こんにちは、自称”展示会マナー講師”の柚Pです。
みなさんは「模型展示会」には行かれたことはありますでしょうか?
模型展示会は、SNSで見かけた素敵な作品が生で見れたり、憧れのモデラーさんに直接会えたりもするとても素敵なイベントです。私もよく参加しています。
そんな楽しい展示会ですが、やはり人が多く集まるイベントなので些細なトラブルがどうしても起こってしまうもの。たびたびSNS上でも問題になりってたりしますね。
というわけで今回の記事では、そんなトラブルの元となりうる初歩的な問題から、気配り上手な展示会マスターになるためのポイントを簡単にまとめてみました!
それでは続きからどうぞ。
目次
展示会マナー初級編
これすら守れない人は最悪出禁になっても文句が言えないレベルで最低限のマナー。
清潔感に気をつけよう
展示会などのイベントは、大勢の人が集まる会場で行われます。
1人で生活するぶんには自由にしてもらっていいと思いますが、せめて人と合うときくらいは清潔感に気をつけた格好で参加できるよう心がけましょう!
- 綺麗に洗濯された服を着る
- 前日に風呂に入って体を洗う
- 朝起きたら歯磨きをする
整髪剤で髪を整えろとか、香水を付けて好印象を狙いにいけ、とまでは言いません。最低限の、衣類の洗濯、歯磨き、風呂、この3つをするだけでも全然違いますよ。
展示作品に触れるな
当たり前すぎて、なんとコメントしたらいいか困りますね。
プラモデルやフィギュアなど、非常に繊細なものが多いので基本的にお触りはNGです。
家族で来られる方はお子さんの動向にも注意してあげててくださいね。
万が一作品が破損するトラブルが起きてしまっても「子供がやったことだから・・・」で済む話ではない金額がかけられた貴重な作品もありますので、子供から目を離さないよう気をつけながら展示会を楽しんでください。
海賊版を持ってくるな
終わってます。一発で出禁です。てかそもそも海賊版を買うなバカタレ。
・・・ってくらい目の敵にされるし、SNSでもボコボコに叩かれまくるので、自分のためにも絶対に海賊版キット・デカールを使った作品は持ってこないようにしましょう。
展示会のルール・レギュレーションを守ろう
展示会毎にルールが決められている場合は、しっかり守って楽しく参加しましょう。
また作品の展示方法についても、レギュレーションに収まった内容のものを持ち込むようにしましょう!
展示会マナー中級編
気持ちのいい展示会にするために心がけておくとよい事をまとめてみました。
展示作品に上から目線で物申さない
展示会には、他人の作った作品に対して知識マウントをとってくるようなコミュニケーションをする方も来られます。
気の知れた身内同士でなら全然問題ないと思いますが、展示会でしか合わないような他人にまで同じノリで絡まれると普通にウザいし迷惑です。
気になる作品を作られた作者様と話をするときは敬意をもって楽しくコミュニケーションをとりましょう。
過度な作業を会場内でしない
「展示作品が搬送中に壊れたので瞬間接着剤で直す」くらいなら全然アリだと思いますが、塗装、プラ・パテで工作、ヤスリがけ、といった大掛かりな作業はできるだけ行わないようにしましょう。
模型展示会はイベント用の貸し会場を使ってる場合がほとんどですので、塗料を使ったり大量のゴミや粉の発生する作業は基本的にNGです。
どうしてもやる必要がある、という場合は展示会を運営しているスタッフに相談するなり、最寄りの模型工作スペースを利用するようにしましょう。
名札・リュックの取扱に気をつけよう
作品を覗き込んだとき首から下がってる名札が作品に接触してしまったり、振り返りざまに背負っているリュックサックが作品や人にぶつかったりというトラブルは多いです。
対策として、名札は安全ピンで取り付けられるタイプを活用したり、展示品を見て回る際は横方向に飛び出しにくいボディバックを利用するというのもいいかもしれませんね。
もらった名刺の扱いに気をつけよう
展示会などのイベントに参加すると、たくさんのモデラーから名刺を頂く機会があるとおもいます。
用意している名刺はほぼ趣味で作られてるものなので、勤め先や本名が書かれていることは無いでしょうが、メールアドレスなどの個人情報が書かれていることもありますので、取り扱いに注意するに越したことはありません。
- 貰った名刺をSNSに投稿しない
- コンビニや駅などの公共のゴミ箱に捨てない
どうしてもSNSで自慢したいくらいデザインに凝った名刺を貰ったときは、無許可でSNSに公開せず、名刺を貰った本人に「SNSに名刺の写真載せてもいいですか?」という許可をとるようにしましょう。
展示会マナー上級編
ここまで実践できれば展示会マスター。気配りの達人です。
隣の参加者に挨拶しよう
良い展示会は、良いコミュニケーションから。
「こんにちは、隣で展示させてもらう◯◯です。今日はよろしくお願いします。」くらいの最低限の挨拶をするだけでも印象は大きく違います。
はじめの挨拶があるだけで、そのあと何かトラブルがあったときのコミュニケーションも取りやすいというものです。
作品前での立ち話に注意
自分の作品の前や、制作者さんと作品の近くで立ち話するのは全然構わないと思いますが、作品の前で全く関係ない人が長話してると普通に邪魔です。
また、自分もしくは制作者さんの作品の前で長話するときもでも、作品観覧の邪魔になってそうなら「その場から一歩引ける」くらいの周りを見る余裕があるとより良いですね!
自由展示の持ち込み数
展示会では、一般参加者が自由に持ち込みをしていい「フリースペース」を設けている場合もあります。
フリースペースに持ち込みできる作品数が明記されている展示会もありますが、明記されてない場合でも「何個でも置いていい!?」ではなく、常識の範囲内(多くても3個くらい)にとどめておきましょう。
飛び入り参加でもたくさん展示したい。1作品だけどサイズが極端にデカい。という場合は、事前に運営スタッフに相談しておいたほうがいいですね。
カメラや展示台などの光源の配慮
最近では、作品をより魅力的に展示をするため展示台に照明が設けられていたり、綺麗な写真を撮るため大型のライトやフラッシュの付いたカメラを持ち歩いてる方をよく見かけることがあります。
どちらも「展示物をより良く見せたい」「作品の綺麗な写真を撮りたい」という展示会を楽しもう&楽しませようとする素敵な考えからの行為です。
しかし使い方を一歩間違えれば、隣の展示作品にまで光が届いてて迷惑だったり、自分の機材が発している光源が他人の撮影に悪影響を与えていたり、なんてこともありえます。
同じような問題で「UVライトで蛍光塗料を発光させる展示」のUVライトの光が一般客の目に入ってきた、というのもよく聞きます。
強い光は周りの環境に大きく変化を与えるものですので、周りに十分配慮して運用するようにしましょう。
おわりに
こんな記事読まなくても、大半の方はこれくらいのこと当たり前に出来ているでしょう。
モデラーとかは関係なく、自分がされたら嫌なことはしない。そんな相手のことに気を使える”展示会マスター”になりましょう。みんなで。
それでは。
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