【ガンプラ工具】プラモデルの表面処理で便利な「当て木付きの紙やすり」とは?メーカー別の種類まとめ

プラモデルのパーツの表面処理や改造をする時、紙やすりを頻繁に使用すると思いまが、何もしてないそのままの紙やすりだと、平面をヤスる作業がとても不便ですよね。

なので、平坦な面にあてるための「当て木」となる棒状の物に紙やすりを貼り付けると、平面のヤスリがけが綺麗に行なえます。

紙やすりを使う上で、あると便利な当て木ですが、各模型メーカーから色んな種類が販売がされていたりします。というわけで、プラモデルで使用する、紙やすり&当て木の種類を紹介しようと思います

紙やすり 貼り付け済み ヤスリスティック

当て木に紙やすりが貼り付けて販売されているタイプのヤスリスティックです。紙やすりを貼り付けたりする作業をしなくてよいので、購入したらそのまま使うことが出来ます。

当て木に使用されている素材は、硬いプラスチック製から木の板からメーカーによって様々です。

ウェーブ ヤスリスティック 各種

値段 300円~

【ソフト】
平面    ☆☆★★★
曲面    ☆☆★★★
エッジ出し ☆☆★★★

【ハード】
平面    ★★★★★
曲面    ☆☆☆☆★
エッジ出し ★★★★★

総合オススメ度 ☆★★★★

ウェーブから販売されている「ヤスリスティック」です。番手の種類は、80,120,180,240,320,400,600,800,1000,1200,があります。

プラスチック素材の当て木の上に紙やすりが接着された状態で販売されているので、開封したらすぐに使用することが出来ます。

いくつか種類があり、当て木と紙やすりの間に薄いスポンジが挟まれているタイプの「ヤスリスティック ソフト」と、プラスチック製の当て木にそのまま紙やすりが接着されているタイプの「ヤスリスティック ハード」があります。

ヤスリスティックソフトは、板とヤスリの間にスポンジが挟んであり表面は少し柔らかめです。緩いRの付いた平面や、バズーカやビームライフルといった筒状のパーツの合せ目消しなどの処理に向いています。

ヤスリスティックハードは、硬質プラスチックの当て木にヤスリが貼り付けてあります。平面がしっかりでているので、パーツの面出しやエッジ出しの処理に向いています。

ソフト・ハードという硬さだけでなく、形状にもいくつか種類があり、細型、三角形、丸型、先細型、という特殊な形状もラインナップしています。

スジボリ堂 木の板に貼り付けたヤスリ 面出しヤスリ

値段 324円

平面    ☆★★★★
曲面    ☆☆☆★★
エッジ出し ☆★★★★
オススメ度 ☆☆★★★

スジボリ堂が販売している、「面出しヤスリ」です。

このヤスリに使用されている当て木は1mm厚の木の板で、適度な硬さと、木特有の柔軟性があり、平面・曲面をヤスる作業で、とてもよく馴染んでくれる非常に優秀なヤスリです。

ウェーブのヤスリスティックに比べて、やすり自体が非常に薄いので、細かい作業にも適しています。さらに、当て木が木板なので、カッターやハサミなどで任意の形にカットして使用することも可能です。

使用してある紙やすりは、高品質な耐水ペーパーなので、水を使った水研ぎ作業も出来ます。

ただ個人的に気になる点が一つだけあって、素材が木なだけに、紙ヤスリの表面が摩耗するよりも先に当て木の方が先にたわんできてダメになってしまうという点です。

当て木がたわんだら使えないという事は無いですが、平面を削る時にイマイチ使いづらくなってしまうんですよね。

たわんだ時の使用感は人それぞれだと思うので、これは私個人の気に入らないところとして捉えて下さい。逆にたわんだ方も使いやすい!って方もいるかも知れません。

サテライトツールス タイラー

値段 300円~

平面    ☆★★★★
曲面    ☆☆☆☆★
エッジ出し ★★★★★
オススメ度 ☆☆☆★★

サテライトツールから販売されている「タイラー」です。

タイラーは結構昔からあるヤスリですね。当て木がプラスチックで出来ていて、そこに紙やすりが貼り付けてあります。特徴的なのは「先端のほぼ直角まで反り上がったR部」ですね。Rの表面処理ならこの部分が使えるので簡単にできそうです。

