プロモデラー

ガンプラ・プラモデルを綺麗に撮影したい!撮影環境・カメラ設定のポイントを徹底解説

 

こんにちは。柚P(@yzphouse)です。

SNS投稿やweb・雑誌のコンテストなどで必要になってくるプラモデルの撮影。みなさんはどんな環境でプラモデルの撮影をしていますか?

綺麗に撮影されたプラモデルの写真は色んなところで見れますが、実際にどんな環境で撮影されているかまでは分からないものです。

というわけでこの記事では、私が使用している撮影ブースと道具を例に 「ガンプラ・プラモデルの完成写真の撮り方」について詳しく書いていこうと思います!

使用する道具について

まずは、完成品を撮影するための撮影ブースを準備しましょう。部屋の風景が写りこまないよう専用の背景を作ってあげます。

使用する背景には、「紙」「布」「PVC製背景」などがありますね。私はよくPVC製の背景紙を使っています。

他には

  • 独特な模様が特徴の、レザック紙や和紙
  • 美少女フィギュアなどの可愛さを引き立てるハートや星のようなカラフルな模様の布
  • 高級感を醸し出す大理石調のプリントーペーパー

など色々な用紙が背景として使えます。作品に合った背景紙を探してみてください。

プロの撮影スタジオでは、色んなシチュエーションの撮影に対応するために数百種類の背景紙をストックしてあるとか・・・

続いて、カメラの手ブレを抑えるための三脚も必ず用意しておきましょう。

綺麗な写真を撮るためには出来るだけ「手ブレ」をなくしたいわけなのですが、そのためには三脚が必須となってきます、

ISOを下げたり、F値を絞ったり、露出を上げたりするとシャッター速度は非常に遅くなり、手持ち撮影はほぼ不可能になってきます。

はじめは安いもので十分です。2000円程度で購入できるので持ってない方は必ず購入しておきましょう。

最後にカメラですね。これが無いと始まりません。

使用するカメラは、大型の一眼カメラでもコンパクトカメラでもスマホでも写真が撮れればなんでもいいです。

当たり前ですが、スマホ撮影より一眼カメラで撮影したほうが綺麗な写真が撮れるので、できればちゃんとしたカメラを用意しておきたいところですね。

ちなみに、私が模型撮影でよく使用しているカメラ・レンズは「ニコンD7200」「単焦点のマクロレンズ」です。

▲マクロレンズは被写体に接近して撮影することができる特殊なレンズです。

写真が撮れる環境を整える

道具が揃ったら、次は写真を撮れる環境を準備しましょう。

自然光を使用する

撮影用の光源になる専用のライトを持ち合わせていな場合は、窓から入ってくる自然光を利用してみましょう。一番身近な光源でもあり、導入コストが0円という手軽さもあります。

私の部屋の窓はすりガラス状になっているので、窓からはソフトな光が入ってきます。

窓を開けて、直射日光をそのまま被写体に当てると、直線的でくっきりとした影が落ちたハイコントラストな写真を撮影することも出来ます。

ガンプラ撮影の技術!「自然光」を使って数倍カッコよく魅せる撮影テクニックとは?

ガンプラ撮影の技術!「自然光」を使って数倍カッコよく魅せる撮影テクニックとは?

自然光を使った撮影は、ジオラマなどのリアル系の模型で使えますね。自然の影が落ちるので「スケール感の分からない写真が撮れる」という効果があります。

太陽光を使うメリット

  • 色鮮やかな写真が撮れる
  • 光が強いのでシャッター速度も早くできる
  • 点で光るのではなく、窓全体の面で光っている光源が使える

デメリット

  • 光源の位置が調整できない
  • 太陽が出ていない時でないと使えない
  • 雲の動きによって光の強弱が変わったりする
  • 部屋の間取りによっては太陽光が入ってこない

