こんにちは。柚P(@Nitori_cucumber)です。
ジオラマといえば、リアルな地面や情景を再現した作品をイメージする方が多いと思います。この記事では、そんなジオラマで使える「台座」について紹介していこうと思います。
ジオラマの台座とは
ジオラマを作成していく上で、はじめに準備しないといけないのが、ジオラマの土台となる部分です。
一般的には入手性の良さ、加工のしやすさから「木材のベース」が選ばれることが多いですよね。
木材ベースと聞くと、ベース自体を製作するのが難しい。みたいなイメージがあると思いますが、このような「塗装済み木材ディスプレイベース」が販売されていたりしているので自作が難しいと感じている方はこのような既成品を買うのもありですね。
木材以外にも、ロボットなどのキャラクターモデルには「メカニカル感を重視したベース」もあります。
自分がどんなシチュエーションのジオラマを作りたいかで、ジオラマのベースを選んでみるといいでしょう。
そのほかは、展示中のホコリやゴミを避けるために「クリアケース」のカバーがついている物がいい、という方にはタミヤのこんな商品がおすすめです。
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”情景王”でお馴染み山田卓司氏も最近お気に入りらしい「タミヤディスプレイベース」です。
下部の土台はプラスチック製なので加工もしやすく、「木材特有の定年劣化」も無ないので初めてジオラマに挑戦するという方にもオススメ。
ホームセンターなどのお店で購入した木材ディスプレイベースを使用する
ジオラマを製作するための土台として私がよく使用するのは、ホームセンターの資材館とかで売られている「木材ディスプレイベース」です。
木材の素材をつかって、自作のベースを仕上げていく方法です。自分の好みに合わせてサイズや色を選べます。
形状は「丸」「楕円」「四角」など色々あり、お店によって種類も違うので、いろんなホームセンターを回ってみるといいかもしれません。
ホームセンターで売られている木材ディスプレイベースは、基本的に「加工してそのまま」「無塗装」なので、ちゃんと展示台として使用するためには少しだけ手を加えてやる必要があります。
はじめは、100番~400番の紙やすりで表面を磨いていきます。
バリが立っているので怪我をしないようにヤスリがけしましょう。プラモデルと同じですね。
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ある程度、表面が磨かれてきたら600番~1000番のヤスリを使って細かい磨き傷を消していきます。
手で触ってみて、木材の表面がなめらかになっているのが確認できたら磨きは終わりです。
木材の磨きが終わったら、ニスを使って色を付けていきましょう。
木材の「木目」を活かすためのニスには「水性ニス」や「油性ニス」「オイルステイン」などいろいろ種類があります。用途にあったニスをホームセンターなどで購入してみてください。
大きめのホームセンターなら、「ニスを塗って仕上がったときの見本」も一緒にあると思うので、そういったテストピースを確認してから購入すれば間違いはないでしょう。
ちなみに、私がよく使っているのは「ワトコオイル」という浸透オイル系の塗料です。
この商品は、オイル系のサラサラな塗料でして、木材の木目に浸透して色を付けていくタイプの塗料です。
一定量のオイルを塗布したあと、しっかり乾燥させて乾いた布で拭き上げて光沢感を出すというちょっと変わった木材仕上げ塗料です。
水性ニスや油性ニスでよくある「表面の研ぎ出し」の工程もないので、初心者でも簡単にできるのが特徴です。
基本的にはこのオイルを塗りっぱなしで仕上げ、でもいいみたいなのですが、汚れを防止したい場合は別売りの表面保護ニス「ワトコワックス」を併用するとよいでしょう。
このワトコ オイルフィニッシュは400mlと大容量なので、模型用途だけだと全部を使い切ることは難しいですね。一生分あります。
塗料を塗って木目の表情をはっきりさせる
というわけで、さきほど紹介した「ワトコオイル ダークウォールナット」を塗ってみました。塗るだけで、めちゃくちゃ深みが出ます。
このワトコオイルを使用するときは「木材の表面の質感がそのまま出るので表面処理を怠らない」という点に注意して使用してください。
木材の磨きの段階で、どれだけ綺麗に磨けているかで、オイルを塗った後の拭き上げ作業での光沢感に差が出てきます。
この土台となるベースは、ホームセンターでなくても身近にある100円ショップなんかでも手に入れることができます。写真の四角い箱はダイソーで購入してきた商品です。
このような100円ショップで購入してきた、無塗装の木製小物入れもひっくり返して使用すれば「ジオラマベース」としても活用できますね。
ただし、こちらも木材の仕上げが甘いので、少しだけ手を加えたほうが見栄えがよくなりますね。先ほどと同じようにヤスリで表面を磨いて、ニスで塗装して木目を生かしてやりましょう。
この「ヤスリで磨き」と「オイルを塗りこんで色付け」だけで簡単に高級感のある木製ジオラマベースが作ることが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はジオラマベースについての紹介でした。お店で売られているものを活用すればどんな商品でもジオラマベースとして活かせると言うことがこの記事でおわかり頂けたかと思います。
次回はジオラマの「地面」について紹介していきたいと思っております。
それでは。