ガンプラ初心者でも出来る!簡単フィニッシュでガンプラを仕上げる方法を徹底解説!

ガンダムバエル簡単フィニッシュ

最近のガンプラはそのままでも、しっかりパーツに色分けされていて完成度の高いものになっています。

それでもシールに色分けを頼ってるところがあったり、プラスチック特有の艶で安っぽさが抜けてなかったりしてますよね。

なので、ここからさらに 「スミ入れ 」「 部分塗装 」「 トップコート 」 という塗装を施して、ガンプラの素材を生かしてワンランク上の仕上げに挑戦していきます。

ちなみに業界内では、今回やっていく成型色を生かして完成させる方法を”簡単フィニッシュ”とも呼んでいます。

 

 スミ入れペンでスミ入れをしよう

「スミ入れ」というのは、実際のガンダムの大きさなら影になっている部分を、スミ入れペンを使用して色を付けることで影を線で再現するという技法です。

ここでは簡単フィニッシュで仕上げるため、簡単なペンタイプのモノを使用してスミ入れをしていきます。

ちなみに全塗装やウェザリングをする上級者の場合は、ガンプラのスミ入れにエナメル塗料を使用します。興味のある方は 【ガンプラ初心者】エナメル塗料でスミ入れ 使用する道具とやり方を徹底解説! をご覧ください。

 

スミ入れに使用する道具

使用するスミ入れペンは、コピックマルチライナー0.03mm と ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン の2本です。

ガンプラのパーツは非常に小さく細かいので、スミ入れに使用するペンは、できるだけ太い線ではなく、ペン先の細いモノが好ましいです。

代表的なスミ入れペンは、ホビーショップで比較的簡単に手に入れることができる、ガンダムマーカーのスミ入れペンです。

こちらは筆タイプ、マーカータイプ、流し込みタイプなど種類があります。

私が実際使っているのは コピックマルチライナー0.03mm ですが、ここで紹介したものとは違い、少し値段が高く模型店より画材屋で手に入れることができるスミ入れペンです。

【ガンプラ初心者】スミ入れペンの種類と使用方法を徹底解説!

▲スミ入れペンの種類についてはコチラの記事で紹介しているので、道具にこだわりたい方は是非ご覧になってみてください。

 

実際にスミ入れをやってみよう

ただ何も考えずに溝という溝に線を書き込んでいくのではなく、どこが影になりそうかを考えて、必要な箇所にだけスミ入れをしましょう。

また、手元がブレると線も綺麗に引けないので、焦らずゆっくり作業します。

ガンダムバエル足 スミ入れ 比較

左は無加工の足で、右側がスミ入れをした足です。

スミいれ前、スミいれ後を比較したら一目瞭然です。しっかりとメリハリがついて安っぽさが無くなりました。

このような感じでスミいれを全体に施していきます。

また、スミいれする箇所以外に塗料がではみ出してしまうこともあります。その時は消しゴムでこすったら、スミ入れペンのインクを消すことができますので安心して下さい。

消しゴムでごしごしと擦ると、かなりの消しカスが発生します。机に新聞紙など汚れてもいいように準備してから作業しましょう。

ガンダムバエル スミ入れ 拭き取り後

全体にスミ入れをしてはみ出した箇所を全て消しゴムで消したらがスミ入れ作業は完了です。

スミ入れだけでも、立体感が増してかなり完成度が上がりますね。

これでも十分、満足のいく仕上がりにはなしましたが、ここからもう少し手を加えていこうと思います。

 

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筆を使って部分塗装

ガンプラには、色分けされていない部分にシールを貼ることで、色を再現する箇所がいくつかあります。

色分けを再現するためのシールも付属していますが、それを使わず、出来るだけ模型用の塗料を使用して色を塗装で再現してきたいとおもいます。

ガンプラの作り方中級編 アイキャッチ

まず、塗料を塗るための筆が必要になってきます。

はじめは、模型店にて500円くらいで売っている「面相筆と平筆のセット」でも大丈夫です。

筆塗りに慣れてきたら、自分に合った筆を探してみてもいいかもしれません。

値段の高い良い筆は穂先のまとまりが良かったり、耐久性が高く使いやすい物が多いです。

ガンダムバエル 説明書 カラーレシピ

次に塗料の準備をします。

説明書には塗料の調合割合が書いてあったりますが、塗料の調色は慣れるまでは難しいです。

なので、初めてだったり、調色に自信が無い方は、瓶のまま使えるように「似た色」を選んで塗料を購入するのがオススメです。

調色にも挑戦してみたい!という方は、説明書に記載されているカラーレシピをヒントに色を選択して調色にチャレンジしてみてください。

今回は、青いパーツの部分、目の周り、腰についている赤いマーク、を塗装するので以下の塗料を選びました。

模型用の塗料にも、沢山の種類があります。初めは何を使ったらいいのかわからない人も多いと思うので  【ガンプラ初心者】プラモデル用塗料 ラッカー,エナメル ,水性塗料の違いとは? を参考に、塗料の種類、選び方を詳しく知っておきましょう。

