プラモデルの塗料の違いをメーカー別に比較!「ラッカー塗料」編

ラッカー塗料

プラモデルの塗装で一番良く使われている「ラッカー塗料」ですが、Mr.カラー、ガイアカラー意外にも種類があることをご存知でしょうか?

Mr.カラー、ガイアカラー以外にも、「フィニッシャーズ」「FOKアクセルS」という塗料があったりします。

今回はそんな、プラモデル製作で最も使われている「ラッカー塗料」について、メーカー別に比較してみたいと思います。

▼その他、「エナメル塗料」「水性塗料」の比較記事はコチラからどうぞ。

プラモデルの塗料の違いをメーカー別に比較!水性アクリル塗料編

プラモデルの塗料の違いをメーカー別に比較!エナメル塗料編

GSIクレオス 「Mr.カラー」

ラッカー塗料 Mr.カラー

  • 入手性★★★★★
  • 塗膜の強度★★★★★
  • 塗料の伸び☆☆★★★
  • 色の種類★★★★★
  • 値段 ¥160~

どこの模型店でも取り扱っている最もポピュラーなラッカー塗料ですね。

色ごとに番号が振り分けられていていて、「ハセガワ」「アオシマ」「コトブキヤ」「ピットロード」といった、ほとんどの模型メーカーの説明書でもこの塗料の番号で色指定がされています。

Mr.カラーの特徴についてです。

  • 乾燥後は比較的強い被膜になります
  • 値段が安く、入手しやすいです。
  • 塗料の乾燥時間もかなり早いので、数時間もすれば塗装面に触れる程度まで乾きます。
  • カラーバリエーションも非常に多いので調色作業をしなくても、お目当ての色が手に入れやすいです。

 

筆塗りをする時は、塗料の伸びが少し悪く、乾燥も早いので「リターダー」を入れたりして対応しましょう。

 

そのほか、通常のMr.カラーより、発色・隠蔽力・塗膜の強さ、を向上させた「Mr.カラー GX」というシリーズも発売されています。

ラッカー塗料 Mr.カラーGx

現在はそこまで色のバリエーションはありませんが、「隠蔽力」「発色」「扱いやすさ」の性能がとても高く、模型用の塗料の中ではかなり優秀なのでオススメです。

塗料を薄めたり、洗浄したりする時は専用の薄め液を使用します。
※ラッカー系塗料は水では溶けないので、水を使って筆や道具を洗うことは出来ません。

また、使用して汚れた薄め液は、流し台に捨てたりせず、ティッシュや新聞紙に染み込ませるなどして「可燃ごみ」として処理しましょう。

 

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ガイアノーツ 「ガイアカラー」

ラッカー塗料 ガイアカラー

  • 入手性☆☆★★★
  • 塗膜の強度★★★★★
  • 塗料の伸び☆☆★★★
  • 色の種類☆★★★★
  • 値段 ¥200~

ガイアノーツから販売されている塗料です。

基本的な性能としては上記のMr.カラーと殆ど同じですね。

感覚的には、ガイアカラーの方が「塗料に含まれている顔料」が多いような気がします。

つまり、濃度の濃い塗料=隠蔽力・発色に優れている ということですね。

それもそのはず、ガイアカラーは「隠蔽力」「発色の良さ」を謳い文句として発売された塗料です。今はMr.カラーGXシリーズなどもあり、他メーカーとそこまでの違いは無くなりましたけど。

 

同じラッカー塗料なので、Mr.カラーとの混色も可能です。

 

そしてガイアカラーのもう一つの特徴として、メタリックカラーや専用カラーのバラエティーの多さもあります。

メタリックカラー、クリアーカラー、偏光パールカラー、など調色では再現できないような特殊な塗料の種類が多いです。

ラッカー塗料 ガイア メタリック

メタリックカラー以外にも、いろいろな作品とコラボして、

  • 「バーチャロン」
  • 「ボトムズ」
  • 「蒼き鋼のアルペジオ」
  • 「エヴァンゲリオン」
  • 「フレームアームズ・ガール」
  • 「カーモデル・バイクモデル用の専用カラー」

などの調色済みの色も出しています。

ラッカー塗料 ガイア 特殊

薄め液も専用の物が販売されています。

クレオスのものに比べて内容量が多く、値段もすこし安いです。

クレオスのMr.カラーを薄める時にもガイアカラーの薄め液を使用することも可能です。

 

