フィギュア初心者でもできる!ガレージキットの作り方を徹底解説!!

こんにちは。柚P(@Nitori_cucumber)です。

一般的に知られているフィギュアは、模型メーカーが販売している完成品のものだと思いますが、中にはガレージキットよばれる未完成の状態で販売されているフィギュアがあります。

ガレージキットとは、メーカーや個人が少量生産で”レジンキャスト”という樹脂を用いて作ったフィギュアの一種です。

このガレージキットは「ワンダーフェスティバル」や、「C3(旧キャラホビ)」、「トレジャーフェスタ」といったフィギュアイベントで手に入れることができます。それ以外にも模型メーカーが少量生産で販売しているガレージキットもあります。

基本的に、ガレージキットというのは”キット”という名前がついている通り「自分で製作しなければ完成しないもの」です。そのため、フィギュアイベントで欲しいガレージキットがあったとしても、「買っても作れないしな・・・」なんて考えて結局買うのを諦めたりなんての人も多いと思います。

しかし、”プラモデルをある程度作れる人”で、”道具がそれなり揃っている”人ならば「ガレージキット」も案外簡単に作れちゃうんです。

そこで、フィギュアを0から作るはハードル高いけど、ある程度完成した状態の物から、自分なりに作ってみたい人のために、ここでは、分かりやすくガレージキットの作り方を詳しく解説していきたいと思います。

ガレージキットならば「プラモデルを作ったことのない人が誰でも簡単に作れる」とまでは言えませんが、一度作り方を理解してしまえば「プラモデルを作るのとそう変わらない」レベルで作れてしまいます。

それでは早速、ガレージキットの作り方を解説してきましょう。

作りたいガレージキットを手に入れる

まず、作りたいガレージキットを買ってきましょう。作りたいものが無ければ始まりません!

ちなみに写真のキットは、私が原型を製作したガレージキットです。詳しくは「少女終末旅行のフィギュアを作ったのでWF2018Wの告知をします。」へどうぞ。

注意
オークションとかに出ている当日版権のガレージキットなどは買わないようにしましょう。なかには中国が二次生産をした粗悪品の”偽物”なんかも含まれたりしています。しっかりとしたフィギュアイベント(ワンフェスやトレフェス、もしくは模型メーカー公式に販売しているキット)で購入することをオススメします。

購入したらすぐにガレージキットのパーツチェックをしよう

ガレージキット(以下:ガレキ)を手に入れたら、まずパーツチェックをしてください。

ほとんどの場合、簡単な取扱説明書が入っていてその中に「パーツリスト」があると思います。そのパーツリストと実際に入っているパーツを並べながら全パーツ入っているかどうか確かめましょう。

パースリストが無い場合
極稀にパーツリストが入っていない個人製作のガレージキットもあります。”期限内に準備出来なかったので後追いでネットから公開する”なんて事もあります。そういう場合は、パーツ不足があるかどうかも分からないので製作者に確認の連絡をしてみましょう。連絡先、メールアドレス、製作者が活動しているSNSアカウント、HP、ブログ、などが分からないキットは手のうちようがないので、そういうキットは買わないようにしましょう。

ガレージキットは個人製作のものがほとんどなので結構な確率で「パーツ不足」があります。イベントで売られているキットのパーツ不足対応は、数週間~1ヶ月、といった短い間でしか受付ていない方も多いので、購入したら早い段階でパーツチェックを済ましておきましょう。

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ガレージキットを煮る

ガレージキットのパーツには多くの場合「離型剤」という油のようなものが付いています。この離形剤を効率よく取るために熱いお湯でパーツを一度茹でます。

この”茹でる”という行為には「離型剤を落とす」という効果もありますが、それ以外にもいくつか理由があります。

ガレージキットの離型剤落としに関しては説明すると長いので「ガレージキットの離型剤を徹底的に落とす方法!」の記事にまとめています。参考にしてみてください。

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ガレージキットを作るために必要な道具・材料

ガレージキットを作るには、プラモデル同様いくつか必要な工具や材料を揃える必要があります。それらを一つ一つ紹介、解説していきます。

ニッパー・デザインナイフ

フィギュアや模型を作るなら持ってて当然な「ニッパー・デザインナイフ」です。

「湯口」とよばれているパーツには必要ない部分をカットするにのニッパーを使います。デザインナイフでは、同じように「湯口」と「バリ」「パーティングライン」なんかのパーツには必要ない部分の処理に使います。

