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合わせ目を消してガンプラのパーツ同士を完全に一体化させるコツを徹底解説!!

ガンプラを作っていく中で、パーツ同士の合わせ目を消したい部分ってありますよね。

必ずしも「合わせ目が出てたららいけない」ということでも無いのですが、パーツの種類によっては、その合わせ目が違和感になってしまうこともあります

合わせ目は、パテや接着剤で埋めて消したり、モールドとして生かしたりして処理することが出来ます。

方法はいくつかありますが、今回は最もポピュラーな「合わせ目をスジボリに変える」「パテで埋める」「上からプラ板を貼り付ける」の3種類を詳しく紹介していきます。

合わせ目を生かして「スジボリ」に変える

合わせ目処理で最も楽な方法で、パテや接着剤で埋めたりせずに「スジボリ」を作ることによって合わせ目を馴染ませる方法です。

パーツ同士を接着する必要が無いので「塗装作業時に分解する必要があるパーツ」にオススメの加工ですね。

スジボリを作ることによって、パーツにも程よい情報量が加わりちょっとしたディティールアップにも繋がります。

やり方

用意する道具はナイフのみです。

まずパーツの合わせ目を確認してみましょう。

このパーツの真ん中に入っている合わせ目をスジボリに変えていきましょう。まずは、パーツをいったん分解します。

パーツを開いたら、合わせ目になっている「エッジの部分」を確認してみましょう。

この赤のラインを引いた角をデザインナイフの「カンナがけ」で削り落として、細いC面を作ります。

カンナがけについてはPS樹脂から軟質樹脂まで!「パーティングラインの消し方」を徹底解説!!2017年の記事で紹介している技法です。わからない方はこの記事を参考にしてみてください。

C面の幅は大体0.05mm~0.1mmくらいでしょうか。パーツの両側に細いC面を作ってください。

パーツを合わせて確認しながら、少しづつC面の大きさを調整しながら作業しましょう。

C面の角度は大体45度くらいでしょうか。ここの角度を変えることによって、スジボリの深さや幅なんかも変わってきます。

パーツの加工ができたら、パーツを組み立ててスジボリになっているか見てみましょう。

パーツを合わせたときに合わせ目のラインがスジボリっぽくなっていれば成功です。

このような方法を使えば、合わせ目をスジボリに変えることができます。

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合わせ目を段落ちモールドにする

「段落ちモールド」というと、なんだか難しそうなイメージがしますよね。

最近のガンプラでも、はじめから合わせ目の部分に段落ちモールドが設けられていて合わせ目が自然に仕上がる作りになっているものもあります。

この合わせ目処理の方法も、先ほど紹介した「スジボリに変える方法」と同じように、後からでもパーツを分解でき、ディティールアップにも繋がる合わせ目処理と言えます。

合わせ目に段落ちモールドを作る方法

段落ちモールドを作るために必要な工具ですが、「BMCタガネ」や「デザインナイフ」を使用していきます。

これ以外にも「段落ちモールを作れる工具」も出ています。

BMCダンモ 段落ち幅 0.3mm 0.6mm

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▲スジボリ堂から段落ちモールドを作る 「BMCダンモ」という専用の工具。