それから、これはタイラーを買ってみないと分からない部分なんですが、実はタイラーの平面の部分にも絶妙な曲面になっているんです。

このRがあることによって、初心者モデラーの表面処理でありがちな、”面出しで必要なエッジまでヤスリで削り落としてしまう”という事が起こりにくいようになっています。初心者向けに考えられた優しいツールですね。

ただし、タイラーは平面にもRが付いているので、エッジ出しは出来ても、綺麗な平面を作るのには向いていません。「表面処理」は出来るけど「面出し」はできない、というイメージです。

綺麗な面出しをしたい方はヤスリスティックハードや、綺麗な平面の出た当て木を使用したヤスリの方がいいですね。

それからヤスリの当て木のグリップが小さいという問題もあります。タイラーを長時間使っていたら、変に力が入って手をつってしまったので、それ以降、わたしはタイラーを使用していません(笑)

紙やすりを貼り付けて使用する「当て木」

紙やすりを、両面テープや特殊な粘着シートなどで自分で貼り付けて使用するタイプの商品です。

当て木に貼り付ける紙やすりは自分で選ぶことが出来るので、貼り付ける紙やすりによって性能が変わってきます。自分のよく使う番手だけをピンポイントで揃えるという事もできますね。

貼り付ける紙やすりは 【ガンプラ道具】コスパ最強!?使い捨てのサンドペーパーの種類を比較 でも紹介しているのでそちらも参考にしてみて下さい。

スジボリ堂 マジックホルダー 

値段 864円~

平面    ☆☆★★★
曲面    ☆☆★★★
エッジ出し ☆☆★★★
オススメ度 ☆☆★★★

スジボリ堂から販売されている「マジックホルダー」です当て木の表面にマジックテープが貼り付けてあり、付属のマジックテープ付きのやすりを取り付けて使用することが出来ます。

ヤスリと当て木がマジックテープでくっついているので、両面テープの貼り付け等の手間が無いのでヤスリの交換も楽に行なえます。

使用感ですが、パーツを削る時の当たりが柔らかいという印象です。考えてみれば当たり前の事なんですが、マジックテープの部分がクッションになるので、ヤスリをパーツに当てた時「ムニュ」って感じが少しあります。

マジックテープの柔らかさがあるので、パーツのエッジ出しは苦手ですね。逆に、緩いRや円筒のパーツの表面処理に非常に向いています。ヤスリ表面がパーツのRに追従してくれるからですね。

ヤスリの交換には「マジックテープ式のやすり」が使えます。マジックテープが裏面に付いている紙やすりは滅多にありませんので、必然的に交換できるやすりはスジボリ堂の替マジックヤスリのみと限られてきます。

最近では3Mが「キュービトロンⅡ」というやすりを発売していて、そのヤスリの裏面がマジックテープ式になっているらしく、キュービトロンⅡもこのマジックホルダーを当て木にして使用できるみたいです。

ウェーブ ヤスリほう台

値段 700円~

平面    ☆★★★★
曲面    ☆☆☆★★
エッジ出し ☆★★★★
オススメ度 ☆☆☆★★

ウェーブから販売されている「ヤスリほう台」です。シャレの利いたネーミングですね(笑)つい最近までは販売中止されていて、最近になって生産を再開した商品です。

特徴は、プラ製の当て木と、当て木と紙やすりを貼り付けるための特殊な粘着シートです。付属している粘着シートは、粘着力が弱まったりゴミが付着したら、水洗いすることによって再利用することが出来るというスグレモノです。

それから特徴がもう一つ、大きい当て木も特徴ですね。ヤスリほう台の大きさは3種類あるのですが、ガンプラで使用するには正直どれも大きすぎな印象です。

1/144や1/100のガンプラや、一般的なサイズのスケールモデルの製作にはこのサイズのヤスリは使いにくいので個人的にはあまりオススメしません。

私の知り合いに、唯一1人だけウェーブヤスリほう台を愛用しているプロモデラーの方を知っています。その方は 「ヤスリほう台 」を使用して1/144 α・アジールをフルスクラッチしておりました。それなら納得です。

