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巷で噂の最強の塗装ブース「ネロブース」を導入したので早速レビューしてみる。

ネロブース

最近Twitterを中心にして話題となっている「ネロブース」という塗装ブースをご存知でしょうか?

模型誌などで活躍しているプロフィニッシャーを始め、東京の秋葉原にある「秋葉原工作室」や模型メーカー「ガイアノーツ」でも導入されている、今一番熱い塗装ブースです。

今回はその塗装ブースについて、詳しくレビューしてみたいとおもいます。

ネロブースとは?

「ネロブースとは、専門業者で特注した亜鉛鉄板製のケースに業務用のストレートシロッコファンを取り付けた模型界の常識を覆した最強の塗装ブースである」

この塗装ブースは、”空調設備のプロ” が本気で考えて設計・製作された塗装ブースで、シロッコファンの能力、空気の流れ、静音性、などなど・・・どんなモデラーでも非常に満足度の高い仕上がりになっています。

エアブラシ塗装はもちろん、大型パーツの塗装や、缶スプレーの使用も余裕で出来ちゃいます。

メーカーから市販されている模型用塗装ブースでは、缶スプレーを使用した大掛かりな塗装をすると、ファンで吸いきれない塗料のミストが跳ね返ってきたり、大きなパーツを塗装する際に塗装ブースの枠から外れてしまう。なんて問題も起こってしまいがちです。

それに比べて、ネロブースで使用されているストレートシロッコファンの「風量」は、某C社の塗装ブースに使われているファンの約4倍ほどあり圧倒的な吸引力があります。

さらにさらに、風量とは別に、「静圧」という風のトルクという性能も高いらしく、それが比べものにならないくらい強いみたいです。塗装ブース内だけでなく室内全体の換気性能も非常に優れています。

吸引力が非常に強いので、吹き替えしの多いような「1/10のRCラジコンのボディ塗装」なんかでもオススメできますね。

あれボディの内側をスプレーで塗装するので吹き返しもすごいんですよね・・・

ネロブース内部はこのような構造になっています。塗装ミストを吸い込む吸入口は、上部手前と、下側奥の2箇所あります。

正面に斜めの鉄板があり、その面に当たった塗料のミストは奥側のスキマに吸い込まれます。

そこだけでは吸いきれずに、吹き返しが起きて逃した塗料のミストも、手前側の上部にあるスキマから吸い込まれるような仕組みとなっています。

塗装中に塗料のミストが自分に跳ね返ってこないような形になっているんですね。つまり塗装作業中にマスクをしなくても良い!!

実際にネロブース内で塗装をしていても殆どシンナー臭はしません。シンナー臭も、塗装している自分の鼻に辿り着く前にファンに吸い込まれているのでしょう。

ネロブースはどこで買えるの?

Twitterなどで色んなモデラーがネロブースを導入してるのを見るけど、あんな塗装ブースを店頭やネット通販で見たこと無いんけど?なんて方もいると思うので簡単に説明しておきます。

「ネロブース」はネロブース公式さんのみで取扱いをしています。店舗販売もネット通販もまだ無いようです。

コチラのアカウントで受注販売をしているようです。

購入意思のある方は、ネロブース公式アカウントに直接連絡を送って手続きをすすめる形になると思います。

値段は、本体(ケース&シロッコファン)が48000円で、別途、厚み30mmスタイロフォームとΦ150mmのアルミダクト、アルミテープ、突っ張り棒を用意する必要があります。

別途用意するものは、ホームセンターですべて合わせて5000円程度で購入できると思います。

ネロブースを導入する方は、予算としては53000円くらいと見とくといいでしょう。

【2018/10/10追記】

ネロブースは現在、「株式会社ガットワークス」という模型メーカーとなっており、ネロブースを購入できる専用のHPができています。

ネロブース本体の値段、送料などの詳細についてはこちらのHPを参照してください。

ガットワークスストア:https://www.gattoworks.net/

ネロブースはどんな感じで届くの?

