【YZP月間webマガジン】今月は「マスキング作業のノウハウ」について解説しました!▶▶

【自作フィギュアの作りかた】パテを使って素体を作ってみる

こんにちは。柚P(@Nitori_cucumber)です。

この記事では、フィギュアの身体となる「素体」を作っていきます。

前回の顔の製作【自作フィギュアの作りかた】フィギュアの顔・髪のつくりかた。でも使用した「グレイスカルピー」で製作を進めていきます。

体の基礎となる「芯」から製作する

いきなりパテで形状を作るまえに、まずはアルミ線を使って「芯」を作っていきましょう。

使用するのはダイソーで購入した「1.0mmアルミ線」です。

アルミ撚り線を製作する

このままではパテの肉付きが悪いので撚ってあげます。

こんな感じにねじれていてばOKです。

「手で撚るのめんどくさい」という人は

回転する電動ドリルにアルミ線を咥えせて作業するとわりと簡単に終わります。

これで芯となるアルミ撚り線ができました。

撚ったアルミ線を「資料」を参考に等身大サイズに加工する

撚ったアルミ線を等身大の資料と合わせていきます。

最終的にこんな形になればOKです。

アルミ線の全周にパテを盛るので、芯はできるだけ身体のラインの中心にくるように作ります。

アルミ線同士の結合は、相手のアルミ線に一回転させるように絡ませて、

ペンチで潰してして固定します。針金をカシメるイメージですね。

アルミ素材は柔らかいので簡単に潰して固定することが出来ます。

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芯が出来たらポーズを取らせてみる

全体のバランスを見るために顔のパーツも取り付けておきます。

アルミ線を動かす(曲げる)箇所は、あらかじめ作っておいた資料の関節位置を参考にしましょう。

肉が盛り付けられている状態をイメージしながらポーズを決めていきます。

ポーズか決まったらパテ付けしてアルミ線を固定していく

ポーズが決まったら、アルミ線の上からパテを盛って固定していきましょう。

ここで使用するパテは「グレイスカルピー」ですね。焼いたら固まるので作業性がとても良いです。

グレイスカルピー 454g

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まだ虫みたいでキモいです。

こんな状態のフィギュアってあんまりSNSとかに上がってこないですよね。どうせ写真をのせるなら完成後の綺麗で可愛いフィギュアにしたいと思うのは当然のことですし。

ちなみに、めっちゃ上手な原型師さんならこの工程で、肋骨、骨盤、といった、ほとんど形が変わることのない大きな骨を先に作っている事が多いです。

人体のパーツは、形の変わらない骨の上に柔軟な筋肉、その上からお肉・皮、がのっかって出来ているので、「骨」から作ることによって破綻をできるだけ無くすという意味があるのでしょう。

私はまだ骨とか筋肉とかも部分的にしか勉強出来てないので、そういった高度な技は使えませんが・・・

話を戻して作業を進めます。

グレイスカルピーは厚盛があまり得意ではないみたいなので、ここで一度焼き固めます。

焼き固めたら、再度パテを盛ってアルミ線を固定していきます。

ちょっずつ人っぽくなってきました。

身体のラインを作る

先程製作した芯の上からさらにパテを盛り付けて身体のラインを作っていきます。

この身体のラインについては、私が拙い日本語で説明していくよりちゃんとした資料を買って読んだほうが参考になると思います。

ついでなので、私が参考にしている本を紹介しておきます。

身体の資料となる本の紹介

ANATOMY SCULPTING(アナトミー・スカルプティング) 片桐裕司 造形テクニック

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モンスターからロボット、男性、女性、おじいちゃんまで幅広く作ってます。めっちゃすごい。

ただし、ほんの内容の半分が片桐裕司さんの作品画集なので、どうやって作ってるのかだけを知りたいという人にはあまりオススメ出来ないかもです。

後半のページから男性、女性、老人の虚像、の製作について詳しく記載されていたりしてます。体の骨や筋肉の動きなども詳しく解説されてるので私からしたらこれだけでも十分参考になります。

人体のしくみ―CGデザイナーのためのグラフィックバイブル (CG world+digital video special book)

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飯島 貴志
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身体の筋肉・骨の形、をピンポイントに詳しく知りたい時に便利な本です。

それ以外にも、人が動くときの動作について詳しく解説されてたりもします。例えば、人が椅子から立ち上がるときの重心の動きとか、走る動きの基本だとか色々。

CGデザイナーのためのグラフィックバイブルという名前がついている通り、CGで人体モデルを動かしたりする人にもターゲットがあるのでしょう。

スカルプターのための美術解剖学 -Anatomy For Sculptors日本語版-

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アルディス・ザリンス, サンディス・コンドラッツ
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最近だとこれも気になってるんですよね。値段がすごいのでまだ手が出せていませんが。

Amazonの商品ページ内にある参考イメージだけでもめっちゃ参考になります。いつか買う。

ラフの完成

そんなこんなで体のラインを作ってみました。

いやそこが一番難しくて知りたいところなんだが????という方も多いでしょうが、私が説明するよりも、お金を払ってちゃんとした資料を参考にして作ったほうが絶対にためになると思いましたので・・・。

実際の作業としては、素体を作ったとき同様にパテを盛って、

スパチュラで整えて、

形を作るという感じです。特に変わったことはしてないです。

背中側もまだつんつるてんです。肩甲骨すら作ってません。

全体のラフを作った上から微修正を加えていくのが私の作りかたなので・・・。

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作ったパーツを分割して作業性をよくする

アルミ線にパテをそのまま盛っただけでは、入り組んだ部分を作り込めないのでパーツを分割してみましょう。

ここで分割するラインは、今後も使うであろう分割面になると思うのでしっかりラインを決めてからカットしていきます。

ちなみに、写真でカットしているのはパンツのラインですね。

カットラインが決まったらナイフを入れていきます。

超音波カッターを差し込んで強引にカットしていきます。

エッチングソーとかを使って分割をしてもいいですね。密度のあるパテを切るときはアサリの付いた細工用のノコとかがおすすめです。

オルファ(OLFA) ホビーのこ 167B

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ざっくりカットしたら粗い部分が表にでてきました。

ちなみに超音波カッターを使えば1.0mm程度のアルミ線くらいなら普通に切れます。

パテがちゃんと盛れてなかった部分は、追加でパテを盛って整えてやりましょう。

まだラフなのである程度の形になっておけばいいです。後からいくらでも修正できますので。

腕が作りにくいので上半身も分割しておきました。

ここから腕や足、胴体を作り込んでいきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まだまだラフに近い形状出しですが、ここがすべての基準となりますのでしっかりと考えながら作っていきましょう。

次回は身体のラインを細かく作っていきます。