こんにちは。柚P(@yzphouse)です。
皆さんはプラモデルの参考書って買ったことありますか?
最近はインターネットで調べたら、SNSやwebサイトなどで必要な情報を簡単に得ることができますよね。しかし、昔からある紙媒体の参考書もバカにはできません。
プラモデルの参考書は、これからプラモデルを始めようと思っている方、これまで以上の難しいことにチャレンジしてみたいという方が、手っ取り早く知りたい情報を簡単に得られる手段の1つといえます。また参考書は、プロのモデラー・ライターが編集しているため、ネットで無料で見れるものに比べ情報の質も非常に高いものが多いです。
しかし、いざ本を買おう!となっても種類は多く年々進化していく技法もあるため、どれを買えばいいのか迷ってしまうものです。
というわけで、この記事ではプラモデル・ガンプラ製作で役に立つ個人的におすすめな本を5つ紹介していきます!
目次
ガンプラを気軽に楽しみたいユーザーにおすすめ!『ガンプラ凄技テクニック』
週末でつくるガンプラ凄技テクニック~ガンプラ簡単フィニッシュのススメ~ (ホビージャパンMOOK)
ガンプラは説明書通りに組み立てるだけでも高い完成度で仕上がるため、素組みでも十分楽しむことができます。
この本では、そのままでもカッコいいガンプラにもうひと手間加え、更にかっこよく仕上げる「簡単フィニッシュ」の方法について詳しく解説してあります。
「簡単フィニッシュ」というのは、名前の通りガンプラを簡単に仕上げる技法で、初心者でも手が出しやすいガンダムマーカーやスプレー缶、筆塗りなどを中心にした技法を使います。
派手な改造や大掛かりな道具、例えば「エアブラシを使用した塗装」「プラ板やパテを使ったパーツのスクラッチ」といった手を出すのが難しい工程は一切ないので、ガンプラを始めたばかりの方にもおすすめ出来る内容になっています。
普段は全塗装や改造をバリバリしているようなモデラーさんも、息抜きがてら積んでいるガンプラを簡単フィニッシュで仕上げてみるのもたまにはいいかもしれませんね。
週末でつくるガンプラ凄技テクニック~ガンプラ簡単フィニッシュのススメ~HG編 (ホビージャパンMOOK)
この記事で紹介したガンプラ凄技テクニックは2019年発売のものですが、同じ林哲平さんが書かれている『週末でつくるガンプラ凄技テクニック~ガンプラ簡単フィニッシュのススメ~HG編』という本もあります。こちらは最近発売されましたね。
私はまだ読んだことないですが、この本もかなり好評なので本屋で見かけたら覗いてみるといいかも。林哲平さんの本は工作中の写真も綺麗で分かりやすいためおすすめです。
将来的にガンプラ全塗装や改造をしたい方におすすめ!『ガンプラが絶対にうまくなる製作テクニック』
この本は、ガンプラの簡単フィニッシュから、ガンプラ全塗装、ガンプラ改造まで、幅広くカバーしています。
ガンプラの塗装や改造をやったことないけどチャレンジしてみたい!将来的にはエアブラシを使った全塗装や、プラ板・パテを使った改造もしてみたい!という方におすすめな内容になっています。
作例の内容は、「RX78-2 ガンダム」のキットだけで統一されており、工作内容が非常に分かりやすくなっています。逆を言えば、全てガンダムなので絵面的な面白さは無いかもしれません。
しかし、この本が読者に伝えようとしていることは、カッコいいガンプラ作例ではなく、「製作の流れ」や「技法」がメインです。
ガンプラの改造は「ガンダムだからこの改造、ザクだからこの塗装」という決まりなく、技法の転用や応用がほとんどです。この本を読むだけでガンプラ改造・塗装のある程度の基礎知識を得ることが出来るでしょう。
また、「水転写デカール」が付録しているのも良いですね。水転写デカールは扱いが難しいため綺麗に貼るのにはコツがいります。
付録を使って水転写デカールを貼る練習もできますね!