うちには、大きなダンボール(ケース)と、ストレートシロッコファンの2つに分けて届きました。

ダンボールを空けるとネロブース本体が出てきます。私が購入したネロブースは上部にシロッコファンを取り付けるタイプなので天井に丸いダクトの穴が付いています。

このケースは、注文してから製作する「特注品」なので、自分が塗装ブースを設置する環境によってサイズや形を変更することが出来るようです。これに関しては、購入する際にネロブース公式さんに相談してみてください。

それ以外にも、「スタイロフォーム取り付け用のパイプ」も付属しています。

これは、排気側の窓に取り付けるスタイロフォームにアルミダクトを取り付けるためのジョイントになります。

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ネロブースの設置

組み立て作業「場所の確保」

ネロブースのサイズはW50cm×D50cm×H60cmです。

かなり大きいので、置けるスペースをしっかり確保しておきましょう。

そして、ネロブースには排気ダクトを取り付ける必要もあるので、近くに窓がある机でないといけません。

ダクトを取り付ける窓は、近隣の住民に迷惑にならないよう、大量の塗料のミストが出ても問題ないような窓が好ましいですね。

組み立て作業「排気管を取り付ける窓の加工」

ホームセンターで購入したスタイロフォームを加工してきます。

サイズを図って、任意のサイズにカッターでカットします。

写真のように、窓を全面塞ぐ必要は無いですが、この窓は今後開けることは無さそうなので完全にスタイロフォームで塞いでみました。

別途購入する物のリストに「つっぱり棒」とありますが、これはスタイロフォームを窓に押さえておくためのものです。

賃貸住宅などでは部屋の大幅な改造をしてはいけないと思うので、ネロブース公式さんからは「つっぱり棒」を使用した固定をオススメしているみたいですね。

スタイロフォームと窓を接着剤や釘などで完全に固定できる環境なら、「つっぱり棒」は必要ないです。

組み立て作業「各パーツを合体させる」

スタイロフォームのカットが終わったら、仮置きしてみます。

机のサイズを事前に確認して、特注で製作して頂いているので、机にもピッタリです。

ここから、ケースとシロッコファンを接続していきます。

接続にはアルミテープを使用しました。パイプの凸と凹を差し込んだ所にアルミテープを貼っているので、一見不安定に見えますが結構しっかりくっついています。

シロッコファンの出口にはアルミダクトを差し込みます。コチラもアルミテープで固定します。

アルミダクトの出口は、スタイロフォームの裏から「スタイロフォーム取り付け用のパイプ」を差し込んだ部分に取り付けます。

ここもアルミテープを使用します。抜けないようにしっかり貼り付けます。

ちなみに、「スタイロフォーム取り付け用のパイプ」を付けるためには、スタイロフォームに丸い穴を開ける必要があります。

空け方は簡単で、スタイロフォームは柔らかい素材なので、「スタイロフォーム取り付け用のパイプ」をパンチのようにして使えば綺麗な丸の穴が開けられます。

ネロブース完成

あとは、上部のシロッコファンを電源に差し込んで問題なく稼働すれば完成です!