などが挙げられます。

スタンドライトや撮影用ライトを使用する

お金に余裕があり機材に投資出来るのならば、「フォトラ」「撮影用ソフトボックス」を使うのもおすすめです。

もちろん、「デスク用のスタンドライト」や、「クリップライト」でも問題なく使えます。

フォトラ PHOTOLA 商品撮影用機材 基本セット (日本製) PH001

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▲プラモデルの撮影でよく使用されている簡易撮影用ライトの「フォトラ」。雑誌等で活躍している有名プロモデラーにも多数の愛用者がいるみたいです。折りたたみ式の”レフ板”も付いていてちょっとした物撮りから本格的な撮影まで幅広くこなせるライトです。

▲ホームセンターなどで購入できるようなクリップライトでも撮影の光源としては十分に使えるでしょう。

▲本格的なカメラマンが使用しているイメージの強いソフトボックスですが、中華製なら1万円前後の手軽な値段で購入することができます。

最近の中華製はかなり品質が高くなってきているので意外とバカに出来ないですよ。

ソフトボックスの使用レビュー記事についてはガンプラ撮影で使える「ライトスタンド」を買ったので使用レビューをしてみるで詳しく書いているので興味があればご覧ください。

ガンプラ撮影で使える「ライトスタンド」が超使える!?中華クオリティでも損をしないお買い得設備の紹介

カメラの細かい設定について

ガンプラを撮影をする上で知っておくと便利なカメラの基礎知識について勉強しよう!

カメラで写真を撮るにあたって、カメラの設定をある程度理解しておく必要があります。

このワードさえ理解できてれば十分です。

  • 絞り
  • 露出
  • ISO感度
  • ホワイトバランス(WB)
  • セルフターマー
  • シャッター速度

このワードががよくわからない!という方は、別の記事で詳しく解説していますのでガンプラを撮影をする上で知っておくと得をするカメラの基礎知識こちらを参考にしてみてください。

プラモデルの写真を撮ってみよう!

ここまでの機材を揃えて、カメラの設定を調整できるようになれば、後は写真を撮るだけです。

作ったプラモデルを撮影ブースに立たせてみましょう。

撮影ブースの準備

それでは撮影ブースを準備していきます。

私が使用するのは、木材で出来た折りたたみ式の机です。ホームセンターで2000円くらいで売られてます。

これを組み立てれば、900×900mmの大きな机ができます。

背景紙を固定する用の金網を設置します。

これは100円ショップで適当に見繕ったものです。

▲背景紙を固定するだけなので、このようなPOPスタンドのようなものでもいいですね。

背景紙をL字に配置します。

背景紙のフチは浮き上がらないよう養生テープで固定しておきましょう。

ライティングについて

ライティングについてですが、私の場合は

  • 背景だけを照らすライト(中央)
  • 被写体を斜め上から照らすライト(左)
  • 被写体を側面から照らすライト(右)

の3箇所に設置しています。この位置は撮影する物によっても変わったりしますが。

背景だけを照らすライトですが、これは白背景を使った撮影で有効な手段です。

作品を照らしてる光よりも強い光を背景に当ててやると、写真を現像したときに背景の白さがより強くなります。しかしやりすぎてしまうと逆光みたいになって変な感じになるので、上手いこと調整してみてください。

