参考書

作って覚える!  ZBrushフィギュア制作入門

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ZBrushを始めるにあたって一番の意味わからないところが「何が分からないのか分からない」という点。

ああいった設計ソフトって、初心者向けの「チュートリアル」みたいなものは全く無いので、いざソフト開いても、何を使って始めたらいいのかすらわからないんですよね。スタート地点にすら立てないという。

というわけなんで、さきほど紹介したユーザーガイドとは別に、こちら『作って覚える!ZBrushフィギュア制作入門』という参考書も買ってみました。これでようやくスタート地点に立てるというわけ。

この参考書では、「美少女フィギュアを1体作るための工程」が紹介されてます。

ZBrushで美少女フィギュアを作りたい人”だけ”をターゲットにしている参考書ですね。人メインに解説されているので、ゴブリンとかモンスターを作りたい人は別の参考書を探してみたほうがいいのかも。

メインで制作していくのは、本のパッケージにもなっている金髪うさみみの女の子です。ナマモノ以外にも、簡単なメカの作り方とかも紹介されているみたいなので、アリスギアのフィギュアとか作りたい私にぴったり。

とりあえず、この本の半分くらいまでサラッと読んで見ましたが、本当に必要なことしか書かれて無くてZB初めての初心者にはかなりオススメできそう。

今後はこちらの参考書を見ながら製作を進めていこうかと思っとります。

サクッと読み進めて1体フィギュアを完成させられたら、また別の参考書も買ってみようかな。

しっかり身に付く ZBrushの一番わかりやすい本

しっかり身に付く ZBrushの一番わかりやすい本

まーてい
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実はさっきの参考書、友人から勧めてもらい購入したものなんですよね。そして、その参考書とは別にこちらの「しっかり身に付く ZBrushの一番わかりやすい本」も一緒にオススメしてもらいまして。

その方の話によると、この2つの参考書、「こっちの本には書いて無いけど、こっちの本に書いてある」って点がいくつかあるらしく、この2冊を買っておけばより完璧に近づける。らしいです。

私はまだ「しっかり身に付く ZBrushの一番わかりやすい本」は購入していませんが、いずれ買う予定。こちらはKindle版もあるので買うなら電子書籍版かな、移動中にスマホで読んだり出来るし。

ペンタブレット

ペンタブレットはZBrushで必要な入力機器なので絶対準備しておきたいですね。私が使用しているのは友人から譲ってもらったWacomのintuos4です。

ZBで使用するオススメのペンタブレットはWacomの製品ですね。Wacomなら何でもいいかと。

板タブレットでは、初心者用の『Wacom intuos』と、プロ用の『wacom intuos Pro』があります。性能の違いは、筆圧とか座標精度とか素材とか色々あります。あたりまえですが高ければ高いほうが性能がいいです。

個人的な意見ですが、はじめてペンタブを購入するという場合は『Wacom intuos』で十分だと思います。

そもそも板タブレットの扱い自体に慣れが必要なので、いきなり高級モデルを買ってもあまり恩恵を感じられないかもしれません。

格安モデルの板タブレットからはじめて「苦手だな~」と思ったら、液晶タブレットに移行するというのも手ですしね。液晶タブレットの値段はアホみたいに高いですが、直感的に操作できるので板タブレットが苦手という人は導入を考えてみてもいいかもしれません。

ちなみに、最近Amazonでペンタブレットを検索すると、中華の格安ペンタブレットばかり出てきますよね。私は怖くてよく買いませんが。

もし中華ペンタブを買うのであれば、通販ではなく家電量販店とかでアフターサポート受けられるようなところで買うのがよさそうですね、家電量販店で売ってるかわかんないですけど。ペンタブレットはソフトとの相性問題とかも結構おこるシビアな入力機器なので慎重に選びましょう!

3Dプリンタ

ZBrushでろくに原型も作れないくせに3Dプリンタも先に買っちゃいました。はじめに高額な機材を一気に購入して後に引けなくする作戦です。

何も知らない初心者からしたら、3Dプリンタにも色々と種類があるって、なにを選んだらいいのかよくわかりませんよね。

ちなみに、私もよくわからないのでオススメとかも紹介できそうにないですゴメンナサイ!

ただ、自分の3Dプリンタ購入する前に、ちょっとだけ勉強したのでそのへんをサクッと書いてみます。

『FDM方式』と『光造形式』とは?