私はBMCダンモを所有していないのでこの工具は使いません。この記事では別の工具を使って「段落ちモールド」を作っていきましょう。

まずは、デザインナイフを使ったやり方から紹介します。合わせ目の距離が短いところなら、ナイフでの加工が楽です。

例えば、このパーツ。

このパーツの中心にある合わせ目を段落ちモールドにしましょう。

合わさっているパーツを分解してから作業をします。

分解したパーツの片方の合わせ目のエッジを、デザインナイフで「L字」に切り込みを入れて段を作ります。

これだけで簡単に段落ちモールドが作れました。小さいパーツで加工する部分が短い場合のみ使える方法ですね。

曲面における段落ちモールドの作り方

ナイフで段落ちモールドを作るのが難しく、このような長くて曲面のある合わせ目には、別の方法をつかいます。

こういう場合には「BMCダンモ」や「タガネ」を使用して段落ちモールドを作りましょう。

今回はBMCダンモは手元に無いので「タガネ」を使用した段落ちモールドの加工を紹介します。

スジボリ堂 BMCタガネ 0.5mm

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▲使用するのはBMCタガネの1.0mm幅です。

まず、合わせ目になっているパーツの間にプラ板を挟みます。

プラ板はタガネで段落ちモールドを彫るためのガイドになるだけなので、接着はしないでください。

プラ板を挟んだら、ガイドとして使用しやすいように形を整えておきましょう。

挟んだガイドの側面を沿わすようにしながら、タガネを使って一定の幅の溝を掘っていきます。

タガネを使うときは、強い力を加えて一発で深く掘ろうとせず、軽い力で何回もなぞってやる事で「綺麗な溝」を彫ることが出来ます。

モールドを掘ったら、パーツに挟んでいたプラ板をはずして完成です。

曲面があったり大きいパーツに段落ちモールドを作る場合は、この方法がオススメです。

合わせ目にモールドを追加する

「合わせ目の上にプラ板を貼って新規でモールドを追加することによって合わせ目を消す」という方法です。

プラ板を加工を合わせ目の上に目張りして隠すというイメージですね。

▲塗装をしない方は「ランナータグ」を使えば同じ成型色のまま合わせ目消しが出来ます。

今回は初心者の方でも分かりやすいように、ランナーダグを加工して武器の合わせ目消しをしていきましょう。

これから、真ん中に入っている合わせ目の上にプラ板を貼っていくわけなんですが、今回は「ランナータグ」を使用するのでタグの加工から先に進めていきましょう。

ランナーからタグを切り離して、合わせ目を消したい部分に合うプラ板のサイズに加工していきます。

ランナータグについている「凸モールドの文字」はナイフを使って削り落とします。

ナイフで削った後は、当て木を付けた紙やすりで表面を整えます。

当て木付きの紙やすりについては【ガンプラ工具】パーツの表面処理で便利な紙ヤスリ&当て木【まとめ】の記事で紹介しています。是非参考にしてみてください。

表面を綺麗に整えたら、タグを任意のサイズにカットしていきます。

タグの加工では、「ディバイダー」や「ノギス」という工具を使えば、簡単に平行線が引けるのでオススメです。

また、プラ板を貼り付けるパーツのサイズをトレースすることもでます。

ドラパス 独式中型スプリングコンパス 両針 02047

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貼り付ける方のパーツから大きさをトレースできたら、それと同じサイズにカットしていきます。

ディバイダーの針の先端を合わせて同じサイズになるようにカットします。

細かいサイズ調整は後からでも出来るので、少し大きめに切っておけば「小さくなりすぎて失敗した」という事は無いでしょう。

タグを任意のサイズに加工できらた、そのまま貼り付けてもいのですが、今回は更に「ディティール」を追加していきましょう。そのままでは何も付いていない「ただの板」で寂しいですからね。

