ゴッドハンドの「神ふで」の種類を徹底攻略!用途にあわせて最強の筆選びをしよう!

モデラー

  • 柚P

 

こんにちは、神ふで大好きおじさんの柚Pです。

今回は私が愛してやまないゴッドハンドの「神ふで」を紹介していこうと思います!

自分にあったお気に入りの一本を探してみてください!

神ふでとは?

「神ふで」とは、アルティメットニッパーでおなじみのゴッドハンドが展開している模型用の筆のシリーズです。

高品質なナイロン毛が特徴の筆で、天然毛の筆に比べ値段も比較的リーズナブル。

模型の塗装に適した特殊な形状のものも多く、モデラーのニッチな要望にも答えてくれるラインナップなのでとてもありがたいですね。

またゴッドハンドは模型工具メーカーなので、全国の模型店で幅広く手に入る「入手性の良さ」も魅力の一つです。

面相筆・極面相

細かい部分を塗装するときに役立つのが「面相筆」です。

ゴッドハンドでは「面相筆」と「極面相」の2種類をラインナップしています。

面相筆

面相筆は「細かい部分塗装」に特化した小筆です。

面相筆にはS・M・Lの3種類のサイズがあります。

ぱっと見どれも同じようなサイズ感ですが、

  • Sサイズ → Mサイズからさらに細く短くした筆
  • Mサイズ → ベーシックに使える万能タイプ
  • Lサイズ → 先端の尖りはそのままに、穂先を長くして塗料の含みを良くしてある

といった特徴があります。

S・Mサイズは穂先が短いので「ラッカー塗料をちまちま乗せるような使い方」が得意です。

Lサイズでは、長い穂先を活かして「ストロークの長い線」や「緩やかな曲線」「モールドへのスミ入れ」などで有効に使えるでしょう。

極面相

「極面相」は、面相筆よりもさらに細かい塗り分けや、極細の線を描くのに適している筆です。

極面相にはS・M・Lの3種類のサイズがあります

  • Sサイズ → フィギュアの頬の斜線などの極細の線
  • Mサイズ → フィギュアの眉毛などの細い線
  • Lサイズ → 面相筆Sサイズでは対応しきれない細かい塗り分けなど

穂先が極端に細いため、上手に使うためには塗料の希釈に多少のコツが必要。乾燥の早いラッカー塗料で使いたいならリターダーは必須ですね。

極面相Sサイズは極細の線が描きやすい筆ですので、上手く使いこなせるようになれば、美少女フィギュアの頬の斜線も一発で仕上げることだって可能です。

斜め筆M・S

「斜め筆」は、広い面積の塗装やパーツの塗り分けで役に立つ筆です。

サイズはSとMの2種類あり、どちらも模型で使いやすい大きさでまとめられています。個人的には大きい方のMサイズが使いやすくて好み。

斜め筆は平筆と違い、一方の端が尖っているので「パーツのキワ」が攻めやすいという特徴があります。

この便利さを知ってしまったら普通の平筆には戻れないですね。

平筆・平丸筆・玉ねぎ筆


▲左から「平筆」「平丸筆」「玉ねぎ筆」

平筆・平丸筆・玉ねぎ筆も、大きな面積を塗るときに便利な筆です。

先程紹介した斜め筆とは違い、左右対称な形状をしています。

左右で穂先の長さが統一されているので、筆ムラを生かした塗り方から、あえてムラを出さない均一な塗り方といった「塗装面のコントロールがしやすい」というのが平筆の特徴。

  • 平筆 → 一番ベーシックな形状の筆。
  • 平丸筆 → 平筆の先端が丸くカットされており、ムラのない平滑な塗装がしやすい
  • 玉ねぎ筆 → 平筆と斜め筆のいいとこ取りをしたハイブリット筆

一つだけヘンテコな名前の「玉ねぎ筆」という筆がありますが、こいつ実は超使いやすいんですよね。

平筆のような面の塗やすさを兼ね備えておきながら、斜め筆のようにキワも攻めやすい、という良いとこ取りしたようなハイブリットな筆なんです。

「斜め筆とか平筆買うくらいなら玉ねぎ筆を買おう」って言っちゃっていいくらい個人的には好みの筆です。

スミ入れ筆

面相筆・・・のような見た目ではありますが、こちらは「スミ入れ専用」に作られた筆です。

非常に長い穂先が特徴的な筆ですね。スミ入れ用の塗料を大量に吸い上げるために長くしてあります。

タミヤのエナメル塗料でもクレオスのMr.ウェザリングカラーでもなんでもござれ。塗料を含ませ筆先をちょんと乗せれば、綺麗にモールドを伝って塗料が流れてくれます。

ドライ筆・細・極細

ドライ筆は名前の通り「ドライブラシ専用の筆」ですね。

サイズは、無印・細・極細の3種類です。

穂先に塗料を含ませたら、余分な塗料をペーパータオルで拭き取り、パーツのエッジに残った塗料を擦りつけるようにして使います。

基本的には無印のドライ筆さえあれば大体のシチュエーションに対応できると思います。ミニチュアや1/35スケールのフィギュアといった小いさい模型にドライブラシしたいときは「細」や「極細」を使ってみるといいでしょう。

