こんにちは。柚P(@yzphouse)です。
この記事ではフィギュアの「手」の製作について紹介していきます。
目次
手のバランスについて知る
まず、大まかでいいので「手の形」を把握しておきましょう。
といっても、このイラストはすごく大雑把なバランスなのであんまり参考にならないかもですけど・・・
手っぽく見えるようになる簡単なポイントだけ説明していくと
- 手首から手の甲の長さと指の長さが大体同じくらい
- 手の甲は台形
- 人差し指・中指・薬指はほぼ同じ長さ。関節の付け根の位置が違うだけ。
- 指先から第二関節、第二関節から第三関節の長さがほぼ一緒
- 指を曲げたときは手の甲側の長さは変わらないが、手のひら側の皮は内側に折りたたまれる。
なんてのが色々とあります。奥が深い。
Google先生とかで「手 書き方」とかで検索してもらえれば、ここの記事以上の情報がたくさん出てくるのでそっちを参考にしてみるのもいいでしょう。
色々書きましたが、結局は自分の手を見て参考にするのが一番手っ取り早いと思うんですけどね。
手を製作する
早速作っていきましょう。
まずは、図でも説明したとおり「手の甲」から製作していきます。
若干の台形のブロックを製作してアルミ線で腕に接続して位置合わせをしてやります。
アルミ線はそのままだと動きまくるので、エポパテで固定してやりましょう。
固定できたら、大まかな形に指と手の甲にパテを盛っていきます。
ちなみに、握らせている2mmのプラ棒(傘の柄になる予定)にはメンタムを塗って後から外せるようにしてあります。
手の裏側もそれっぽいのを作ります。親指とかですね。
パテが硬化したら、ペンで指のアタリを書いて彫り込んでいきましょう。
ナイフと彫刻刀で整えてみました。小指とか無意味に立て気味にしてやると、なぜか女の子っぽい手になります。
ちょっとこのままでは形状がわかりにくいので一度サフを塗装してみます。
まだまだ粗いので320番のペーパーで研いて表面を整えていきましょう。
磨きました。ちょっと綺麗になりました。
ここからさらに、指先に「爪」を作っていきましょう。
爪の製作
実は私自身も指の爪の製作は今回が始めてでしたので、あまり上手には作れてないかもしれませんが何かの参考になれば・・・。
まずは先程製作した手を用意します。
ベビーパウダーを混ぜて粘度をあげた「シアノン」を爪楊枝で指の先端に盛り付けます。
瞬間接着剤にベビーパウダーを混ぜてやると、切削作業も楽になるのでおすすめです。
瞬間接着剤が硬化したら、表面をペーパーで薄く整えてやりまして、
最後は爪のアウトラインをBMCタガネとかで整えてやれば完成です。爪っぽくなりました。
1mm幅あるかないかの指の上に爪を作るのは大変ですが、やってみたらはじめてでも意外と出来ました。
まとめ
手は顔と同じくらい情報量があり、とても難しいパーツでもあります。しっかり資料を見ながらカッコいい&かわいい手を作ってみてください。