オレンジオイル入りの食器用洗剤を使って塗料瓶をまとめて大掃除!

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  • 柚P

 

こんにちは。柚P(@yzphouse)です。

プラモデルを製作している中どんどん溜まっていく使用済みの塗料瓶。あなたはどのように処理していますか?

そのまま捨てるのも何だか勿体無いし、かといってシンナーを使用して塗料を溶かして洗浄するのも大変です。

というわけでこの記事では、少し前Twitterで話題になっていた「オレンジオイル配合の洗剤を使った塗料瓶の洗浄」をやってみようと思います。

実は私はこのオレンジオイルの配合された洗剤での塗料瓶の洗浄はこれが2回目です。1回目はというと、そこまでうまく出来なかった記憶があります。なのでリベンジという形になりますかね。

なのでこの記事は「こうすれば簡単に出来る!」ではなく「こうしたらこうなった!」という体験レポートのような内容となります・・・ご了承ください。

興味のある方は続きからどうぞ。

オレンジオイル配合の洗剤を使って塗料瓶を洗浄してみた。

ネットの情報を見る限り、このやりかたでは「どうやらオレンジオイル配合の洗剤に塗料瓶を漬け込むことによって、こびり付いた塗料を浮かせる」というものらしい。

しかし使用する洗剤が人それぞれで、スプレータイプの洗剤を直接かけてる人もいれば、食器用洗剤を水で薄めたものに漬け込んでいる人もいる。

正直どれが一番いい方法なのか分からない!!

なので今回私が選んだのは、大量の塗料瓶を一気に洗いたかったので後者の「食器用洗剤を薄める方法」でやってみました。

ちなみに、この方法はラッカー系の塗料瓶を洗浄する方法みたいです。水性塗料やエナメル塗料でもこの方法が使えるかどうかわからないです。

洗浄する予定の塗料瓶を用意する

使用済み塗料瓶

洗う前に、塗料便の中をしっかりと乾燥させておきます。パリッパリになってたほうが綺麗に剥がれそうですし。

強制乾燥に使用したのは自作の乾燥ブースです。気になる方はこちらの記事【ガンプラ塗装に役立つ!山善の食器乾燥機を使って自作の「ドライブース」を製作してみた。】を参考にしてみてください。

用意したもの

中の塗料を乾かしたら、さっそく塗料瓶を漬け込んでいきましょう。

ここでバケツとオレンジオイル配合の洗剤も一緒に用意します。

今回使った洗剤はコチラ。ダイソーで買いましたがAmazonでも取り扱っているようです。

聞く話によると「ジョイ オレンジピール成分入り食器用洗剤」でも使えるとか。私は試したこと無いので、もしこれを使用する時は自己責任でお願いします・・・

塗料瓶を漬け込んでいく

フレッシュどばー

漬け込むために、洗剤を薄めた液を作りましょう。

バケツも大きいので洗剤はまるまる一本いれました。

そして少しだけ水を入れてかさ増しをして塗料瓶を入れます。

洗剤入り

写真の状態ではちょっと洗剤が足りませんね。もう少し水を入れましょう。

塗料瓶の中にもしっかりと洗剤が入るように並べましょう。

この状態で数日間放置します。

 

1日目「あんまり剥がれない」

2日目「あんまり剥がれない」

3日目「あんまり剥がれない」

・・・・

 

あれ、なんか変ですね。前回チャレンジした時はもっと簡単に剥がれるようになったんですが。

ここで1つ思ったのが「単純に洗剤(オレンジオイル成分)が少ない?」ということ。なので、洗剤を更に2本追加してみました。

つまり、合計で3本の洗剤を入れたことになります。

更に数日間放置します。

4日目「少しづつ剥がれやすくなってきた」

5日目「ラベルが溶けてきた。」

ラベルは簡単に剥がれる

やっぱりオレンジオイル成分が少なかったんでしょうか、洗剤を追加してから変化がありました。

ラベルの糊が溶けたような感じになり、瓶からヌルっと剥がれるようになりました。

これはアレでしょうか、リモネン系の接着剤のように、オレンジオイルにも樹脂とかを溶かす性質が少しでもあるのだろうか。

これくらいまで漬け込んだら、瓶の中の塗料も剥がれやすくなっているはずです。

塗料をこそぎ落とす

擦る前

そしたら塗料を落としていきます。

塗料の種類で「剥がれやすい」「剥がれにくい」があるみたいです。

剥がれやすいものなら、何もしてなくても塗料が浮いてきてバケツの中で勝手に綺麗になっている物もあれば、歯ブラシや金タワシを使用しても全然塗料が落ちない物もあります。