つんつん筆

ドライ筆と似たような形をしていますが全くの別物、通称「つんつん筆」です。

根本が太く先端が細い、まるで筆ペンのような個性的な形状をしています。

サイズはSとMの2種類あります。

大量の毛が先端に向けて綺麗にまとまっているので、綺麗な点を打ったり、フィギュアのアイペイント作業での精密な拭き取りなどに使えますね。

神ふで うぶげ

「神ふで うぶげ 」のシリーズは、通常の「神ふで」よりも細く柔らかい毛が使われているナイロンの筆です。

穂が柔らかいので塗装面の筆ムラが発生しにくいという特徴があります。

水性アクリル塗料やエナメル塗料などの「粘度の低い塗料」との相性が非常に良く、特に筆ムラの出やすいファレホやシタデルカラーで威力を発揮してくれます。

ラッカー塗料の筆塗りする場合は、リターダーを併用して丁度いい濃度に希釈してから使用するのがよさそうです。

極細筆・極短筆

神ふで うぶげ シリーズの面相筆で、「極細筆」と「極短筆」の2種類あります。

ウォーハンマーの塗装をよく行うシタデルヘビーユーザーなら一度は使ってみてほしい一品。

面相筆なのに毛が細いので「小さい丸筆」のようなソフトな使い心地です。

平丸筆L・平丸筆M・斜め筆M

平丸筆がM・Lサイズで2種類、斜め筆がMサイズで1種類あります。

あえてノーマルの平筆のラインナップは無くし、全て平丸筆にしてしまうという「ムラのない綺麗な塗装をするために全特化した筆を作ったぞ」という強いメッセージを感じます。

キワを攻めやすい斜め筆も用意してあるので、用途に合わせて使い分けたいですね。

神ふで ショート

柄を短くした「神ふで ショート」もあります。

取り回しが非常によいため、スタンドルーペを使った塗装時も筆の柄がじゃまにならずに塗装できるといったメリットがあります。

ちなみに私はBMCタガネみたいな小さな工具もホルダー無しで好んで使ってるようなタイプなので、神ふでショートのような短い筆もとても使いやすく好みです。

また、通常の神ふでシリーズとは違った種類の筆があるので、こちらも要チェックですね。

面相筆L・面相筆S・硬面細筆・なが~い面相筆


▲左から「面相筆L」「面相筆S」「硬面極細」「なが~い面相筆」

面相筆S・Lは通常の神ふでと同じっぽいですが、ショート筆にのみラインナップされている「硬面細筆」「硬面極細筆」「なが~い面相筆」という筆があります。

硬面細筆系は、穂がしっかりしているので粘度の高い塗料の扱いが得意。UVジェルの塗布にも使えそうですね。

なが~い面相筆は、名前通りなが~い穂先を活かして、曲線や長い線を書き込むのに適しています。

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斜め筆S・泡だたん筆


▲左から「斜め筆S」「泡だたん筆」

斜め筆Sは、通常の斜め筆Sサイズのショートバージョンでしょうか。

泡だたん筆は、毛の密度を高くすることによって、筆塗り中に発生する塗料の泡立ちを抑えるといった特徴があるみたい。

実際に使ってみた感じは、神ふで うぶげシリーズに近い感じですね。とはいえこのサイズ・形状の平筆はうぶげシリーズにはないので、これも神ふでショート専用で作られた筆と言えます。

ペン筆

これも個性的な形をした「ペン筆」という名前の筆です。

「ドライ筆」や「つんつん筆」に似ていますが、よく観察してみるとどちらとも違う穂先をしています。

先端に向けてランダムに毛先が集中しているので「丸筆」のような特徴があります。

神ふで 仙人筆セット

私が神ふでの虜になるきっかけとなった「仙人筆セット」です。(これは予備で持ってる新品の2セット目)

面相筆が2本、平丸筆が1本、ドライ筆が1本、の汎用性の高い4本が入っています。

こちらセット販売なのでお得なのかとおもいきや、定価が3850円で4本入りと少し高めの価格設定でして、1本あたりの価格は962.5円。普通のキャップなしの神ふでも(880円~1380円)で買えちゃうので、場合によってはそっち買ったほうが安上がりに済む場合があるかも。

とはいえ、はじめて「神ふでシリーズ」を使いたいのにどれを選んでいいか分からないという方にはありがたいセットですね!これ買っときゃ間違いないです。

まだ終わらない神ふでシリーズ

実は神ふでオタクの私ですら、まだ購入できていない種類もたくさんあります。

使ったことはないので具体的な使用感のレビューはできませんが簡単に紹介だけしておきます。

神ふで デカ シリーズ

透明な柄が特徴的な「神ふで デカ シリーズ」。とにかくデカい。

絵画用の筆だと、穂が大きいくなると比例して柄も長くなってきがちですが、こちらの柄は通常の神ふでと同じ長さでコンパクトに扱えるので、模型を塗るときにも使いやすそうです。

神ふで 三叉戟(さんさそう)

ゴッドハンド公式通販限定の「三叉槍」という筆。

ウェザリング技法である「雨だれ(ストレーキング)」などで使えるみたいです。

神ふで 天然毛

知ってる人は知っている、高級天然毛が使われている筆。

2023年夏のワンフェスで初お披露目していた「神ふで天然毛シリーズ」。マットブラックの柄と金色の口金がおしゃれですね。

神ふでは高品質なナイロン毛の筆というイメージがありますが、「天然毛でも出してくれ!」とのユーザーからの声が多かったのでしょうか?

ベーシックな鼬毛(コリンスキー)をはじめ、麝香(ジャコウネコ?)、栗鼠毛(リス)、玉毛(ネコ)、羊毛、など用途や穂先の形状に合わせてた色々な毛が使われているみたいです。

どうやら「神ふで 天然毛」は限定品みたいなので、ワンフェスや模型イベントで見かけた際はぜひ手に入れてみてはどうでしょうか。

神ふでの保管に最適

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神ふでの保管にはアズワンの「積み重ねマイクロチューブラック」がおすすめ!

穴経が10mmなので、神ふでのキャップも柄もジャストフィットします。

12穴タイプが約1500円、24穴タイプが約3000円、穴が多いからといって特別値段が安いいうわけでもなさそうなので、自分が所有している本数に合わせて買うのがよさそうです。

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