 

実際に塗料を塗ってみよう

ガンダムバエル 頭部

まず初めに塗るのはフェイスパーツです。人でいう”目”にあたる部分を先程選んだ黒色の塗料で塗装していきます。

塗る前は塗装しない頬や顎の余計なパーツは外しておきましょう。

パーツを外して準備ができたら部分塗装をしていきます。

筆で塗装する時は、塗料皿に塗料を適量出してから作業すると、筆先を整えながらできるので塗りやすいです。

塗る面積を考えて、塗料皿に2~3滴だします。

塗料を出しすぎて余るのも勿体無いので、塗料皿に出す量は最小限でいいです。無くなったら、継ぎ足して量を調節しましょう。

 

塗料の準備ができたら、筆に塗料を染み込ませ、塗料皿のフチで穂先を整えます。

筆先を整えたら目元のパーツに色を塗っていきましょう。

ガンダムバエル頭部 塗装

目の周りをはみ出さないようにゆっくりと塗ります。一回で色がつかない場合は、時間を置いて塗料が完全に乾いた後、2度塗り、3度塗りをしましょう。

次に目の中の部分です。

ここだけは筆で塗り分けるのが少し難しいので、付属のシールに助けてもらいましょう。

使用する付属のシールには、先程塗装した「目の周りの黒い部分」が含まれているので、周りの余計な部分をデザインナイフでカットします。

ガンダムバエル シール 目 切り抜き

写真の左側だけ目がフチをカットしてみました。ピンクの部分だけをパーツに貼っていきます。

このとき、シール自体がかなり小さくなっているので、ピンセットを必ず使用すると簡単に貼ることが出来ます。

▼オススメのピンセットのまとめ記事
極小パーツを確実に掴むために開発された模型用 高級ピンセット オススメ

指で作業するとシールを無くしたりする原因になるのであまりオススメしません。

ガンダムバエル シール 目 貼り付け

これでフェイスパーツの塗装は終わりました。

シールだけでこの部分を仕上げると、パーツ自体に彫り込まれている凹凸を殺してしまい、シール自体の厚みもあるのでのっぺりとした印象にもなります。

顔はガンプラでもかなり注目される部分なので、丁寧に仕上げましょう。

 

次は、背中のパーツの塗装をします。

ガンダムバエル 背中パーツ 塗る前

筆塗りの塗装は、一回で塗ろうとしてはいけません。

一気に塗料を塗ってしまうと、表面のディティールが塗料で埋まってしまったり、エッジがまるくなってしまったりして、全体的に厚ぼったい印象になってしまいます。

なので、塗料の専用の「うすめ液」で濃度を調整してから、数回にかに分けて平筆で塗り分けます。

まず、一回は薄く塗料を塗ります。この段階では、まだ下地のパーツの色が見えてても構いません。

一回目の塗料が乾燥したら、同じように2回目も適度に薄めた塗料を塗ります。

3回目、4回目も同じ作業の繰り返しです。これで下地の色が見えなくなって、塗料の色がしっかり発色したら完了です。

急いで作業すると必ず失敗するので、1回1回しっかりと塗料を乾燥させるのが上手に塗るポイントになります。

ガンダムバエル 背中 パーツ塗装後

青色の部分を塗りました。

少し筆のムラが見えますが、このあとにトップコートを吹いて艶を整える工程で殆ど分からなくなるので大丈夫です。

続いて股間部分のVマークを塗装をしていきます。

ガンダムバエル 腰部 筆塗り

このような細かい部分は、先の細い筆「面相筆」を使うと塗りやすいです。

面相筆で細かい所を塗る時は、塗料を筆で塗り広げるというイメージより、塗料を筆で置いていくイメージです。

穂先が細く筆のに含ませた塗料も乾きやすいので、定期的にうすめ液を含ませて調整すれば塗りやすくなります。

残りのパーツも同じようにすべて塗っていきましょう。

 