 

フィニッシャーズ 「Finisher`s color」

ラッカー塗料 フィニッシャーズ

  • 入手性☆☆★★★
  • 塗膜の強度★★★★★
  • 塗料の伸び☆☆★★★
  • 色の種類☆☆★★★
  • 値段 ¥400~

 

「有限会社フィニッシャーズ」のカーモデルやバイクモデルでよく使われているラッカー塗料です。

「Finisher`s color」は、スケールモデルに強い専門的な模型店とかではない限り、取り扱っているお店は少ないですね。

近くに「Finisher`s color」を扱っているお店が無ければ、ネット通販を利用して入手するのも手ですね。

 

塗料の特徴としましては、中に入っている顔料の量が多いのか、他の塗料に比べると非常にドロっとしています。

なので、色を塗った時の発色の良さがあります。ファンデーションホワイトなんかも隠蔽力の高さでかなり有名です。

薄い塗膜で鮮やかな発色が必要となるスケールモデラーに愛用されているのは、そういう理由があるからかもしれませんね。

一本あたりの値段も高めですが、塗料の粘度も高いので、適度な濃度に薄め液で薄めながら使用すれば、1本だけでもかなり長持ちします。

「Finisher`s color」にはピュアシンナーという専用のうすめ液があります。

値段は他の模型メーカーが販売しているうすめ液に比べてかなり高めの設定されています。

 

ですが、フィニッシャーズの塗料をガイアカラーやMr.カラーの薄め液で希釈することも可能らしいのですが、塗料が綺麗に溶けてくれなくて少し相性が悪い。という話も聞きます。

ピュアシンナーは、他のメーカーのうすめ液とは違い、「純度の高いシンナーが使われている」とか「トルエンが含まれている」という噂もあるので、その違いなのかもしれませんね。

 

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藤倉応用化工 「アクセルS」

ラッカー塗料 アクセルS

  • 入手性☆☆☆☆★
  • 塗膜の強度★★★★★
  • 塗料の伸び☆☆★★★
  • 色の種類☆☆☆★★
  • 値段 ¥700~

 

この塗料を初めて聞いたという方も多いと思います。

FOK-藤倉応用化工株式会社というところで販売しています。

▼公式HPの通販サイトから購入できます。

藤倉応用化工 通信販売トップ

アクセルSを模型店で取り扱っているという話は今まで一度も聞いたことないですね。通販のみでの流通だと思います。

 

この塗料も普通のプラモデル用のラッカー塗料になります。

塗料のカラーバリエーションは非常に少ないですが、「ガイアカラー」「フィニッシャーズ」の塗料のOEM元という話をよく聞きます。
※Mr.カラーは藤倉化成が作っています。藤倉応用化工とは別会社です。ソースはモデルグラフィックス誌2017年9月号

つまり、ガイアカラーやフィニッシャーズの塗料は、藤倉応用化工が、各メーカーから色指定を受けて塗料を製造してんじゃないかって事です。

ちなみにアクセルSの塗料自体の特徴は、至って普通です。

ガイアカラーやMr.カラーに比較的似ていて、扱いやすです。

値段も700円と高く感じるかもしれませんが、内容量が70mlもあるので他メーカーの塗料とそこまで変わりません。

むしろこっちのほうが安いです。

 

アクセルS専用のうすめ液も取り扱っています。

公式通販サイトにて「アクセルS35シンナー」という名前で販売してあります。

種類は2つあり、一つは「500ccで900円」、もうひとつが「3kgで2500円」があります。

圧倒的に3Kgを¥2500で購入するほうがコストパフォマンス的にもかなり良いですね。普通に使うだけなら1年は持ちます。

 

このうすめ液もトルエンが含まれているらしく、モデラー界隈で「フィニッシャーズのピュアシンナーのOEMなのでは?」という噂もあります。

 

ガンプラでもよく使う塗料

同じラッカー塗料だけかなり沢山の種類があります。

メーカー別に、専門色・薄め液・癖 の違いがあるので、この特徴を掴んでガンプラの塗装もそうですがスケールモデルなどのプラモデルの塗装に活かして見て下さい。