デザインナイフについては「プラモデル製作では必須!色んな種類の「デザインナイフ」の種類 まとめ」を参考にして使用するニッパーを決めてください。だたしプラモデルなどで使用する「ゲート専用精密ニッパー」はできれば使わないでください。

理由としては、ゲート専用精密ニッパーなどの刃先は強度がほとんど無いので(特にアルティメットニッパーなどは)ガレキの湯口を切る作業をすると高確率で破損する恐れがあるからです。

ガレキの製作には「軽い金属線とかに対応したしっかりしたニッパー」がオススメです。中にはガレージキット専用のニッパーもあったりします。

やすり類

ガレキのパーツを磨くのに使います。

ロボット系のメカなら、当て木の付いたやすりをたくさん用意しておきましょう。過去に紹介した「格安で超簡単に作れる!スチレンボードを使って「自作ヤスリスティック」を作ってみた。」などを使うのがオススメです。

また、フィギュア系で丸みをおびたパーツが多い場合はスポンジやすりを用意しましょう。スポンジやすりについては「【ガンプラ工具】曲面の表面処理が捗る!便利な「スポンジヤスリ」の種類まとめ」参考にしてみてください。

アルミ線

ガレージキットは、パーツにプラモデルのようなダボがあって簡単に組み立てられるというものではありません。なので、アルミ線などを使って自分で軸打ちする必要があります。

「軸打ち」に使う材料は、プラ棒でも金属線でも何でもいいのですが、私は「アルミ線」を愛用しています。

愛用している理由としては、素材がアルミなのでプラ棒や真鍮線よりも柔軟性があり、値段が他のものより安いんですね。ちなみに写真のアルミ線はダイソーで買ったものです。

用意するサイズは、Φ1mm、Φ1.5mm、Φ2mm、Φ3mm、です。細かいパーツはΦ1mmのアルミ線、大きくて力のかかるパーツにはΦ3mmのアルミ線、のような感じで使い分けます。

彫刻刀

彫刻刀

できれば彫刻刀も数種類あれば便利です。

デザインナイフでは刃が届かなくて処理しにくいようなパーツで使ったりします。使用頻度が高いのは刃先が「平」のタイプです。平の3mmと6mmがあれば安心です。

接着剤・パテ各種

パーツ同士を組み立てるための「接着剤」と、合わせ目やパーツの気泡を埋めたりするのに使用する「パテ」が必要です。

レジンのパーツには、プラモデルで使用するようなプラを溶かして接着するタイプの「接着剤」は使えないので注意してください。

2液タイプのエポキシ系接着剤や、シリコンゴム系の強力接着剤を使用しましょう。

 

私はセメダインのゴム系接着剤「スーパーXG」と、コチラの瞬間接着剤の「シアノンDW」をよく使っています。

大きいパーツを接着する時は「スーパーXG」、合わせ目消しが必要なパーツには「シアノンDW」という感じで使い分けています。

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各パーツを処理しながらガレージキットを作っていく

道具や材料を揃えたら、早速パーツの組立てをしてきます。

作業内容としては、冒頭でも説明したように、普段プラモデルを作られている方や作ったことがある方なら、見覚えのある作業ばかりで、ガンプラやスケールモデルなどのプラモデル制作に使うテクニックとあまり大差ありません。

湯口・パーティングライン・バリの処理

 

ガレージキットのパーツには「湯口」と「パーティングライン」、「バリ」という余計なものがついています。本来なら必要無い部分なのでニッパー、デザインナイフ、やすり、を使用しながら除去していきましょう。

これについても、詳しく書いていくと記事が長くなりそうなので、別の記事にまとめます。4月頃に関連記事として追加予定です。

「(別記事で詳しく解説します)関連騎士リンク予定地」

成形不良や、微細気泡の処理

ガレージキットは個人が製作した手作りのキットです。なので、パーツの中には大きな気泡による「成形不良」や、レジンから出た泡で発生する「微細気泡」というものがあったりします。