このガンプラでは、胴体・腰・ひざ・頭・背中・のパーツに部分塗装をしていきました。

ガンダムバエル 部分塗装 終わり

どうでしょう

ここまでやればかなり見栄えも良くなったかなと思います。

塗装のポイントをもう一度おさらいしますが、「筆塗りは濃い塗料を使って一度で塗らない」ことが重要です。

薄め液で適度に薄めた塗料を何度も塗り重ねるてください。これにより薄い塗膜でもしっかり発色してくれるようになります。

また、気をつけてもらいたいのが、「イエロー」や「レッド」などの色は特に塗料が下地の色を隠す力「隠蔽力」が弱いので何度も塗り重ねないと、下地が薄っすら見えて綺麗に発色してくれません。

そのため、何度も塗り重ねていくうちに塗膜に厚みが出てしまってのっぺりとした仕上がりになってしまいます。

隠蔽力の弱い塗料を薄く塗るするためには、先にホワイトを塗って下地を作ってから、その上にイエローやレッドを塗ることで綺麗に発色をさせることができます。

塗装に慣れてきたら、オリジナルカラーでガンプラを塗ってみるのも面白いかもしれませんね。

 

トップコートを塗装して艶を整える

最後はトップコートを吹いて全体の艶を整えていきましょう。

「トップコート」とは、塗った物の艶を調整する、無色透明な塗料のことです。

この塗料を最後に吹き付けて、「塗ったパーツ」「塗ってないパーツ」の艶を統一させて自然なバランスに仕上げます。

艶が統一されることによって、プラモデル特有の艶が無くなり、あたかも新しく塗り替えたかの様な高級な質感になります

トップコートの塗料

クレオス 水性トップコート つや消し

トップコートの中でもいくつか種類があり、「つや消し」「半艶」「艶あり」、「ラッカー系」「水性塗料」「UVカット」など場合に応じて使い分けれるようになっています

今回使用するのは「水性 つや消しトップコート」になります。

ラッカー系は溶剤分の強いトップコートなので、今回製作しているガンプラのような、「アルコール系インクのガンダムマーカー」を使用した作品には必ず水性のトップコートを使用して下さい。

ガンダムマーカーはアルコール系のインキを使用しているので、ラッカー系のトップコートを使用するとスミ入れのインクが溶け出して、滲んだりする恐れがあります。

 

トップコートを塗装する

ガンダムバエル トップコート吹く前 バラシ

トップコートを塗る時は、組みあげた状態だと少し作業がしにくいのでいくつかのパーツに分解しておきます。

私は、足、腰、胴体、腕、背負物、武器、で分けました。

ガンダムバエル トップコート 持ち手装着

塗装の準備として、分解したパーツは写真のような塗装用のクリップなどで保持しておきましょう。

この写真に写っている塗装ツールは、塗装で役に立つ塗装ベースを自作してみた。 で自作した塗装ベースです。

すべてのパーツをクリップで掴んだら、塗装用のクリップごと各パーツにトップコートを吹き付けていきます。それから数時間ほど放置して乾かします。

1~2時間経って「表面が乾いてるし、もう大丈夫!」と思っても絶対に触らずにじっと我慢してください。

そういう時にかぎって表面だけ乾いてる「半乾き状態」というパターンです。指の指紋がガンプラについたりしてせっかく塗装したパーツが台無しになる恐れがあります。

一晩乾燥させて、完全にトップコートが乾いたら、パーツを組み立てれば完成です。

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バエル 簡単フィニッシュ 完成!

ガンダムバエル 簡単フィニッシュ 完成

ガンダムバエル 簡単フィニッシュ 後

ようやく完成です。

ガンプラのボリュームにもよりますが、今回使用したHGガンダムバエルでは、大体2~3時間でスミいれ・部分塗装をして、1~2時間でトップコートの塗装をしました。

全部の工作時間が4~5時間で、素組みからトップコートまでの作業を終わらせることができました。

これだけでも十分にカッコいい作品を作ることが出来き、実際に自らが手間を掛けて作ることによって、より一層、愛着が湧いてくるというものです。

今まで素組みで終わっていたけど、もう少し作品の完成度を上げてみたい。という人も、この記事を参考に簡単フィニッシュに挑戦してみてはどうでしょうか?

いつも気合いの全塗装でガンプラを作ってばっかりだ!って人も、たまには息抜きに簡単フィニッシュで仕上げてみるのも面白いですよ。

 

それでは。