プラモデル塗料で使う「エナメル塗料」の違いをメーカー別に徹底比較!

ガイアエナメル塗料

エナメル塗料といえば、今まではタミヤ一択でしたが、最近では他メーカーが新しいエナメル塗料を開発したり、ネット通販で海外のエナメル塗料を気軽に手に入れられるようになりました。

まだメーカーの種類は多いとは言えませんが、今回はその中の3つを紹介していきます。

▼その他、「水性塗料」「ラッカー塗料」の比較記事はコチラからどうぞ。

プラモデルの塗料の違いをメーカー別に比較!水性アクリル塗料編

プラモデルの塗料の違いをメーカー別に比較!ラッカー塗料編

タミヤカラー エナメル

  • 扱いやすさ☆★★★★
  • 塗膜の強度☆☆☆★★
  • 乾燥時間☆☆☆★★
  • 塗料の伸び★★★★★
  • 値段 ¥150~

プラモデルで一番良く使用されているのが、このタミヤカラーのエナメルです。模型店ならどこにでも置いてある塗料の一つですね。

色のバリエーションが多いので「混色が苦手だ」という方にもオススメ

そして塗料の流動性が高く「スミ入れ」「ウォッシング」「部分塗装」では非常に活躍してくれます。エナメル塗料は塗料の伸びも良く、筆塗りでもムラも出来にくく均等な塗装面を作ることが出来るので「筆塗り向けの塗料」とも言えますね。

塗料の色によって隠蔽力や、乾燥時間に差があるので注意も必要です。特に「イエロー」や「ライトグリーン」といった明るい色は特に隠蔽力が弱いです。このような隠蔽力の弱いカラーを綺麗にに発色させるためには下地にホワイトを塗って対応する必要がありますね。

「ブラック」「ホワイト」「レッド」「ブルー」に関しては、そこまで隠蔽力は弱くはないです。

塗料の乾燥スピードはかなり遅いです。

 

それからもうひとつ注意が必要な事があります。

これはエナメル塗料全般に言えることなのですが、塗料に含まれている「石油系有機溶剤がプラモデルのプラスチックを侵す性質がある。」という事です。

パーツの表面からエナメル塗料の溶剤が浸透していって、プラスチックを浸食してしまい、最悪の場合、関節などの負荷の掛かっているパーツが割れたりします。

 

パーツ割れの予防策としては、

  • パーツを分解した状態で塗装を行う。
  • 下地にラッカー系塗料を塗っておく。
  • 揮発性の高いタイプのエナメル塗料うすめ液を使う。

などをすることによって未然に防止することが出来ます。

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ガイアノーツ エナメル

  • 扱いやすさ☆☆★★★
  • 塗膜の強度☆☆☆★★
  • 乾燥時間☆★★★★
  • 塗料の伸び★★★★★
  • 値段 ¥250~

ガイアノーツが販売しているエナメル塗料です。つい最近に発売されましたね。

色の種類はまだ5種類しか発売されていません。

色の三原色である「シアン」「マゼンダ」「イエロー」と「ホワイト」「ブラック」があるので、うまく調色さえすれば大抵の色は作れます。

しかも最近の発表では、蛍光色のエナメルカラーを出すという公式からの情報も入っています。タミヤのエナメル塗料には蛍光色は無かったので、非常に楽しみです。
【追記 2017/11/29】新カラーとして「蛍光色カラー5種類」「ウォッシング用カラー5種類」が発売されました。

 

ガイアノーツのエナメル塗料の特徴についてです。

一番の特徴としましては、「乾燥時間が早い」ということです。乾燥が早いおかげで、スミ入れ作業や部分塗装をスムーズに行うことが出来ます。

隠蔽力に関してですが、「ホワイト」「ブラック」はそれなりに隠蔽力があるのですが、他の三色「シアン」「マゼンダ」「イエロー」は半透明なくらい隠蔽力が弱いです。

この三色だけは、瓶の塗料をそのまま使うことは難しいので、ホワイトを適量混ぜて隠蔽力を上げてから使用するようにしましょう。

「三原色を混ぜて自由に色が作れる」「乾燥時間が早い」という評判から、フィギュアの瞳塗装で使用するモデラーにもかなり好評がいいですね。

▲「ガイアエナメルカラー蛍光色」値段¥300~

蛍光顔料を使用したエナメル塗料で唯一の蛍光カラーです。蛍光塗料にしか出せない「鮮やかな発色」がウリです。

小ネタとして、「ブラックライト」に反応して発光させる、という小技もあります。この塗料でスミ入れ作業をして「スミ入れ部分だけ発光させる」という事もできます。

肉眼でも光っているように見え、かなり面白い表現になります。もし興味があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

ハンブロールエナメルカラー

  • 扱いやすさ☆☆☆★★
  • 塗膜の強度☆★★★★
  • 乾燥時間☆☆☆☆★
  • 塗料の伸び★★★★★
  • 値段 ¥300~

ハンブロールというイギリスの模型メーカーから発売されている海外のエナメル塗料です。日本ではあまり見かけることはないですが、湿度の低い欧米ではエナメル塗料との相性が良く、模型で広く使用されているポピュラーな塗料らしいです。

輸入の関係で日本での販売価格は様々ですが、1本が大体¥300~くらいになっています。

ぱっと見で特徴的なのが「缶に塗料が入っている」ところですね。

模型用の塗料で、このような缶の容器に入っているタイプはバンブロールのエナメルカラーくらいではないでしょうか?

容器の開封はフタの隙間にマイナスドライバーを差し込んで、テコの原理でこじ開けます。ホームセンターとかで売ってる普通の塗料缶と同じ仕組みですね。ただ、塗料を使う度にこの作業が必要になると考えるとちょっと面倒くさいです。

容器が嫌な方は、模型店で売っている空の瓶の購入してきて中身だけ移し替えて使用するという方法もあります。

さて、塗料の中身の特徴ですが、こちらもエナメル塗料特有の塗料の伸びの良さがあります。

塗料の隠蔽力、発色も良い物が多く、塗装後の塗膜も比較的強いのが特徴です。

ハンブロールのエナメル塗料は「塗料が乾く工程」が少し特殊でして、まずはじめに塗料の溶剤が揮発して乾燥します。塗料が乾いたあと、空気中の酸素と重合して塗膜が更に硬く硬化する、という特殊な塗料です。

なので、塗膜が完全硬化したしたあとは、ラッカー溶剤でも塗膜が溶けることは無いんだそうです。凄いですね。

色のラインナップも非常に多く、ミリタリー系のプラモデルでもよく使用されているようです。

ただし、入手できるところが少ないので、初めてエナメル塗料を使ってみたい方は「タミヤのエナメルカラー」か「ガイアのエナメルカラー」がオススメです。

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ガンプラ製作でも使うエナメル塗装

いかがだったでしょうか。ガンプラ塗装でも使ったりするエナメル塗装についての紹介でした。

ラッカー塗料で塗装したプラモデルの「スミ入れ作業」や「ウォッシング」「部分塗装」で非常に役に立つエナメル塗料ですが、エナメル塗料を販売しているメーカーはまだ少ないので今後種類が増えることを期待しています。ガイアカラーが新しくエナメル塗料を発表していて流れがきているように思えます。

今後もこの調子で種類が増えていってくれると嬉しいですね。

それでは。