成形不良や微細気泡は、完成した時の見栄えが悪くなるので、見える箇所にあった場合は綺麗にパテや接着剤で埋めるなどして処理をする必要があります。

これについても、詳しく書いていくと記事が長くなりそうなので、別の記事にまとめます。4月頃に関連記事として追加予定です。

「(別記事で詳しく解説します)関連記事リンク予定地」

パーツ同士の軸打ち

ガレージキットはプラモデルのように「はめ合わせたら固定される」というものではありません。

ドリルで穴を開け、その穴にアルミ線などを通してパーツ同士を固定させていきましょう。

これについても、詳しく書いていくと記事が長くなりそうなので、別の記事にまとめます。4月頃に関連記事として追加予定です。

「(別記事で詳しく解説します)関連記事リンク予定地」

ガレージキットのパーツ処理が終わったら傷や粗を確認しよう

サーフェイサー塗装前に洗浄する

傷を確認するためのサーフェイサーを塗装する前に、まずはパーツの洗浄をしておきます。

表面処理や湯口、パーティングライン、バリ処理をした後のパーツには、細かい削りカスがたくさんまとわりついています。

このままの状態でサーフェイサーを塗装してしまうと、表面の細かい粉まで巻き込んで「ガサガサな塗膜」になりかねません。

なので、歯ブラシを使用して洗剤で各パーツを丁寧に洗います。

使用する洗剤は研磨材の入った「クレンザー」がおすすめです。これについても「ガレージキット洗浄」の記事に詳しく書く予定なのでそちらを参考にしてみてください。

「(別記事で詳しく解説します)関連記事リンク予定地」

サーフェイサー塗装

サーフェイサー(下地塗料)を塗って、細かい傷を消したり、加工した部分の粗を確認します。

粗を修正→サーフェイサー→粗を修正→サーフェイサー・・・の繰り返しで、パーツが綺麗に仕上がったら、ようやく塗装に入れます。

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ガレージキットを塗装する

ガレージキット製作ではこの塗装が鬼門ですかね。

キャラクターフィギュアの場合は、ほとんどの場合「アイペイント」のスキルが必要になってきます。

親切なディーラーさんが作られているフィギュアだと、たまに「瞳デカール」という便利アイテムが付属していることもあります。そういう場合はかなりラッキーです。

しかし、ほとんどの場合は面相筆を使用してアイペイントをしなければなりません、そのためアイペイントは絵心とそれなりの経験が必要です。

ただ、フィギュアの場合は顔パーツに目のラインが薄くくぼんでいるモノもあり、その部分をアタリにして目を書いていけばさほど難しいものでもありません。つまり「やり方」と「道具」をしっかりしておけば、案外なんとかなります。

フィギュアの塗装についても別の記事でまとめます。アイペイントも含めて。これも4月更新になりそうです。もうしばらくお待ち下さい。

「(別記事で詳しく解説します)関連記事リンク予定地」

塗装が終われば完成!

チトユーリ

後は、飾るなり、写真をとるなり、一緒の布団で寝るなりして、自由に遊んでみてください!

ガレージキットは1つひとつのパーツを丹精込めて自ら製作するので、完成品を購入するのとは、また違った味わいがあります。

もちろん、初めてガレージキットを製作して「上手に作れなかった・・・」なんてこともあると思います。ですが、一度作れば「何が悪くて上手に作れなかったのか」も分かると思うので、この記事を参考に、そういう失敗と成長を何度か繰り返して、完成品で売られているフィギュアよりもクオリティの高いフィギュアを最短で作れるようになってもらえると嬉しいなと思います。

また「高いお金払って失敗したらどうしよう・・。」と考えてしまって、ガレージキット制作を挑戦できずにいる人もいると思うので、この記事が、少しでもそういう方のガレージキットを組み立てる後押しになればなとも思っております。失敗することはあると思いますが、この記事を見ていただければ少しでもその失敗のリスクを少なくできるかなと思います。

それでは。