擦った後

基本的なものは、金タワシでひとなでしてやれば綺麗になりました。

ただし、塗料瓶の底に分厚く固まっているような塗料は、金タワシだけでは取り切れないのでとりあえず無視して底は後で処理しましょう。

底が取れない

綺麗に掃除できたものから、底にこびり付いた塗料が取れないものまで様々です。

引っ掻いたら取れる

後回しにした底の塗料は、先の尖った金属棒でつっついてやれば簡単に取れます。

使用した金属棒はハイキューパーツさんのペインティングニードルや、スパチュラを主に使用しました。

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半分はゴミ箱

それでも綺麗にならなかった塗料瓶は遠慮なく捨てます。たかが塗料瓶一本に何分もゴシゴシしてるのも馬鹿らしいので。

そんなこんなで選別していると、使えそうな塗料瓶は半分くらいに減りました(笑)

塗料瓶を洗浄

最後は洗剤と塗料のカスを流水で綺麗に落としてから乾かしましょう。

塗料のゴミがたくさん付いてる場合は、洗面台や風呂場を使って洗うのは避けたほうがいいですね、かなり汚れるので。外とかに出て汚れてもいいような場所で洗いましょう。

ついでに洗った塗料瓶もよく乾かしましょう。天気のいい日の外に一日放置しておけばしっかり乾くでしょう。

塗料のフタ

塗料瓶のフタ

で、最後になりましたがここでようやく登場です。今回の一番の問題児「塗料瓶のフタ」です。

なぜか、塗料瓶と一緒に洗剤の中に漬け込んでいたにもかかわらずフタの塗料だけが全く浮いてきません。

フタの素材はPP(ポリプロピレン)なので、何もしなくても塗料が剥がれやすい素材ではありますが、それにしても塗料が落ちない。

どうしようもないので、ここからは手作業で1つずつ綺麗にしていきました・・・

まず始めは、分厚い塗料の固まりをハイキューパーツのペインティングニードルでカリカリして落としました。

筆で撫でる

細かく残った塗料カスは、ひっくり返したフタの中にツールクリーナーを入れて漬け込んで、筆で撫で洗いして洗浄。

シンナーを使わない洗浄のはずでしたが仕方ないですね・・・

塗料瓶の洗浄おわり

完成

フタをツールクリーナーで洗浄したら洗浄終わりです。

合計で42本の空き瓶が作れました。やったー。

終わりに

塗料瓶のほうは綺麗に取れましたが、フタだけがいまいちの結果だったので「大成功!」とは言えませんが、とりあえず洗浄はちゃんとできました。

もしこの洗浄方法をしたことある方で「やり方が間違ってる!これを使ってこうすれば間違えない!」というのを知ってる方がおられましたら、是非是非私のTwitterか問い合わせフォームから連絡をください!余裕があればまた挑戦してみようかと思います。

で、ここでちょっと考えてみました。

広島の模型店で取り扱っているスペアボトル(クレオスの18ml)のやつは安いお店で1本65円(割引価格)で売られています。

つまり同じ量のスペアボトルの新品をお金で買うとしたら 42本×65円=2730円 という計算になります。

ここから更に、洗剤代から金タワシ代などで500円ほどこれとは別で使ってますし。

・・・やってみた後の話にはなりますが「あの労力を使って2230円しか特をしないのか」というのが私の正直な感想です。

結論:次回以降は、まっさらなスペアボトルをお金で買うことにします!費やす時間と労力が得する金額と割に合わない!

あれ、前にも似たようなオチで締めたことありませんでしたっけ。⇒フィギュアの複製で使っている「油粘土を融かして再利用できるのか」を実験してみた。

それでは。

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