こんなディティールを入れたらカッコよくなるだろうな。というアレンジを加えていきます。

ちなみに私はこんな形にディティールを追加してみました。

ディティールを追加するのに使用した道具は「デザインナイフ」「BMCタガネ」「精密金属ヤスリ」です。

ランナータグの加工ができたら、あとはパーツに貼り合わせるだけです。

ここで注意するポイントが一つ。

加工したランナータグは、合わせ目が発生している両パーツに接着するのではなく、あとから分解できるようにパーツの片方にだけ接着剤を塗って固定しましょう。

こうすれば、パーツ同士を組み付けた後でも、再度分解することができます。

これで「合わせ目にモールドを追加する加工」は完了です。

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「溶剤系接着剤」や「パテ」を使用した合わせ目消し

合わせ目を接着剤やパテを使用して完全に埋めてしまう。という方法です。

ポピュラーなものでは、「有機溶剤系の接着剤を使って溶着させて合わせ目を埋める方法」「ラッカーパテや瞬間接着剤を使用して合わせ目を埋める方法」があります。

まずは、有機溶剤系の接着剤を使った合わせ目消しの方法から紹介します。

溶剤系接着剤を使って溶着させる方法

合わせ目消しに使用する接着剤はコチラ。

使用する溶剤系の接着剤は、「ハケ塗りタイプ」でも「流し込みタイプ」でもどちらもいいです。

合わせ目の部分に接着剤を塗り込みます。

流し込み接着剤の場合は、パーツを0.1mmほど開いてその部分に流し込んだあとに、しっかりパーツをハメあわせてください。

合成樹脂が入っている刷毛塗りタイプの接着剤では、パーツを一度分解して合わせ目となる断面に塗り込んでから、パーツをハメあわせましょう。

接着剤でハメあわせたパーツの合わせ目は、溶剤系接着剤の溶解力でプラスチックが溶けて溶着していきます。

パーツを合わせて溶けたプラスチック同士を圧着させたとき、溶けたプラスチックが外側に少しはみ出るくらいがベストです。

溶剤系接着剤は完全に固まるまで乾燥させましょう。

夏なら3~4日、冬なら5~6日、くらいでしょうか。

注意
※完全に乾いてない状態でパーツの整形を進めてしまうと、合わせ目消しをした部分に「ヒケ」が発生してしまい、せっかく消した合わせ目が出てきてしまいます。

完全にパーツの合わせ目が乾燥したら、ヤスリで表面を整えて完成です。

瞬間接着剤を使用した合わせ目消し

瞬間接着剤を使用した合わせ目消しの紹介です。

塗装をする予定のパーツなら、この方法が一番手軽で時間もかからないのでオススメです。

瞬間接着剤を使うメリットとして、「有機溶剤系の接着剤より乾燥時間が格段に早い」「硬化促進剤を併用すればヒケも無くすぐ作業に取りかかれる」などがあります。

逆にデメリットは「合わせ目に瞬間接着剤の色が残る」ということ。塗装をしてしまったらわからなくなりますが。

合わせ目消しに使用する瞬間接着剤は、基本的には何を使ってもいいのです。

私の個人的なオススメは、「シアノン」や「タミヤ瞬間接着剤イージーサンディング」です。

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やり方

瞬間接着剤を使用した合わせ目消しの説明をしていきます。

まず、合わせ目消しの必要がある所(瞬間接着剤を付けるところ)、消す必要が無い所(瞬間接着剤を付けないところ)を確認しましょう。

同じパーツの合わせ目の中にも「段落ちモールド」や「スジボリ」があったりもするので、その部分は消さないようにしましょう。

確認が終わったら、瞬間接着剤を塗るためにパーツを分解します。

パーツを分解したら、先程確認した、合わせ目を消したい箇所にだけ瞬間接着剤を塗ります。

瞬間接着剤を塗るのは合わせるパーツの片側だけでいいです。

パーツの断面に付いている白いのが瞬間接着剤です。モールドが入っている部分には瞬間接着剤を付けていないのが分かりますでしょうか。

接着剤を塗ったらパーツを貼り合わせましょう。

貼り合わせたら瞬間接着剤がパーツの外側にはみ出てきました。この状態で瞬間接着剤が完全に硬化するのを待ちます。

すぐに作業を進めたい方は、瞬間接着剤の「硬化促進剤」を使うといいですね。

スプレーで硬化促進剤を吹き付けることによって、瞬間接着剤を一瞬で硬化させてくれるスグレモノです。

硬化促進剤の種類については瞬間接着剤を使うなら持っておきたい硬化促進剤の種類と比較!の記事を参考にしてみてください。

瞬間接着剤が完全に固まったら、はみ出た部分をヤスリで削ります。

これで瞬間接着剤を使用した合わせ目けしは終わりです。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

最近のガンプラは合わせ目が出ないよう、上手に設計されているものも多いですが、どうしても合わせ目が出てしまうような箇所もまだまだあったりします。

合わせ目消しは、ガンプラ改造の第一歩でもあると思うので、この記事を参考に是非マスターしてみてください。

それでは。