使用してあるストレートシロッコファンはかなり良い物を使用しているので、ファンのモーター音はほぼありません。

音がすると言っても、ファンの中に空気が入っていく風切り音程度で、すごく静かです。どうなってんだネロブース。

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駆動音の比較

塗装ブースを購入する時に気になるのが駆動音ですよね。

「ネロブースにはすごく大きなシロッコファンが付いているし、その分駆動音も大きいのでは?」という疑問を解消すべく、簡単な比較をしてみました。

スマートフォンの騒音計アプリを使用して、周りの環境音とネロブースの駆動音を調べてみたので参考にしてみてください。

注意
スマートフォン用の無料アプリでの計測なので正確な数値が出ていない可能性があります

まず始めは、ネロブースから。

一番音が大きいであろう、ブース内で測ってみました。

結果は50dbでした。

音の種類としては扇風機を風量MAXにしたような風を切るような低音です。モーター音は一切しません。

続いて、クレオスのMr.塗装ブース。メーカースペックでは駆動音は57dbと書いてあります。

しかし、私が使用している物は改造してあり、ファンがむき出しになっているのでその付近で駆動音を計測しています。

結果は52dbでした。

数値的にはネロブースと殆ど変わりませんでしたが、コチラはモーターの耳障りな駆動音が出ているのでネロブースに比べるとうるさいと感じます。

次にコンプレッサーです。ピストン式なので駆動音はかなり大きいはずです。メーカースペックでは47dbらしいです。

結果は56dbです。

メーカー値より大幅に大きい音です。よってネロブースはコンプレッサーの駆動音よりは静かという事がわかります。

その他、無音状態、エアコン前、ダイソンDC62掃除機、の騒音を測ってみました。

無音状態

エアコン前

ダイソンハンディー掃除機

中途半端な比較しか用意できずスミマセン。

なんとなく分かってもらえたと思いますが、ネロブースは稼働させても驚くほど大きい音はしないということがわかりました。

むしろ、Mr.塗装ブースや、コンプレッサーよりも駆動音は小さいです。

おまけ

最後に、ネロブースを運用していく中で便利なグッズやアイディアを紹介していきます。

基本的に、ネロブースを運用している他のユーザーのパクリだったりしているので、その辺はご容赦ください・・・

ハニカムフィルター&ティッシュ吸い込み防止

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正面の吸入口に、猫の爪研ぎ用のダンボールを少し加工してハニカムフィルターとして使っています。

これを取り付けると、排気する空気に含まれる塗装のミストを少しだけ軽減できたり、ティッシュが塗装ブース内に吸い込まれる事故を抑えられます。

ネロブースの吸引力は凄まじいので、ティッシュをブース内に置いておくと、勝手に吸い取られてシロッコファンに巻き付いてしまうので、このような吸入防止の網のような物を付けておくことをオススメします。

マグネットでくっつくボトル入れ

ネロブースのケースは「亜鉛鉄板製」です。つまり磁石をくっつけられます。100円ショップで買ってきたネオジム磁石や、マグネットケースを思う存分くっつけてカスタマイズしてみましょう。

ペン入れを側面に付けてみたり、天井にライトを付けてみたり、マグネットフックを貼り付けたり。磁石がついていればなんでも貼り付けられます。

私のオススメは、ネオジム磁石とタミヤの調色スティックのコンボです。(写真右上)

汚れても安心!アプリケーションフィルム

転写シート 弱粘着 透明アプリケーションシート30cmx10m

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カッティングシートとかでよく使われている、転写シート「アプリケーションフィルム」をネロブースの汚れそうな面に貼り付けて保護しておきます。

そうすれば、塗料で汚れても貼り付けたフィルムを剥がすだけで綺麗なネロブースに元通りです。

アプリケーションフィルム自体は無色透明なので、ネロブースの外観を損ねることもありません。亜鉛鉄板特有のカッコいい模様も好きなだけ拝むことが出来ます。

末永く綺麗に使い続けるための小ネタですね。

塗装ブース内を明るくライトアップ

蛍光灯やLEDライトを取り付ければ、暗い塗装ブース内も明るくなり塗装がしやすくなります。

私は家にあった蛍光灯で代用しているので少々見栄えは悪いですが、蛍光灯自体も磁石でくっつくので無加工で取り付けられるので気に入っています。

ブラックライトで反応する塗料を使用するときもあるので、場合によっては取り付けてある蛍光灯をブラックライトに交換して運用した時もありました。

ブラックライトの蛍光灯も磁石でくっつくので、ワンタッチで付け替えが出来ます。超便利です。

ステッカーでカッコよくデコろう

何故かは分かりませんが、一部のネロブースを持っているモデラーは側面にステッカーを貼る傾向があるようです。

そんな私もそのブームに乗り遅れないように、ステッカーをバシバシ貼り付けて流行りに乗っかっています。

他にも、自作でネロブースステッカーを作って正面の一番目立つ部分に貼り付けたりしています。

こういうステッカーがあれば、なんだかメカっぽくなってカッコいいです。

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おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は店頭や通販サイトでは出回っていない、すこしマニアックな商品の紹介でした。

ネロブースは知っているけど、実際のところ「見知らぬ人から購入するのは少し怖い」とか、「良いとは聞くけど、まだ情報も少ないし不安」なんて方もまだ多いはずです。

作業環境や塗装ブースのサイズなどで悩みがあって「興味があるし買うかどうかわからないけど検討してみたい」という方も、とりあえず「ガットワークス(旧ネロブース公式)」のアカウントに相談してみてはどうでしょうか?

塗料のミストを吸うのは人体にもかなり悪影響です。この機会に良い機材を揃えて、安全で、快適な塗装作業が出来るプラモデル製作環境を整えてみてはどうでしょうか。

それでは。