ハイキュープリントで圧倒的クオリティの水転写デカールを自作してみた!

モデラー

  • 柚P

 

こんにちは、柚Pです。

プラモデルやガレージキットを購入したとき、キットに『水転写デカール』が付属していることがありますよね。

今回は、そんな水転写デカールを自作できるサービス『ハイキュープリントを利用してみたので、その感想を書いていこうと思います!

それでは続きからどうぞ。

ハイキュープリントとは?

ハイキュープリントとは、模型用品を扱うメーカーでもあるハイキューパーツが運営する水転写デカール印刷サービスです。

A5サイズ~の小ロット印刷に対応する『トライアルコース』や、100枚入以上の印刷に対応する『標準コース』などがあります。

価格は、トライアルコースで「A5サイズ:5500円~」と、とてもリーズナブル。デザインデータを作れる技術さえあれば簡単に利用することができます。

印刷方式には、特殊なインクをつかって高精細な印刷ができる『SIJ印刷』、箔を転写してホログラム・メタリック印刷なんかもできる『CF印刷』の2種類あり、作りたいデカールのデザインによって使い分けることができます。

通常コースとトライアルコースの違い

大きな違いについては公式ページに詳しく解説されているのでこちらをご確認ください。

ちなみに、私が注文した『通常コース』のサービスでは、

  • SIJ印刷・CF印刷どちらも利用可能
  • 印刷前のデータチェック有り
  • 下地白データの製作は必要無し
  • ハーフカットサービス有り

となっています。トライアルコースの方とは少しだけ違う内容になっているので注意してください。

まずは入稿用のデカールデータを作ろう

注意

ここから水転写デカールを製作する工程を紹介していきますが、基本的にはハイキュープリントの公式ページに記載されているルールに従って入稿するようにしてください。

入稿データーの仕様や、FAQもしっかり読んで理解しておきましょう。

早速ハードルが高くなりますが、入稿用データの製作にはAdobeの『Illustrator』というソフトを使います。

「Illustratorなんて使えない!」「高くて買えない!」って方は、Illustratorが使える友人を探して作ってもらいましょう。

というのも、現在ハイキュープリントでは Illustrator CC以降の『ai形式』のみの入稿しか受け付けていないようなので、残念ながらそれ以外の選択肢は無さそうなんです。

逆にIllustratorを所有している人はラッキーです。こんなに都合の良いサービスはありませんので積極的に活用していきましょう。

Illustratorは所有しているが、入稿データを作成する知識も技術もない!って方はこのような参考書もあります。

CMYK・RGB、フォントのアウトライン化、パスのオフセットなどなど・・・入稿するだけでもある程度の知識は必要になってきます。ハイキュープリントさんに極力迷惑をかけないよう、自信が無い方は事前に勉強しておきましょう!

さらに、ハイキュープリント公式のハウツーも充実しているので、目を通しておくとより良いデータが作れると思います。

ベクターデータのベジェ曲線でハンドルでアンカーポイントとセグメントをあーだこーだする

Illustratorの機能『ペンツール』を使ってパスを引いていきます。

作りたいデザインが決まっていれば、その写真や画像なりを背面に配置してトレースすると作業がやりやすいですね。

私の場合は、自分で面相したキットパーツの正面から撮った写真を下地にパスを引きました。

パスの引き方などIllustratorの詳しい使い方を書いてたら膨大な文字数になってしまいそうなので、その辺は各自調べて挑戦してみてください。

製作したデータを仮印刷してサイズ調整

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デカールのデザインが完成したら、サイズを102%や98%に拡大・縮小させたものをいくつか複製し、市販の水転写デカール用紙に印刷して、実際の原型パーツに貼ってフィットするか確かめてみます。

「サイズが合っているか」「局面に貼り付けたときに歪みが出ないか」などを見つつ、デザインデータのサイズや形状を微調整しておきます。

そんなこんなで微調整が終わりデータが完成したら、指示されたとおりに入稿用データを作ります。

ちなみに今回は『通常コース』での対応をしてもらえるため、入稿時点でハイキュープリント側で「データチェック」があるようです。楽しみですね。

ハイキュープリントで注文の確定をさせて入稿をする

デカール製作の注文を確定すると、入稿するための専用ページへのURLが記載されたメールが届きます

送られてきた専用ページにさきほど作った入稿用データを追加したあとは、ハイキュープリントの作業が始まるのを待つだけです。

数日したら「データを確認した」とのメールが届きました。

ちなみに私の場合は「A8サイズで注文してるけど、各データをもう少し詰めたらA9サイズのシートでも入りそうだけどどうする?そっちのが値段も安くなるよ?」って内容でした。めちゃ優しい!

もちろんその提案を受け、レイアウトを微調整してからA9サイズに変更してもらうことにしました。

それ以外は特に何も言われなかったので、あとはテスト印刷が届くのをひたすら待つのみです。

2週間後、テスト印刷が届く

数日後、印刷に問題がないかを確認するためのテストデカールが届きます。

ここでは、標準コースの注文時に『【調整必要】印刷所で色を4段階に自動調整して試作印刷。校正時に色が選べます』を選んだので、3種類の色変更パターンを用意してもらえました。

ハイキュープリントでは色鮮やかなRGBでのデータ入稿も対応しているので、ちゃんと理解してデータを作っていれば理想通りの鮮やかな色も簡単に作れると思います。

しかし私は、RGBで入稿できることを知らずCMYKのデータを作ってしまい、本来よりくすんだ色で仕上がってしまいました・・・。

色変更を選んでおいて良かったです・・・。というわけで、黄色見が強めに出てる『色変更2』で本番印刷をしてもらうことにします。

他にも、『白インクの濃さ見本』や『CMYKの色味見本』も同封されているので、気になる点があればメールで伝えて印刷に反映してもらいましょう。

さらに1週間後、本番印刷のデカールが届く

テスト印刷が問題なければ『問題ないので本印刷を進めてください』とメールの返事をします。

するとさらに1週間後、本印刷の終わったデカールが届きます。

今回は150枚ほど注文したので大量に入っていますね。

1枚1枚丁寧にOPP袋に入れてくれているのもありがたいです。

150枚ちゃんと入っているのか枚数を数えてみると、注文枚数よりも若干多めに入れてもらえてました。ありがたや。

印刷精度の確認してみよう

当たり前ですが、めちゃめちゃ綺麗に印刷されていますね。

実際に家庭用のプリンターとどのくらい解像感が違うのか比べてみましょう。

家庭用のプリンター

家庭用レーザープリンターのリコー『SP C260L』で印刷した瞳デカールです。

下側はものさしのメモリです。1マス1mm。

続いて『ハイキュープリントのSIJ印刷』です。インクの粒が圧倒的に細かいですね。

ここまで拡大しても印刷の粗はほぼ見えません。

並べて比べると圧倒的ですね・・・。なんだか家庭用プリンターが可哀想になってきます。

家庭用プリンターもここまで拡大されるとは思ってもなかったでしょうね。遠目で見る限りはそんなに荒く見えなんですけど・・・。うーむ、専門業者の印刷には敵いませんな。

まとめ

ハイキュープリントを利用すると、家庭用プリンターではたどり着けない高解像度のデカールが作れるという以外にも、『白インクを使ったデカールが作れる』というメリットもあります。

自身が製作したガレージキットで、白文字のデカールが必要な場合にも便利に使えるサービスですので、興味のある方は是非利用してみてはいかがでしょうか。

それでは。