こんにちは。柚P(@yzphouse)です。
水転写デカールを剥がす時に水を使いまが、実はこのデカールを糊から剥がす時に、台紙を冷水ではなく、温水で浸すと糊が溶けるスピードが早くなるという事をご存知でしょうか?
「温水にひたすと糊が早く溶ける」という情報だけは知っているけど、具体的にはどのようにすればいいのか分からないので実践はしていないという人も多いと思います。
沸かしたお湯を用意しても、時間が立てば冷めてしまい冷水と同じようになってしまうので、適度な温水を維持するというのは、かなり難しい問題でしたが、最近100円ショップを物色していたら使えそうなものを発見したので、今回はそれを紹介したいと思います。
デカール作業用 アロマポット
そもそも「アロマポット」とはなに?という人もいると思うので説明しておきます。
上部の皿にアロマオイルを入れて、下からからロウソクを使って上の皿を温めてアロマオイルを揮発させるという商品です。本来はその揮発したアロマオイルで部屋の中をいい匂いにしてくれるという使い方をします。
ですが!今回はデカール貼りで使用するので、上の皿に純粋な水を張り、弱火で加熱され続けることで長時間、温水が維持できる装置にしてしまおう。というわけです。
使用するものは、「アロマポット」と「ロウソク」の2つで作ることができます。どちらも100円ショップで手に入れることができます
あと、取扱いをする際、注意しないといけないことがありますね。アロマポットの下のロウソクは燃えているわけでなので、デカールの台紙とかが燃える危険もあるということです。
デカールの台紙に火が着いてデカールが使えなくなったり、最悪の場合、そのまま火災に繋がったりもしますので注意して作業しましょう。
火の取扱いが不安な方は、「白熱電球の熱」を使うタイプのアロマランプという物もあるのでそちらを使ってもデカール作業では同様に使えると思います。アロマランプを使用する時は別途で100V電源が必要になります。
アロマポットを使ってみた。
それではデカール作業で使ってみましょう。まずは準備からですね。
ロウソクに火を点けて、アロマポットの皿に水を入れます。この状態で少し待機して水が温かくなるまで待ちましょう。
水が温まったら、切り離したデカールを水に浸します。
浸す時間は5秒程度で大丈夫です。お湯につけるとデカールの台紙の糊はすぐに溶けてくれます。
いつもの感覚で、長い時間浸けすぎると台紙とデカールが分離してしまうので、出来るだけ短時間ですませます。
デカールを水に通したらキッチンペーパーの上とかに置いて、余計な水分と取ります。この間で、もう台紙の糊が溶けてデカールは分離していると思うので、いつも通りのデカール貼り作業をしましょう。
デカールの糊が溶けるまでの待ち時間が無くなることによって、作業効率アップに繋がりますね。
それから、模型作業とは関係ないですが、使用するロウソクを「匂い付きのキャンドル」に替えれば、デカール作業中にアロマを楽しむこともでます。
ちなみに、アロマポットの水の温度は高くなっても60°くらいにしかなりません。沸騰したりする心配はないので安心して使いましょう。
おわりに
今回は、デカール作業で使用する水を溜めておく容器という非常にピンポイントな道具紹介になってしまいました。ただ、こういう一つ一つの作業を自分で考えてトライアンドエラーを繰り返して改善していくことによって、自分に合った作業環境が完成していくというものです。
模型で使える道具は必ずしも”模型専用”で売られている物だけはないです。こういう模型の作業で使えそうな物を日常生活で見つけられるように目を向けておくと、新しい発見につながると思います。
便利で画期的な道具探しで、模型店だけではなく、ホームセンター、100円ショップ、街の雑貨屋などを物色してみるのも楽しいですよ。
それでは。