こんにちは。柚P(@yzphouse)です。
ヤスリがけを行った時や、完成してからの展示中など、プラモデルがホコリや粉にさらされるシチュエーションって意外と多いですよね。
細かい溝に入り込んだ粉や塗膜の上に付着したホコリなどは、専用のブラシを用意することで効率的に除去することが出来ます。
というわけでこの記事では、色々な「粉を取る専用のブラシ」を紹介していきます!
目次
タミヤ モデルクリーニングブラシ
ホコリや粉を効率的に落とせるブラシとして「タミヤ モデルクリーニングブラシ」が有名ですね。既に広く知られている高性能除電ブラシの1つです。
パソコン用のホコリ取りブラシとは違い、毛に強いコシがあるので対象物に負担をかけることなくホコリを取り払うことが出来ます。
モデルクリーニングブラシは特殊な作りをしており、種類の違う2つの素材から作られています。先端にぴろっと飛び出している長めの白色の毛が「PBT樹脂毛」、少し短いグレーで光沢のある毛が「有機導電性繊維」。
コシのあるPBT樹脂毛でホコリを効率的に落とし、有機導電性繊維が対象物の静電気を除去しホコリが再定着するのを防ぐという特徴があります。
静電気を除去する能力が優れているので、模型以外にもコーヒーミルやキーボードの掃除に使ってるというユーザーも多いようです。Amazonのレビュー欄を覗いてみると色々な使い方をしてる人がいて面白いですね。
ブラシの尻のキャップを取り外すと、PBT樹脂毛の斜筆が付いています。
細かいモールドに入り込んだ削り粉や、頑固にこびりついたホコリを取るのに最適です。
値段も1200円程度とそんなに高くないのも嬉しいポイントですね。
このモデルクリーニングブラシ、私もかなり愛用していまして、「汚れてもいい製作に使う用」と「塗装前や仕上げで使う用」の2本用意してあります。
エアブラシなどで塗装するパーツも一度このブラシで除電してやることで、静電気でホコリを吸着しづらくなり綺麗に塗装することができます。
エアダスター
ホコリや粉の清掃といえばこれ!
「エアダスター」を使えば、圧縮空気の力で対象物に触れること無く、ホコリや削り粉を一瞬で吹き飛ばすことが出来ます。
ホコリ・削り粉取りの性能だけで見ると、これ以上に使える機材は無いでしょう。
しかし、エアダスターを導入するのも簡単ではありません。いつくか必要な機材があります。
- サブタンク付きのコンプレッサー
- エアホース
- 集塵機
エアダスターを使用するには、強力な圧縮空気が必要です。逆に言えば、高い圧力が出せるサブタンク付きの模型用コンプレッサーを使用している方なら簡単に導入できますね。
追加で、吹き飛ばした粉を吸い込んでくれる「集塵機」を手元に用意してあると便利です。私はネロブースの中でエアダスターを使ったりします。
toolsisland(ツールズアイランド) エアコンプレッサー オイルレス ミニコンプレッサー 静音 簡易日本語 説...
▲こういうタイプのピストン式コンプレッサーがオススメ
最高圧力が0.4MPa程度ありサブタンクが2~3Lのものがついていれば十分です。3秒くらいはエアダスターが使えます。
コンプレッサーとエアダスターの接続には、タミヤの「3連ジョイント」を使っています。
しかし、模型用のエアブラシ周辺機材で使われているネジは(1/8PF)なので、一般的に売られているエアダスターのネジ(1/4PT)には使えません。
ですので、変換ジョイントを上手いこと使用して連結させていきましょう。
私の場合は、
【コンプレッサー(1/8PF)】⇔【タミヤ3連ジョイント(1/8PF)】⇔【ブレイドホースS-L(1/8PFと1/4PF)】⇔【変換ジョイント(1/4PF-1/4PT)】⇔【ソケットカプラー(1/4PT)】
で接続しています。
ネジの規格がごちゃごちゃになってて少々分かりにくいですね、種類は1/8PF、1/4PF、1/4PTの3種類だけなので上手いこと接続してください。
エアゾールタイプのエアダスターも使えるよ
「コンプレッサーを使ったエアダスターは難しいけど、どんな使い心地なのかは一度試してみたい」という方にはエアゾールのダスターがオススメ。
常用するにはコスパ悪いですが、500円程度で購入出来るので使用感を試すだけならピッタリですね。
表面に積もっているホコリから、スジボリに入りこんだ頑固な粉まで一発で綺麗になるので気持ちいいですよ。
まとめ
外に飾ってる完成品の定期的なクリーニングにはタミヤ モデルクリーニングブラシ、ヤスリがけ作業や塗装前で徹底的に粉を払いたい場合はエアダスター、2つの方法を上手に使い分けて楽にホコリを除去しましょう!
それでは。