ガンプラ改造は超簡単?!エポパテを使ったハンドパーツの作り方を徹底解説!

ハンドパーツ

ガンプラに付属しているハンドパーツは、作りが雑だったり、強度の問題で手の形がおかしい物が多いですよね。

一昔前までは、「ハイディティールマニュピレーター」という完成度の高いハンドパーツが販売されていたりしていましたが、現在はもう製造しておりません。

他にも、バンダイのビルダーズパーツから「MSハンド」という商品も出ていますが、これもいまいち出来が悪い。

 

これはもう自分で作ったほうが理想のハンドパーツを作れのでは?というわけで、エポキシパテを使用してハンドパーツのスクラッチをしてみました。

ハンドパーツのスクラッチは難しそうなイメージだと思いますが、各ポイントをしっかりと抑えておけば誰でも簡単に作ることができるので是非挑戦してみてください。

 

超簡単!ハンドパーツをスクラッチする!

 

方眼紙を使用して図面を書く

 

1/100スケールのハンドパーツ(握りこぶし)を作るで、「方眼紙」に実物の大きさの図面を書いていきます。

 

ハンドパーツの大きさは、ガンダムの種類によって異なるので、製作する元キットのハンドパーツの大きさなどを参考にしてみてください。

 

Vガンのような15m級の小型の機体なら、小さいハンドパーツ。サザビーやニューガンダムのような20m超えの機体なら大きいハンドパーツになります。
私が作っているのは、1/100の「ガンダムヴァーチェ」のハンドパーツです。ちなみにヴァーチェは18m級の機体となります。
なので、18m級の機体のハンドパーツを作る場合は、私が書いた図面を応用してみてもいいかもしれません。

 

ここでは「真上から見た図」と、「真横から見た図」の2種類の図面を書いています。

そして、図面を書くことによって「ある程度の形のイメージができる」「左右対称のパーツを作るときの目安になる」「作った後に、小さすぎたor大きすぎた という失敗が少ない」というミスも防止することが出来ますね。

図面を書く時のポイントとしては、

・手の甲は長方形

・指は、「中指」が一番長く、飛び出している。その次に「人差し指」「薬指」一番短いのが「小指」

・親指は手首付近の側面から出る。

です。その他、手の甲のや指のモールドは元キットのハンドパーツをよく観察して真似してください。

 

素材となるパテを用意する。

今回使用するのは、タミヤの速乾エポキシパテです。

 

切削性が良く、密度も比較的高いので愛用しています。

 

逆に、硬化後も柔らかく密度の薄い「軽量エポパテ」などはハンドパーツを削り出す素材としては不向きです。

エポキシパテについては、【 メーカー別 エポキシパテの種類を徹底比較 5選 】で種類や特徴について書いているので参考にしてみてください。

 

そしたら、図面で書いたハンドパーツが削り出せる大きさのエポパテをブロック状に加工します。

カッターとヤスリを使ってハンドパーツのアウトラインと同じ大きさになるまで削りましょう。

このブロック状に削り出す作業は、手では難しいので、「やすりほう台2」のような直角に削り出しが出来る治具があると便利でしょう。

 

次は図面に書いたハンドパーツの形をエポキシパテのブロックに転写させます。

親指を除く4本の指、手の甲、側面の握った指を書きます。(親指は別で作ります。)

ここで重要なのは、パテのブロックに転写した「真上」と「側面」の図のつじつまが合っているか、という所です。

真上の図面の「手の甲」は側面から見ても同じ位置に無いとおかしいですからね。

ここから使用していく道具

主に使用するのは、BMCタガネ各種(幅0.3mm、0.5mm、1.0mm、2.0mm)とデザインナイフです。

タガネは、彫刻刀代わりですね。BMCタガネは平刀として使います。

刃先の直線の精度が高いので小さいパーツ作りには欠かせません。

 

指を削り出していく(荒削り)

まずは、一番外側にある「人差し指」から削り出していきます。

側面の図を参考にしながらデザインナイフで彫り込みます。

この時、隣の「中指」の部分を一緒に削り落とさないように注意してください。

間違えて削り落としてしまった場合は、無くなった部分に再度、エポキシパテを盛り直してください。

同様に、「薬指」、「小指」の順番で形を出していきます。

ポイントは、「人差し指」と「小指」は、指の側面を作る工程でパーツを削り出して現状より少し細くなるので、「中指」「薬指」よりも太めに削り出してください。

それから、指の角度ってどうやってきめてるの?という疑問もあるかもしれません。

デザインナイフで削るときの ” 指の角度 ” は、自分の手を見ながらやっています。

手には”個性”があるので人それぞれだとは思いますが、基本的な構造や形は殆ど同じです。

自分の手がいちばん身近な資料になるということを忘れないでください。

 

