車用エアコンフィルターを使って塗装ブースを集塵機に改造してみた!

モデラー

  • 柚P

 

こんにちは。柚P(@yzphouse)です。

三年ほど前に、クレオスの塗装ブースを使って集塵機を作る記事を書きましたが、みなさん覚えてますでしょうか?

そのとき作った集塵機は、Φ75mmのアルミダクトを使用して作業中に発生する粉塵を室外へ強制排気という少し強引なものでした。

しかし、アルゴファイルのラップボード5を使いだしてからというもの「粉塵を直接外に排気するというのはいかがなものか」という気持ちが芽生えてきました。(とはいえネロブースで塗料ミストや有機溶剤を直接排気してるのであまり綺麗事ばかり言える身でもありませんが・・・)

というわけで、今回は室外に粉を排気しないクリーンな集塵機の自作をしてみようと思います!

ラップボード5からのアイデアを頂く

ラップボード5では、蛇腹状のフィルターを使用することで作業中に発生した粉をキャッチするという仕組みになっています。

とても簡易的ですが集塵能力は十分にあります。この構造を真似して作ってみましょう。

 カーエアコン用のフィルターを探す

まず、丁度いいサイズのカーエアコンフィルターを探してきます。

エアコンフィルターに求める条件としては

  • 入手性が良いもの
  • 値段の安いもの
  • シロッコファンの大きさと一致しているもの

があります。

色々探してみたところ、ダイハツのタントやミラ、ミラジーノに使われているエアコンフィルターが良さそう。

とりあえず値段が一番安かったモノタロウで買ってみました。(後で失敗するんですけどね。)

https://www.monotaro.com/p/3758/1686/?displayId=5

1200円の安物なのでちゃんと使えるか分かりませんが、これを基準に枠を作っていきましょう。

以前の集塵機を分解

以前に作った屋外排気式の集塵機は、解体して素の状態に戻しておきます。

分解清掃できるよう作っていたので楽に元通りにできました。

取り外した木材やアルミダクトは、ゴミ処理場へ持っていき適切に処理しておきます。

プラバンで枠を作る

エアコンフィルターを取り付けるための枠の製作をしていきます。

使用するのはタミヤの1.5mm厚のプラバン。

設計図書かず行き当りばったりで進めちゃってるので、ここからはかなり適当に解説していきます。許して。

まずはエアコンフィルターの厚み+1cmくらいの幅の短冊を4本用意します。

幅を+1cmにしたのはフィルターとファン間のクリアランス確保のためですね。隙間があったほうがフィルターの全面で吸ってくれそうなので。

切り出した短冊は、プラ用接着剤を使って四角い枠状に組み立てておきます。

この中にエアコンフィルターが「カポッ」とはまるようにしていきたいですね。

ファンと枠の干渉をなくす

枠をファンにあてがって取り付けられるか確認してみます。

ベタ付けするためには干渉している箇所がいくつかあるので、枠を加工してピッタリ収まるようにしてやりましょう。

上側は排気口と干渉してしまっているので

フチを丸く切り欠いてやります。

シロッコファンの外枠に干渉している箇所もあったので、切り欠きを作ってやってめり込ませました。

枠にフタをする

エアコンフィルターの枠を作ったはいいが、このままでは穴だらけなのでフタをしてやります。

プラバンを切り出して仮置きしてみました。

シロッコファンの外装が飛び出している箇所があるので、そこにだけ段ができちゃいましたね。

では、下側(大きい方)のフタにシロッコファンの空気吸入口を作ってやりましょう。

シロッコファンとプラバンをあてがって、見物合わせで「ここらへんが中心かな」ってところに鉛筆で印を付けてセンターを出します。

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コンパスカッターを逆回転させて、空気吸入用の円を切り抜きます。

ピッタリですね。

ファンの表面に飛び出しているなべ頭のネジも干渉するので、5mmくらいの穴を開けてかわせるようにしておきます。

作業中、「シロッコファンの金属プレートでエアコンフィルターの枠を固定できそう」ということに気付いたので、やってみたら上手くいきました。

これによりエアコンフィルターの枠とシロッコファンの固定に成功。

ネジ固定になったことで、メンテナンス性も上がっていい感じですね!

空気を吸い込むための穴が開けれたので、すべてのプラバンを接着して固定してやります。

プラバン同士の隙間が空いてしまったところは、空気が漏れないようL字のプラ材を貼り付けるなりして塞いでおきましょう。

エアコンフィルターのフィッティング

基本形は完成したので、最後にエアコンフィルターのフィッティングをしてやります。

フィルターを取り付けてみたところ、上部分に5mmほどの隙間があきました。

あいてる隙間には5mmのL字プラ材を貼り付けて対応。

フィルター両端にスポンジが付いているおかげて、いい感じにテンションがかかってフィットしてくれます。

これにて枠は完成です。

塗装

プラバンの白色が気になったので、缶スプレーで黒く染めました。

全体の色が統一されて「既製品っぽさ」は出せたかな。

エアコンフィルター式集塵機 完成!

前方にあるシロッコファンの吸入口にエアコンフィルターを取り付けるだけという、超お手軽な集塵機が完成しました!

ラップボード5は薄型なので机に平置きできますが、自作したこいつには厚みがあるため立てて運用することにします。

私的には、パーツのヤスリがけ中に舞う粉を吸ってほしいだけなので、横向きでも十分機能してくれそう。

では実際に使ってみましょう!

使ってみた感想

ちょうどパーツ磨きの仕事あり1ヶ月がっつり使ってみたので感想を書いていきます。

性能面については、私が満足できるくらいの集塵能力はありました。

空間に浮遊する粉だけキャッチしてくれればいいという考えで作ったので、そこまでの高性能を私が求めてないというのもありますけど。

さらに、物は試しということでハンダゴテ用の温度コントローラーをシロッコファンに取り付けてみたところ、回転数のコントロールも出来るようになりました。(モーターにはよくないかもだけど)

回転数をうまいこと調整すれば、適度な吸引力かつ静かな駆動音で運用することも可能に。

駆動音、吸引力、コンパクトさ、どれも満足いく性能です。

しかし、一つだけダメだった点もありました。

ダメだったのは、エアコンフィルターのほう。(白いのは全部粉)

ヤスリがけした粉がエアコンフィルターを貫通してしまっています。

フィルターを貫通した粉はシロッコファンを通り空気中に散布され、手元どころか部屋中が粉だらけにしてしまいます。

集塵機にエアコンフィルターを使うの自体がダメなのか、それともモノタロウの激安エアコンフィルターがダメなのか・・・。

というわけで、ダメ元でPIAAの三層式プレミアムエアコンフィルターを買ってみました。

花粉やPM2.5などの細かい粉塵にも対応しているとのこと。値段はモノタロウエアコンフィルターの約2倍の2600円!

高級エアフィルターに交換したところ、排気側が汚れなくなりました。

フィルターで集塵性能が大きく変わるのでケチっちゃダメですね~。これで快適にヤスリがけ作業ができます。

引き続きエアコンフィルター式集塵機を運用していくので、また何か進展がありましたらこの記事に追記していきたいと思います。

それでは。