また、撮影時には余計な室内の照明は消しておきましょう。こうすることでソフトボックスから出る光だけが作品を照らしているという環境をつくれます。

プラモデルの配置について

撮影ブースの奥行きの広さにもよると思いますが、プラモデルは立ち上がっている背景からできるだけ遠くに置くようにします。

こうすることによって背景紙の壁感が無くなり、狭苦しさを感じさせない写真を撮ることが出来ます。

三脚でカメラを同じ位置に固定したまま、作品の向きだけを変え「正面」「側面」「背面」「斜め」などの色々な角度から写真を撮ります。

他にも、注目してほしいポイントを接写したり、上から撮影してみたり、アオリ気味で撮影してみたりしてカッコいいと思える角度を探してみましょう。

撮影中に背景の色が合わないと感じたら、思い切って別の色の背景紙にしてみるというのも手ですね。

黒背景を使えば、カッコいい・クールといったかっちりとした印象を強めることも出来ます。

しかし考えて使わないと、「白いプラモデルに白背景」「黒いプラモデルに黒背景」のような、背景と作品が同化していて分かりにくい写真になる恐れもあります。

ですので、無難に使える背景色として「白」「黒」「グレー」の3種類を用意しておけば安心ですね、作品のカラーに合わせて臨機応変に対応していきましょう。

カメラ設定や位置やズーム距離について

プラモデルを撮影するときは「絞り優先モード」を使うのがおすすめです。ここで設定した絞り値はF10くらい。

他にもホワイトバランスや露出の調整も忘れすにやっておきましょう。

カメラの位置についてです。

ガンプラなどのキャラクターモデルを撮る時は、カメラの高さを「被写体のと同じ高さ」くらいにしてやると良い感じになります。

ただし、この高さだけが正解という訳ではないので、色んな角度で撮影してみて自分がいちばんいいと思える角度・高さの写真を沢山撮ってみてください。

レンズのズームについてですが、私の場合はカメラのレンズを50mmほどズームさせた状態で作品から離れて撮ります。

ちょっと分かりにくいですが、作品とカメラはこのくらい離れています。

どのくらいの枚数撮影すればいいの?

私の場合ですが、プラモデルの写真を撮るとき1作品の撮影だけ50枚~100枚という撮影枚数はザラにあります。

その中から写りの良い写真だけをピックアップしていき、10~20枚の良い写真だけを残していきます。そこから更に厳選した1枚をSNSなどに使ったりしています。

ちなみにプロのカメラマンさんに聞いた話だと、仕事で使う必要な枚数と構図をあらかじめ決めておいて、その数ピッタリの枚数を撮影するんだとか。

そのほうが、写真を選んだりする時間や手間が少なくなるので仕事も早くなる・・・らしい。私には真似できません。

写真をPCやスマホに取り込んで現像してみよう

現像ソフトCapture NX-Dを使ってプラモデルの写真を綺麗に編集してみよう!

現像ソフトCapture NX-Dを使ってプラモデルの写真を綺麗に編集してみよう!

撮影した写真をPCやスマホに取り込んで、専用の現像ソフトで手直ししてjpeg画像に出力してみましょう。

ニコンのカメラだと「Capture NX-D」という付属の現像ソフトがあります。各カメラに付属している専用ソフトを探してみてください。

現像ソフトでは、RAWデータで撮影した写真を細かく調整することができます。

  • 明るさ調整
  • ホワイトバランス補正
  • 色味調整
  • リサイズ
  • トリミング
  • 傾き調整

他にも色々な便利な機能があります。

調整が終わったら、写真をjpeg形式に出力してみましょう。このとき画像サイズも指定できるので、自分が必要な解像度をしていしておきます。

「開始」のボタンを押すとjpeg形式に変換が始まり、指定した保存先に画像が出力されます。これで現像作業は完了です。

現像ソフトは、かなり便利なツールなので是非使ってみてください!

撮影の小技

やる必要はないけど、覚えておくと便利かもという小技を紹介します。

アクリル板の反射で作品の高級感アップ!

光 スミホリデー アクリル板 透明 3×320×545mm A000-3S

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背景紙の上に透明なアクリル板を置くことで、反射を生かした高級感のある写真を撮ることが出来ます。

私の場合は白色アクリル板を使っていますが、色は透明でも構いません。

被写体が床に反射することで、普通の背景紙で撮影するものよりも高級感のある写真になります。

カーモデル・バイクモデルなどの撮影におすすめですね!

奥行きのある作品を綺麗に撮影する方法

カーモデル、ミリタリーモデル、戦艦、などのプラモデルの撮影は、奥行きがあるので被写体の全体にピントを合わせるのが非常に難しいです。

上の写真もフロントの一部にしかピントが合っておらず、全体のシルエットがぼやっとしてます。こういう場合は、画像編集ソフトを使った「ピント合成」をしてみましょう。

プラモデルの写真のピントが合わない問題を解決!Photoshopを使ったピント合成技術

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この記事ではPhotoshopを使用してピント合成のやり方を解説しています。