ガレージキットの取扱説明書を作ってみよう!書かないといけない記載事項や注意点まとめ

モデラー

 

こんにちは。柚P(@yzphouse)です。

自身でガレージキットを製作・販売する際には、キットパーツやパッケージ以外にも「取扱説明書」というものを用意しておく必要があります。

そんな取扱説明書ですが、ガレージキット製作自体がはじめての場合どんなものを作ったらいいのか全く分からないという方も多いはずです。

というわけでこの記事では、私が製作したガレージキットの取扱説明書を例にして、必要な記載事項や注意点を解説していきます!

ガレージキットの取扱説明書・組立説明書に記載する情報

あたりまえのことですが、取扱説明書はガレージキットを購入したお客様が読むものです。

自分がガレージキットを購入した立場だと考えたとき、取扱説明書にどんな事が書いてあれば安心できるかを想像しながら作ってみましょう。

商品名

なんの商品の取扱説明書が分かるように、商品名は一番目立つところにしっかり入れておきましょう。

自身の連絡先

パーツ不足や商品に関する問い合わせがあったときに、対応できるよう自身の連絡先を記入しておきましょう。

  • ガレージキット製作者(トラブル対応を行う本人)の名前(ハンドルネーム可)
  • ディーラー名(イベントで販売する商品なら)
  • 連絡のとれるメールアドレス
  • SNSアカウントなど

本名、住所、電話番号を記載している方もいますが、ハンドルネームとメールアドレスだけでも連絡はとれるでしょう。

「取扱説明書とはいえ個人情報を記載しておくのは不安」という方は、不足パーツなどの連絡があった方とのみ本名や住所などの個人情報のやり取りをするという形にすればいいと思います。

パーツリスト・組立説明書

ガレージキットのパーツがすべて揃っているか確認できるパーツリストを用意しておきましょう。

パーツリスト・組立説明書には1パーツごとに番号を振っておけば、不足パーツがあったとき連絡がしやすいです。

例えば「⑤番のパーツが入っていませんでした。」みたいな。

©表記(著作権)

イベントで販売する当日版権商品の場合は、作る作品の©表記も忘れずに記入しておきましょう。

イベントに出品するガレージキットの場合は、取扱説明書に記載する事項が詳しく定められている事もありますので、イベント運営が出した指示書をよく理解した上で適正な取扱説明書を製作しましょう。

柚Pが作った取扱説明書の紹介

というわけで、実際に必要な記載事項を記入した取扱説明書を作ってみたので紹介していきます。あまり人に見せびらかすようなものでも無いので少し恥ずかしいですが・・・

まずは、商品名と連絡先などの情報から。

一番上に商品名を書いています。

私の場合は版権アイテムなので、左上に製作したキャラクターが登場する作品名と©表記、右上に商品名(キャラクター名)とスケールを記載しています。

このとき、商品名や作品のタイトルに原作のタイトルロゴやデザインは使用しないようにしましょう。ロゴやデザインにも著作権はありますので。

商品名の下には購入後の説明を入れています。主に、パーツの確認・不足パーツなどがあったときの対応についてですね。

不足パーツがあった場合、購入者へ不足パーツの発送する必要があります。ですので最低でも【名前・住所・郵便番号・不足パーツの番号】をメールなりで連絡してもらえるようにしておきましょう。

パーツ不足などの対応期間についてですが、私は中古品や転売品からの対応をなるべく避けるため「購入より1ヶ月以内」に設定しています。

対応期間の長さは人によってまちまちで、2週間だったり半年だったりもしますね。

ガレージキットの製作に慣れている方には必要のない説明ですが、購入してくださる方の中にはガレージキットはほとんど作ったこと無いという方もいます。

簡単な組み立て説明があると組み立てる側も安心できますね。

パーツリストと組立説明書はこんな感じです。

パーツ形状の確認ができ、どのパーツがどこに接続されているかが理解しやすいように作ってみました。

組み立てに癖があり難しい箇所には、文章での詳しい解説があるとより親切な説明書になるでしょう。

こんな感じの情報を1枚のA4用紙サイズにまとめてPDF形式で保存します。

これで取扱説明書の完成です。

家庭用プリンターで刷るなり、コンビニへデータを持っていってプリントするなりしましょう。

実際に取扱説明書を製作するにあたって

ここまでで私の製作した説明書を紹介してきましたが、取扱説明書の作り方は人によって全然違うとも思います。

パソコンがそこまで普及してなかった頃のガレージキットの説明書は、手書きのものをスキャンしてコピーしたものが一般的でした。

現在はほとんどの方がPCソフトで作られていると思いますが、そういう今だからこそ手書きの説明書も味があって逆にいいかもしれませんね。

形はどうあれ購入した方に必要な情報が伝わる取扱説明書が作れればOKです。

PCで作りたいという人には「ドロー系ソフト」がオススメ

B5やA4といった決まった大きさで取扱説明書のデータを作りたいという方は「ドローソフト」がおすすめです。

有料ソフトなら『Illustrator』、無料ソフトなら『INKSCAPE』が有名ですね。

ドローソフトは決まった用紙サイズにjpegやpingなどの画像を貼り付けたり、文字の挿入・図形の作成なんかの作業も容易にできるので取扱説明書の製作にも適しています。

写真でパーツリストの画像を作る

白い背景に原型パーツを並べて写真を撮ってやれば、パーツリストの画像を用意することができます。

より綺麗なパーツリストにしたい場合は、ペイントソフトを使いアウトラインをなぞって記号化してやるとそれっぽく仕上げることも出来ます。

ZBrushでパーツリストの画像を作る

私がやっているZBrushでパーツリストを作る方法を紹介します。もっとちゃんとしたいい方法があるかもしれませんが。

まず、【ドキュメント→背景色】の設定で背景を白色に変更します。

各パーツをサブツールに分けておき、1つづつ表示させながら【Shift+S】で各パーツを画面に固定させていきます。

失敗した時は【Ctrl+N】で全消ししましょう。

こんな具合に、パーツが分割された画面が作れたらOKです。

画面をスクリーンショットで保存して、パーツリストの画像として使いましょう。

正しい取扱説明書を作りましょう

というわけで取扱説明書の作り方についての紹介でした。

イベントで当日版権アイテムを販売する場合、取扱説明書の作り方にもルールが決められています。

事前にイベント側から指示が出ている思いますので、しっかりと理解して正しい説明書を製作してみてください。

この記事で紹介したこと以外にも「組み立て塗装後の写真」や漫画でよくある「あとがき」なんかがあっても面白いですね。別の方が製作されたガレージキットの取扱説明書を見てみると新しい発見もあるかもしれませんよ。

それでは。