この記事では、エナメル塗料を使ったスミ入れの方法をはじめ、作業中におけるコツや注意事項について詳しく解説していきます。
目次
エナメル塗料のスミ入れとは?

プラモデルのスジボリやモールドに影となる色を入れる「スミ入れ」の作業を、エナメル塗料の特性でもある高い流動性を活用して行われる技法です。
このエナメル塗料のスミ入れでは、タミヤが販売している「エナメル塗料」が使われていることが多いです。
タミヤのエナメル塗料以外にも、油彩系画材の塗料が使われることもありますね。
エナメル塗料を使ったスミ入れの注意点
作業を進める前に、エナメル塗料を用いたスミ入れ作業での注意事項を説明しておきます。
まずエナメル塗料を使ったスミ入れは、「全塗装されていないパーツにはNG」ということです。
残念なことにタミヤのエナメル塗料(エナメル溶剤)には、パーツに浸透してプラスチック樹脂を脆くしてしまう特性があります。
ですので、塗装されていない素のパーツにエナメル塗料を使ってしまうと、「パーツの割れ」や「色が浸透してあとから落とせなくなる」という問題が起こってしまいます。
未塗装プラモデルでもエナメル塗料のようなスミ入れがしたい場合は、GSIクレオスが販売している「ウェザリングカラー」という塗料がプラスチック樹脂との相性がよいのでこちらを活用するのがオススメです。
スミ入れに使う道具
スミ入れ塗装をするために用意しておく道具や塗料はこちら
- 塗料皿
- スミ入れ用のエナメル塗料
- エナメル溶剤
- 綿棒
タミヤのスミ入れ専用の塗料には、キャップ内に塗布用の「筆」がついていますので、瓶を空けるだけでそのまま使用することができます。
実際にスミ入れをしてみよう!

まずエナメル塗料を塗料皿に用意します。同じタミヤのエナメル塗料同士でしたら複数色を混ぜたものでも使うことができます。
タミヤの「スミ入れ専用塗料」を使う場合は、既に希釈済みなので撹拌してそのまま使ってくださいね。
写真のような瓶タイプのエナメル塗料からスミ入れ用塗料を1から作る場合は、専用のエナメルうすめ液で希釈する必要があります。
スミ入れ用塗料を作るときの希釈率はだいたい3~5倍くらいでしょうか。
薄く希釈しすぎてもスミ入れしたとき色が正しく発色しなかったり、逆に塗料が濃すぎるとスジボリに塗料が気持ちよく流れなかったりしますので、様子をみながら濃度の微調整をしてみてください。

希釈したスミ入れ用塗料は、筆をつかってパーツのモールドが入っている箇所に流し込んでやります。

エナメル塗料が毛細管現象により、スジボリの中をスーーッと流れていきます。
この作業をモールドやスジボリ全てに行います。このときモールド外に塗料がはみ出しても、あとから拭き取れるので安心してください。
作業が終わったら塗料が乾燥するまで1-2時間ほど待ちます。
スミ入れ塗料のはみ出しの拭き取り

スミ入れした塗料が乾燥したら、エナメル溶剤を含ませた綿棒を使って拭き取っていきます。
綿棒は100円ショップで購入できる安いものでもいいですが、出来れば綿がしっかり巻いてあり毛羽立ちにくいものがいいですね。
広い面のはみ出しには普通の綿棒で拭き取り、奥まってたり細かい箇所には先の細い「ベビー綿棒」を使って上手く拭き取っていきます。
他にも、各模型メーカーが販売している化学綿棒もスミ入れの拭き取りで有効に使うことができます。
スミ入れ完了

全てのスミ入れが拭き取れたら作業完了です。モールドに影の色が入って、立体感のある仕上がりになりましたね。
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