ハイキューパーツ リタックスティックハーフ

値段 1600円

平面    ★★★★★
曲面    ☆☆☆☆★
エッジ出し ★★★★★
オススメ度 ☆★★★★

ハイキューパーツから販売されている「リタックスティックハーフ」です。こちらも、水で洗って再利用出来る特殊な粘着シートと、ポリカーボネート樹脂の当て木がセットになった商品です。

当て木の長さが、丁度、タミヤのフィニッシングペーパーと同じくらいのサイズで作られています。タミヤフィニッシングペーパーの幅が、93mmで、リタックスティックハーフの当て木が90mmです。両端で1.5mmずつ余るサイズで作られています。

余った両端は、当て木のフチに沿ってカッターなどで切り落とすとヤスリのフチを綺麗に仕上げることもできます。付属品として、貼り付けたヤスリの番手が目で見てすぐ分かる「番手シール」も付いています。これは地味に嬉しいポイントです。

ゴッドハンド FFボード3本セット

値段 648円

平面    ★★★★★
曲面    ☆☆☆☆★
エッジ出し ★★★★★
オススメ度 ☆★★★★

ゴッドハンドが販売している「FFボード」です。この商品はゴッドハンド直販限定商品なので店舗販売はしていないようです。

ハイキューパーツのリタックスティックハーフとは違い、コチラは「アクリル樹脂」で作られている当て木です。3種類の色分けがされているのが特徴的です。色によって貼ってある番手を直感的に見分けられるように工夫してあるアイデア商品ですね。

こちらのFFボードも、実はタミヤのフィニッシングペーパーの幅を基準に作られています。FFボードの全長は114mmで、タミヤのフィニッシングペーパーの長辺は228mmとなっています。

つまり、タミヤのフィニッシングペーパーを半分に切った時に、FFボードのボードと丁度いい長さになる、という計算です。

ちなみに、ゴッドハンドでは、タミヤのフィニッシングペーパーサイズに切った、コバックスのフレックスクロスの販売もしているので、そちらのヤスリとの相性もいいですね。

 

ゴッドハンド ミニFFボード ステンレス

値段 2052円

平面   ★★★★★
曲面   ☆☆☆☆★
エッジ出し ★★★★★
オススメ度 ☆★★★★

こちらもゴッドハンドが販売している「ミニFFボード ステンレス」です。こちらもゴッドハンド直販限定商品です。先程のアクリル製のFFボードとは違い、素材が金属製になっています。

このミニFFボードの一番のポイントは、ステンレス素材特有の「硬さ」と「薄さ」です。これまで紹介した当て木は、殆どがプラスチック製で、厚みは5mmの物が多かったですが、このミニFFボードは2mmという薄さを実現しています。

2mmという薄さですがステンレスは非常に硬い金属なので、強い負荷が掛かっても”たわんだり”することがほぼありません。

高精度な平面も出ているので、カリッとした面出し、エッジ出しが可能です。逆に、緩いRの付いた面の表面処理は出来ません。そういう部分には、別でスポンジヤスリやヤスリスティックソフト等を使って処理する必要がありますね。

ミニFFボードの長さは92mmなので、タミヤのフィニッシングペーパーの横幅(93mm)とほぼ同じサイズに作られているので、紙やすりのカットが簡単に出来るようにしてあります。同様に、ゴッドハンドが販売しているコバックスのフレックスクロス(横幅93mm)との相性もいいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

模型用だけでも、メーカーによって色んな種類のやすりや当て木を販売しています。どのヤスリでも、得意不得意な部分があります。なので「このヤスリを買っておけばどんなパーツでも表面処理できる!」という万能なヤスリはありませんね。

とは言っても、似たような種類のヤスリが別ベーカーから販売されていたりもするので、どっちがオススメなんだろう?という時に、この記事を参考に、購入するヤスリの種類を選ぶヒントにしていただければ、と思っております。

それでは。

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