工具やマテリアルの総合カタログ!『NOMOKEN 野本憲一モデリング研究所』
ガンプラの改造や塗装はある程度できるようになってきたから、さらなるステップアップをしてみましょう。そんな「模型業界にどんな道具や素材、技法があるのかもっと知りたい!」というハングリーな方には、この本がおすすめ。
野本憲一さんというホビージャパンなどの模型誌で活動されている現役のベテランモデラーさんが書かれている参考書です。
2700円ほどで買える情報誌とは思えないほどの大ボリュームで、買ったあと後悔するなんてことはまず無いといい切れるくらいの内容になってます。これで後悔するようならどんな本かっても後悔するマジで。
この本の内容ですが、「初心者でも分かりやすいガンプラ改造のススメ」みたいなのではなく、主に模型で使うアイテムのカタログ的な紹介がほとんどです。
模型店で取り扱われているような、工具、塗料、バテ、プラ材、etc…模型と関係ありそうなモノなら何でも紹介してあります。
載っている工具1つ1つに簡単な説明文がついているので「どんなニッパーを買おうかな?」「どんなパテが自分にあってるかな?」と迷ったときにも役に立つでしょう。
また、商品のカタログ的な使い方以外にも、紹介している工具やマテリアをどのように使えばいいのか?というHowTo要素もたくさん掲載されています。この本を眺めてるだけでもプラモデルが上手くなった気分になれますよ!
さらにこの本は、私が学生の頃からあるような超ロングセラー商品でして、不定期で中身の情報が最新のものに更新されたりもしています。ちなみに私が所有しているものは2014年の新改訂版です。(その前のも持っていましたが必要なくなったので人にあげました)
現在も月刊ホビージャパンの誌面で毎月NOMOKENの特集は増え続けています。初版から新改訂版になるまでの間は6年ほどあったので、同じペースでいくと次の新改訂版が作られるのは2022年くらい?そう遠くないかもしれませんね。
普通の工作は飽きたので魅力的な電飾の世界へ!『電飾しましょっ!』
いつの時代にも自分で作ったプラモデルを光らせてみたいというモデラーはたくさんいるはず。私も昔は文房具店で買った麦球をザクの頭に仕込んで遊んでたりしました。
そして現在、電飾に使われる部品は麦球から発光ダイオードへと変化しました。
2本の先を電池のプラスマイナスにつなげたら光るんじゃないの?っていう時代はもう終わっていて、ダイオード、LED、半導体、CRD、などなど意味のわからないワードや部品が使われています。
そんな右も左もわからない電子工作初心者でも、簡単に電飾ができるようになるこの電飾しましょっ!という本。しかもこの本、普通の電子工作本とは違い「プラモデルに仕込む電飾」に特化しています。
単純に電池をつないでLEDを光らせる方法から、ICチップや電子部品を使った点滅回路の製作方法まで幅広く解説してあります。
「難しい仕組みとかを理解できるか心配!」という方も安心、理解できなくてもとりあえず書いてあることを真似したら同じことができます。
もっと複雑な点灯パターンを自動で制御してみたい!という方には、電飾しましょっ!2がおすすめ。
PICというマイコンを使って、複雑な点灯パターンをプログラミングしていく方法が紹介されています。
ここからはプログラムとマイコンの勉強がメインになってくるので「こういう点灯させたい!」という目的がある人でないと挫折してしまうような内容かもしれません。
マイコンは、周りの電子部品に色々な制御を与えられる小さなコンピュータみたいなもので、電子工作をするのに非常に便利なパーツです。しかし、マイコンでつかえるプログラミングを全部覚えようとすると、それはもう超大変です。
しかしこの本では、プラモデル電飾で使うために必要なプログラムだけに絞って解説しているため、プラモデル電飾だけでマイコンで制御したいという方にはピッタリな内容といえます。
下手したら普通のマイコンの参考書よりも理解しやすいかも。
電飾しましょ2でPICマイコン制御を勉強したら、次は『電飾しましょ3』です。マイコンでモーター制御とかもしちゃいましょうという内容。
私は電飾しましょ3を持っていないので、詳しく紹介できませんが、さらにステップアップしたいという方はチェックしてみるといいかも。
おわりに
この記事で紹介した参考書以外にも、面白い本はまだまだあります。
また気に入った本が増えたら、随時この記事に追加していこうと思います。みなさんのおすすめの参考書なんかもあれば教えていただけると嬉しいです!
それでは。