2019/12/08追記 
Phrozen shuffleXLはSLA方式じゃなくDLP方式だよ!とご指摘を頂いたので修正しました。同じ光造形でもSLA方式とかDLP方式とか、その他色々と種類があるみたいです。なんか小難しくなってきそうなので、この記事内ではSLA方式・DLP方式なんかを『光造形』とひとくくりにさせてもらいました。

早速意味のわからない文字が出てきました。が、私もよくわかってないので大丈夫です。なんの略なんだろ?

個人でよく使われている3Dプリンタには、樹脂を溶かして積層する『FDM方式』と、光で液体レジンを硬化させて造形する『SLA方式 光造形』の2種類があるらしい。

  • FDM方式は、熱で溶かしたABS・PLA樹脂を積層させて造形する。私は「うにゅうにゅのやつ」って呼んでる。この方式は価格の安いプリンタが多いので、形状確認用とかのサブ機として持ってる人が多いですね。出力の性質上、積層痕がしっかりめに出てしまうので精密な造形の出力には向いてないイメージです。FDM式プリンターで高精度のものもあるみたいだけど、値段が数十万円~数百万円レベルになるので個人で買うのは難しそう。
  • 光造形式は、液体の樹脂(レジン)にUVかなにかの特殊な光を照射して樹脂を硬化させ、その積層で造形していく方式。精密な造形ができるぶん、取り扱いが大変で、3Dプリンターの値段が高いものも多い。しかし最近では数万円から入手できる格安モデルも増えてきている。ちなみに私が購入したやつもこの方式の3Dプリンターです。

ざっくりいうと、FDMは値段が安くて粗い、光造形は値段が高くて綺麗ってなかんじ!

美少女フィギュアを出力するので精密な造形は必須ですね、なので今回購入するのは光造形(DLP方式)の3Dプリンターにしました。

この光造形の3Dプリンターにも色々と種類がありますが、とりあえず私は評判の良さそうな『Phrozen Shuffle XL』を購入してみました。フローズンシャッフルでいいのかな?読み方わかりません。

おなじ「Phrozen Shuffle XL」でもバージョン違いがあり、他にも「Phrozen Shuffle」という無印モデルもあるみたい。そちらは出力するときの面積が小さく、そのぶん解像度が高いとかいくつか違いがあるらしい。知らんけど。

こちらの「Phrozen Shuffle XL」は『SK本舗』というショップから購入させてもらいました。ここね→https://skhonpo.com/

SK本舗さんは実店舗を持たないネット通販だけの会社っぽいですが、ちゃんとしたPhrozenの公式代理店らしく、なにトラブルとかあったときのサポートもSK本舗さんがしっかりやってくれるみたいなので購入後も安心ですね!

このプリンタの他にも、「PHOTON(フォトン)」という5万円くらいで購入できる格安3Dプリンタもあるらしいですが、設定に慣れるまでが大変という噂を聞いてるので今回はパス。「form2」とかも有名ですが値段が高いのでパス。「ハンター」はよくわからないのでパス。

それから3Dプリンタと一緒にこちらも購入。大型の超音波洗浄機です。

SLA方式の3Dプリンタは、液体レジンで造形するという特性から「出力品の洗浄しないといけない」らしいんですよね。

筆とかブラシとか使って手で洗ってもよさそうですか、レジン洗浄には、IPA(イソプロピルアルコール)を使うらしいのです。なんか溶剤を扱うので手で洗うのは面倒くさそうですよね~というわけで洗浄用の超音波洗浄機も導入しちゃいました。

正直なところ私自身、出力品の洗浄なんてしたこと無いし、そもそも3Dプリンタで出力したことすらもないので、これが本当に必要だったのかはわかりません。

3Dプリンタが18万円もして金銭感覚が狂ってたので「必要そうなものは全部買っちゃえ~」って勢いで買っちゃいました。

次回予定

次回から、ようやくZBrushを触りながらフィギュア制作作業を進めていきますよ!

とはいえ、参考書を購入してるのでそんなに迷わずサクサクっと作れそうな感じしますが・・・。そういう結果になったらそれはそれ。初心者でもそれなりにZBが扱えるようになる素晴らしい参考書だったからみんな買いましょうという話で終わりです。

それでは。