こんにちは。柚P(@yzphouse)です。
ジオラマというのは「ワンシーンを切り取ったような作品」として作られていることが多いですよね。
ジオラマ自体は模型なので動きは完全に止まっていますが、光や煙などの表現を追加することによって、作品自体の動きをや時間を意識させるような作品を作ることが出来ます。
というわけで、この記事では「LEDを使用した電飾」や「綿を使った煙の表現」を紹介していきます。
綿を使用した煙の表現
まずは綿を使用した煙の表現です。
綿での煙はジオラマでのエフェクト表現でよく使われるやつですね。こちらダイソーで購入してきたぬいぐるみ用の綿です。
こんなのも売ってますね。模型用だと「色付きの綿」が売られているところもありますね。
今回表現する煙は「湯気」なので、このような綿を薄く広げたものを使います。
もっと濃い煙や黒煙を表現するときは、綿を丸めて密度をあげたものを使うといいですね。
黒煙を作りたい場合は、ジオラマで使用する形に整えた綿を、エアブラシを使用して黒色で塗装してやればそれっぽくなります。これは砂埃を作りたい場合でも同じことですね、茶色っぽく塗装してやれば砂埃っぽくなります。
白色の綿を1つ持っておけば、色々なエフェクト表現に使えるので便利です。
綿の形を整えたら、実際にジオラマに取り付けてみましょう。
現物と合わせながら細かい部分も整えていきます。
綿の取り付けには接着剤を使います。
使うのは、ゴム系接着剤でもエポキシ系接着剤でも瞬間接着剤でもなんでもいいです。
私の場合は水の湯気の表現ということで「スーパークリアーⅢ」で接着しました。透明な接着剤代わりとして使用しただけです。
模型専用の接着剤もあるので、こういうのを使うのもいいですね。
電飾をして「火」の表現をする
製作しているジオラマが、この「壊れたケッテンクラートに雪を詰め込んで、下から火を焚いて風呂にしてる」という場面なんですが。
ジオラマにしてしまったときに、火の表現が無いと「なにしてるのこの二人?」ってなっちゃうんですよね。
というわけなんで、LEDを使用して電飾を仕込んで「火」を再現してみます。
火の表現に必要なLEDを仕入れてきました。ダイソーで売ってる「キャンドルライト」です。
このキャンドルライトに仕込まれているLEDには、チップが内蔵されており「ロウソクの火のようにゆらゆら点滅する」ようにできています。
つまり、LEDをそのまま定格の電源でつないでやるだけで「火」っぽく光ってくれる便利なアイテムっす。
というわけで、サクッと分解します。ちなみに、分解には精密ドライバー(+)が必要でした。
LED以外は不要なので捨てちゃいます。
取り外したLEDは、半田ごてで並列に接続します。
はんだごての取扱や、LEDの接続方法については各自で調べてみてください。
半田ごて自体は、1000円も出せば初心者用セットみたいなのが購入できます。半田付けは難しいイメージがあるとは思いますが、この作業ができるようになると電飾で活用できる以外にも、真鍮製パーツのハンダ接着もできるようになり表現の幅が広がります。
ちなみにLEDを点灯させるための電源は3Vの電池BOXを使用しています。
スイッチ付きを購入すると余計な作業をしなくていいので楽です。
LEDが準備出来たら、ジオラマに取り付けます。
取り付けにあたって、配線を取り回す穴を開けておきました。
4つのLEDを並列で接続したものを取り付けてみました。すべて違う向きに取り付けて、4方向に光が進むようにしています。
しかし、砲弾型のLEDなので光が一方方向で少し不自然ですね。調整しましょう。
砲弾型LEDの先端をリューターで削り落として平にしてみました。
これで光が全体にほんわか広がって自然な感じになりました。
LEDを取り付けたら作品を置いて確認してみましょう。
全体に光が広がり、いい感じになったのこれで完成です。
まとめ
ストーリー性のある作品を作りたいときは、このような「直感的に動きが分かるようなエフェクト」を追加してやると表現の幅を増やすことができます。
ただの水に見えたものが、湯気を追加することで「お湯」になり、LEDで光を追加することによって「火が燃えている」という表現ができます。
ジオラマにも物の動きを意識させる「エフェクト」を追加して、よりリアルでストーリー性のある作品を作ってみてはいかがでしょうか。
それでは。