こんにちは。柚P(@yzphouse)です。
あけましておめでとうございます。お正月ということなので、仕事も休みで実家へ帰省し家でプラモデルも作れずゆっくりしているというモデラーもいるのではないでしょうか。家でだらだらTVみてるだけってのも暇ですよね。
なので今回は「ガンプラを本気で製作するならどれぐらい金額がかかるのか計算してみた。」なんてタイトルで記事を書いていこうかと思います。すこしでも皆さんの暇つぶしになればとおもって。
読んでいく中で色々とツッコミどころもあるかもしれませんが、この記事を書いている私自身も正月気分でゆるーくやってるので、軽く読み流していく程度で楽しんでいただけると幸いです。
それではどうぞ。
目次
ガンプラ製作での本気とはなんなのか?
そもそもガンプラを本気で製作するというのはどこまでのレベルなのかというお話ですよね。
バンダイのプラモデルなら「成型色」での色分けがされており、ニッパー一つで簡単に完成させることができます。
ただし、それだけだとプラモデルの醍醐味の1つでもある「組み立て・塗装・改造」が薄れてしまうので、この記事での本気のガンプラ製作は『組み立て~最低限の塗装』までとして話を進めていきたいと思います。
ガンプラを本気で製作するために必要な道具
まずは組み立てに必要な最低限のものから挙げていきましょう。
まずはニッパー。タミヤ製の安いやつで599円です。
切れ味などの性能は置いといて、模型店で手に入りやすそうなやつを選んでみました。
オルファのデザインナイフです。323円ですね。模型店、ホームセンター、文具屋、などなど。どこへ行っても買えます。
ニッパーでは綺麗に切れないゲート痕なんかを処理したり、シールの余白カットなんかにも使いますね。
本気のガンプラ製作なのでヤスリも忘れてはいけません。ゲート痕やパーティングラインもしっかりヤスって綺麗にしましょう。380円です。
できれば、400番と600番両方持っておきたいですね。
曲面のパーツを処理するのに、スポンジヤスリの「神ヤス」も用意しておきましょう。全種類セットで1040円なり。
作業用のカッターマットも必要ですね。498円です。
ガンプラ組み立て中の刃物使用時の机の保護や、塗装時のマスキングテープカットなんかに使います。
細かいパーツの取り付けや、シール、マスキングテープの貼り付けでめっちゃ重要なピンセットです。495円です。
塗装前の下地塗料としてサーフェイサーを準備しておきます。部分塗装だとサーフェイサーを使う必要はないかもしれませんが。382円です。
なんのガンプラを作るのかによって必要な色も変わってくると思うので、塗料は最低限のものだけ買っておきましょう。
『レッド』『イエロー』『ブルー』『ホワイト』『ブラック』の5種類を選びます。1本120円なり。
エアブラシ塗装、筆塗り塗装をするので、ラッカー塗料専用の薄め液も買っておきます。540円です。
筆も揃えましょう。タミヤの面相筆・平筆のセットで467円です。
エアーブラシも安いので買っちゃいましょう。コンプレッサー、ハンドピースのフルセットで5712円です。
高儀のエアブラシセットは性能もかなり良く、コスパ面でも最高なので初めてのエアブラシにはマジでおすすめです。
ちなみに、塗装をする時はベランダとか外でやることを想定しているので、まだ塗装ブースは買いません。
塗装をするなら持っておきたい便利なアイテム、猫の手です。クリップが749円で、スタンドベースが648円です。
エアブラシ塗装や筆塗りの塗装時に、パーツを掴んだり、塗料の乾燥をさせるときなどに活用しましょう。
基本塗装が終わったら「スミ入れ」をしましょう。タミヤのエナメル塗料が簡単なのでおすすめです。
スミ入れ塗料が150円で、はみ出した余分を拭き取とるエナメル溶剤が220円です。
塗装が終わったら最終仕上げ、透明な塗料をつかってコーティングしてやります。トップコートって言われてるやつです。
トップコート専用塗料は310円で買えます。
まとめ
ニッパー 599円
ナイフ 323円
ヤスリスティック 486円×2
神ヤスセット 1040円
カッターマット 498円
ピンセット 495円
サーフェイサー 382円
塗料 120円×5
ラッカー薄め液 540円
筆セット 467円
エアブラシセット 5712円
塗装持ち手 749円+648円
スミ入れ塗料 150円
エナメル溶剤 220円
トップコート 310円
合計 13705円
意外に安く揃ってしまいました・・・。
購入するのに参考にしているのがAmazonでの価格なのでかなり”安め”になっているというところはありますが、そういうところを抜いても2万円以下では本格的な道具が揃えられるということがわかりました。
また、工具類は壊れるまで使えますので、2個目、3個目~のガンプラを製作する時には、消耗品の「ヤスリ類・塗料類」の追加購入だけで済みますのでさらに出費は減らせます。
初期投資こそ数万円になるものの、一度揃えてしまえば数千円でプラモデルがつくれます。しかも1体製作するのにも時間もかかりますのでかなりエコです。(金銭面的に)
最高クラスの道具をすべて揃える場合
ガンプラを製作する上で「もっと気持ちよく作りたい!」とか「俺は形から入るんだ!」という方に向けて、最高クラスの道具を揃えた場合のシミュレーションをしてみたいと思います。
最高クラスと言っても、値段が高い、というよりは「品質が高い」ものを中心に選んでいきます。ほとんどが自分が使っている工具とかになりそうですが(汗