次に、指の中節を削り出していきます。

ここも、先程と同様で、「中指」が一番高く、次に「人差し指」「薬指」、最後に「小指」の順番で段になっています。

最後に、指先も削り出します。ここも同じように段を作っていきます。

入り組んでいるところなので、デザインナイフだけでは加工が難しいかもしれませんね。

ここでは、幅広のタガネや、彫刻刀の平を併用すると楽に工作が出来ます。

指を彫り込むついでに、「手のひら」も削り出して形を作っておきます。

 

指の側面を削り出す

続いて、指の側面を削っていきます。

ガンダムのデザインでよくある、「手の甲」の装甲があるので、先にそのパーツを削り出しておきます。

これで指を削る準備ができました。

指を削る前に、簡単に指の形状について解説しときます。

製作する指はこのようなデザインで作っていきます。

指のデザインは、ガンダムの種類によって異なってくるので、自分が作りたい機体のデザインを各自で調べてみてください。

今回のハンドパーツはガンダムOOの「ヴァーチェ」という機体で”柳瀬敬之”さんがデザインをされているのでこのような形状になっています。

 

 

ポイントとしては、「指先にいくにつれて細くなっていく」「指の1ブロックの形状が特殊」という2つです。

指先にいくにつれて細くなる、ということは、側面でも細くなった分の段差ができるという事です。

なので、側面の関節はこの段差を作ることで再現してみます。

 

まず1段目です。

指の側面形状をしっかりと意識しながら削り出します。

ここも、デザインナイフだけでは難しいので彫刻刀を使うと良いです。

そして2段目です。

指の先を削り出します。握った時に出来る中心のスキマは、更に深く彫り込んでおきます。

これで、指の側面も削り出しが終わりました。

 

片面が終わったら、同じ作業を反対側にもやっておきましょう。(小指側)

 

中指と薬指の細くなった部分は、スジボリ用タガネを使用して幅広のスジボリをすることで再現します。

と言っても、この部分は完成した後殆ど見えなくなるのでやってもやらなくてもいいです。

 

親指を作る

四本の指が完成したら、親指を作ります。

方眼紙に書き込んだ図面を参考に、エポキシパテを盛ります。

あんまり大きくパテを盛りすぎると、せっかく作った指が埋まってしまうので控えめに。

 

パテがくっついたら困る箇所には「リップクリーム」や「ワセリン」などの油を薄く塗っておくと後からパテを剥がせるようになるのでオススメです。

親指も、同じような指の形状で削り出しました。

ここまで出来れば後の作業は簡単です。

 

手の甲の製作、手首の関節パーツの移植

最後に、手の甲のパーツと手首のボールジョイントを移植します。

まずは手の甲のモールを再現するのですが、ガンダムOO初期のデザインはかなり複雑なので少し難しいですね。

ペンでパーツに下書きをして削り込みます。

中央の四角のブロックの部分を一段削り込んで凹状にして、その中にプラ板を貼り付ける。という方法で再現しました。

スジボリ用のタガネと彫刻刀を使いました。

手首のジョイントは、元のキットのハンドパーツのボールジョイントを切り離して0.5mmの真鍮線と強力瞬間接着剤で接続しています。

力の掛かる部分なのでしっかり強度を持たせておきましょう。

 

スポンサーリンク

ハンドパーツ完成

最後に、サーフェイサーを塗装して、傷や粗を修正したらようやく完成です。

加工する部分が多く時間が掛かり、非常に難しそうな作業に見えたかもしれません。しかし実際に私が作業した時間はほんの30分程度です。(パテの硬化時間は含めない)

慣れもあるのかとは思いますが、ハンドパーツはモノも小さいのでナイフ一本でサクサク削り出すことが出来ます。

失敗しても改めてエポキシパテを盛り直せば、何度でもやり直すことも出来ます。そして、やってみたら案外簡単に出来るものです。

 

今回は握りこぶしを製作しましたが、平手やビームサーベルを握った手なんかも、これをと同様のやり方で製作出来ると思います。

興味があれば是非、この記事を参考に自作ハンドパーツの製作に挑戦してみてください。

それでは。