古くなった筆をすぐ捨てるのは間違い?古い筆を簡単に復活させる裏技とは!?

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みなさんは、プラモデルの筆塗りやスミ入れの作業で使い込んで古くなった筆ってどうしていますか?筆は消耗品と割り切って捨ててしまう人や、ボロボロのまま使い続けている人もいるかと思います。

今回はそんな古くなった筆を、「新品に近い状態まで復活させる技」を紹介します。

動物の毛、ナイロン毛、と毛の素材も様々な種類がありますが、ここで紹介する方法はどの筆にでも使える技ですので是非とも、あなたの引き出しの奥で眠っている古い筆で挑戦してみてください。

用意するもの

筆を綺麗にするために「洗浄液」と「筆用コンディショナー」などを用意します。

そして、洗浄液を使って筆を洗っていくときに重要なアイテムがもう一つあります。

眉毛を整えるブラシで、「コーム」と呼ばれてる道具です。身近なところだと、100円ショップなんかでも手に入れられます。私が使用しているコームもダイソーで買いました。

この3つが用意できたら早速筆の洗浄をしていきましょう。

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古くなった筆を洗浄する

動物の毛が使用されている筆だと、模型で使用する塗料の影響で「キューティクル」が荒れていたり、ナイロン毛だと、エナメル塗料やラッカー塗料という、洗っても落ちにくい塗料がこびり付いている事が多いです。

この「塗料汚れ」や「毛先の荒れ」を直していくわけですが、流れとしまして

  1. 筆にこびり付いた塗料に「ブラシエイド(洗浄液)」を浸透させる
  2. 「コーム」を使用して、筆に付いた塗料を根こそぎ落とす
  3. 洗浄液を水洗いする
  4. 最後に「筆用コンディショナー」で穂先を整える

という感じです。

筆に「ブラシエイド」を浸透させて汚れを落とす

まず、いちばん始めに綺麗になってもらう筆はコチラです。

この筆は、筆洗浄のエントリを書くにあたって、地元の模型店の「ホビーショップくらくら」さんの協力してもらい、提供して頂いたものです。エナメル溶剤やツールクリーナーで洗っても落ちないくらい、しっかりとエナメル塗料が筆にこびり付いていています。

この筆なら良い比較が出来そうです。

それではまず筆に「ブラシエイド」を含ませましょう。

本来の使い方としてはブラシエイドの容器に、筆をもみ洗いできるような「ギザギザの底面」が付いています。この商品自体は、底面に筆を押し当てて塗料を落とすという使い方を推奨しているみたいですが、今回はそういった使い方はしません。

底面に押し付けて洗浄する方法を頻繁にしてしまうと、「筆の根本が歪んで穂先に影響が出てくる」という事が起きます。ていうか私がなりました。

なので、ブラシエイドの「塗料を筆から剥がす性質」のみを使います。

ある程度、ブラシエイドに漬けて時間を置いたら、次は「コーム」を使って筆を解かしていきます。

この作業が一番大変ですね。何十回、何百回と、「筆にブラシエイドを付ける」→「コームで解かす」を繰り返して、こびり付いた塗料が無くなるまでやります。作業中は汚れた洗浄液が出るので、ティッシュやキッチンペーパーを机の上に用意しとくと良いでしょう。

筆に付いていた汚れがある程度取れました。そしたら、ブラシエイドのパッケージの「流水でよくすすいでください。」という説明通り、水ですすぎましょう。

これだけでもかなり綺麗になりました。すぐに筆を使用するなら、この状態でそのまま使ってもらっても大丈夫です。

次は筆用コンディショナーを使って、「使い込まれて変形した筆」や「穂先が開いてしまっている筆」を修正していきましょう。

筆用コンディショナーを使って形を整える

筆用コンディショナーはタミヤから販売されているものを使用します。

その前に、「そもそも筆用コンディショナーってなんぞや?」って思う方もいると思うので、簡単に説明します。

ブラシエイドのような「洗浄液」としての性能は無く、そのかわりに毛のキューティクルを整える「リンス成分」や、穂先を整えて矯正させることができる「ノリ成分」などが含まれています。

新品の筆を購入した時に、「毛の部分がノリで固められている筆」を経験したことはないでしょうか?つまりノリというのはアレの事です。筆の毛先をノリで固めて「穂先の歪み」を直すことが出来るという事です。

バサバサになってしまった筆も「筆用コンディショナー」を使えば綺麗に直せるかもしれません。

使い方は簡単です。筆用コンディショナーを付けて、余分な溶剤をティッシュで拭き取るだけです。拭き取る時に、「穂先の先端がちゃんと整うように形をつくる」のがポイントです。

筆先を整えたら、風通しのいい場所で筆を乾かしましょう。筆を乾かす時は「穂先が下向き」になるようにしましょう。「穂先が上」に向いていると重力の影響でせっかく整えた穂先が崩れる恐れがあります。

筆についたコンディショナーは完全に落とす必要はありませんので、間違っても水で洗わないようにしましょう。

まとめ

筆の「洗浄前」と「洗浄後」の比較です。穂先や根本にこびり付いた塗料は無くなり、バサバサになった毛はコンディショナーの効果によって真っ直ぐ整いました。

今回はすべて「ナイロン毛」で行いましたが、動物の毛が使われている筆にもかなりの効果があります。使わなくなった古い筆や、もう復活出来ないと諦めていた筆も、この記事で紹介した方法を使えば、まだまだ使えるように復活させられるかもしれません。

良い筆をいつまでも使い続けるための技としても応用できますので、興味があれば是非挑戦してみてください。

それでは。