まずはニッパーから。言わずもがなゴッドハンドのアルティメットニッパーです。
この圧倒的な切れ味を知ってしまったら他のニッパーには戻れません。5184円なり。
ピンセットも先端の剛性、先合わせの精度、使いやすい形状とか求めていくと値段が高くなってきます。こちらは私も愛用しているゴッドハンドのゆる首ピンセットです。
2700円の高級品です。
ある程度のレベルまでエアブラシが操作できるようになったら、コンプレッサーの出力などをアップさせてみましょう。エア圧の使用できる幅が広がることによって、塗装表現の幅も広げることができます。
ハンドピースは王道の「クレオスプラチナ」で10640円。
コンプレッサーはコスパの高い高性能機「オイルレスコンプレッサー3L」で11480円。
あとオマケで「ダストキャッチャー」も。2916円。
エアブラシをここまで揃えたのなら、室内での塗装環境も整えておきたいですよね。というわけでタミヤのツインファンを導入しましょう。16214円です。
動作音は大きいですが、吸引力はそこそこあるので安心です。
まとめ
ニッパー 599円→5184円
ナイフ 323円
ヤスリスティック 486円×2
神ヤスセット 1040円
カッターマット 498円
ピンセット 495円→2700円
サーフェイサー 382円
塗料 120円×5
ラッカー薄め液 540円
筆セット 467円
エアブラシセット 5712円→10640円+11480円+2916円+16214円塗装持ち手 749円+648円
スミ入れ塗料 150円
エナメル溶剤 220円
トップコート 310円
合計 56033円
やはりエアブラシ周辺の機材が高く付いてしまいましたね。値段が4倍まで上がり56000円になりました。
とはいえ、ここまでは「組み立て・塗装」だけに絞ってあるので、改造とかを考えてくると更に必要なものは増えてきます。どんどんいってみましょう。
フルスクラッチまでの作業が最低限できるレベルの道具をすべて揃える場合
「フルスクラッチ」というのは作品を0から作り上げる事をいいますね。それくらいの工作をするのに必要な道具をピックアップしていきます。
穴あけ加工に必要なドリルです。セットで購入すると安いのでコチラの2種類を選んでみました。
小径サイズがセットになったドリル刃が927円、小径~大径サイズまでがセットになったドリル刃が1146円です。
ドリルを接続して回す工具「ピンバイス」も買います。0.1mm~3.2mm径まで対応してます。1084円なり。
改造を始めるとなると、ヤスリ類もしっかりしたものを揃えておきたいですよね。力を入れてもたわまないヤスリの当て木を用意しましょう。
貼り付けるヤスリは120番~400番などの目の荒いものを中心に揃えておくとゴリゴリパーツを削りたいときに便利です。2052円なり。
スジボリや細かいディティールを入れたりするのに必要な「タガネ」です。ここでは研ぎ直しのサービスも充実しているBMCタガネを選びました。
細いスジボリに使用する0.1mmが3880円、ガンプラでは意外と使われている幅の0.4mmが1800円、平ノミ・太いスジボリでメリハリをつける用の1.0mmが1800円でした。
あると便利な彫刻刀の平刀です。パテを削ったりするのに使います。6mmと3mmどちらも410円です。
細かなパーツの切断や、ガンプラのプロポーション変更したりするのに必要な「エッチングノコ」です。
コチラのハイパーカットソーという商品がアホみたいに切れるのでおすすめです。2639円なり。
パーツの形状変更や肉抜き穴を埋めたりするのに必要なパテ類ですね。瞬間接着剤もここで追加しておきます。
タミヤのエポパテが徳用サイズで1031円。
タミヤのポリパテが384円。
シアノン(瞬間接着剤)と硬化促進剤が950円と1167円です。
プラバンも必要ですね。タミヤのセットがお得なのでコチラを選びました。317円です。
ガンプラだったので忘れそうでしたが、プラバン工作をするならプラスチック用接着剤も必要になってきます。
セメント系の接着剤が210円で、流し込み系接着剤が180円です。両方持っておけば使い分けができて便利でしょう。
改造をしていくならルーターも欲しいところですね。いつか買いたいという私の思いもありアルゴファイルの「マイクロモーターシステム スターライトセット 」を選択。
16276円でした。
ガンプラ製作を本気でするのに必要な金額
ここまでで紹介してきたガチ工具の値段をまとめてみましょう。
ドリル 927円+1146円
ピンバイス 1084円
ヤスリの当て木 2052円
タガネ各種 3880円+1800円+1800円
彫刻刀 410円×2
エッチングノコ 2639円
パテ類 1031円+384円+950円+1167円
プラバン 317円
プラ用接着剤 210円+180円
ルーター 16276円
合計 36663円
ルーターが少し高かったですけど、ガチの道具を揃えてもこんなもんですみました。
最高クラスの工具類『56033円』と合わせても10万円行かないくらいですね。
プロレベルの作品が作れる工具まで購入しても、10万円前後で揃っちゃうので、車やバイクなどの趣味に比べるとガンプラでの出費なんてカワイイもんですね。
この趣味の本当の怖いところは工具の値段ではなく、作らないプラモデルを買う”積み”というところもあるかとは思いますが・・・
そんなわけで「ガンプラを本気で製作するならどれぐらい金額がかかるのか計算してみた。」でした。それでは。