プラモデル製作では必須!色んな種類の「デザインナイフ」の種類 まとめ

ゲート処理から大掛かりなスクラッチの作業、様々な場面で便利に使える道具に「デザインナイフ」というものがあります。

名称も色々とあり、「デザインナイフ」「デザイナーズナイフ」「アートナイフ」「モデラーズナイフ」という名前で呼ばれている道具です。今回はその「デザインナイフ」の種類についてまとめてみました。

そもそもデザインナイフとは?

スジボリ 道具 デザインナイフ

一般的なナイフといえば、カッターナイフを想像すると思います。じゃあ、カッターナイフとデザインナイフの違いは何なのか?というところが問題になります。

最大の違いは、本体の形状と刃先の先端角度にあります。デザインナイフの本体はペン型で、丸い形状のものが殆どです。なので筆記用具を持つようにナイフを直感的に操れるので細かい作業も安定して行えます。

そして、もう1つに刃先の角度です。普通のカッターナイフは、刃が本体と平行な直線で付いていますが、デザインナイフは約30度の角度が付けられています。

この角度がつくことによって、手元の視認性の向上、奥まった部分の加工、押して切る力が入れやすくなる、などが挙げられます。

ただし、刃先に角度を付けることによって刃先の長さが確保できないというデメリットもあります。なので大きなものを削る作業には適していないものが多いです。

デザインナイフの種類

デザインナイフの種類ですが、こちらも各メーカーから色んな種類が販売されています。

有名なところで「オルファ」「NTカッター」の2社があります。オルファからのOEMとしてタミヤもデザインナイフを販売していたりもします。他にも、「FEATHER(フェザー)」というところからも特殊なナイフが出ています。

中型デザインナイフ

オルファ アートナイフ 10B

最も一般的で手に入れやすいオルファの「アートナイフ10B」です。値段はAmazonで 280円 です。(2016/05/01現在)

ナイフの刃はプラスチックのボディで挟み込むことによって固定されています。

タミヤから「モデラーズナイフ」という名前でも販売されていますね。オルファのデザインナイフのOEMとなっているようです。

タミヤの方が、プラスチックのボディが多角形になって滑りにくく作られていて、ボディに転がり防止のストッパーが付いていたりとモデラーユーズを考えて改良がされています。なにより、ボティに記されているタミヤマークがカッコいいですね。

オルファ・タミヤ共に、このデザインナイフの替刃は

  • アートナイフ替刃 【XB10】 刃厚:0.45mm
  • アートナイフ替刃 【XB10S】 刃厚:0.45mm
  • ホビーのこ替刃 A替刃(広刃)【XB167A】刃厚:0.35mm
  • ホビーのこ替刃 B替刃(細刃)【XB167B】 刃厚:0.35mm
  • アートナイフプロ替刃(直線刃)【XB157T】 刃厚:0.5mm
  • アートナイフプロ替刃(曲線刃)【XB157K】 刃厚:0.45mm
  • アートナイフプロ替刃(平刃)【XB157H】 刃厚:0.55mm

があります。切れ味が悪くなったら交換しましょう。ちなみに、購入時に付いている替刃は 「XB10」「XB10S」 となっています。

アートナイフプロ用の特殊形状の替刃も取り付けられるので、必要な場合は別途購入して使用します。

コチラの商品の上位互換として、「オルファリミテッドAK」というモデルもあります。値段はAmazonで 736円 です。(2017/05/01現在)

持ち手のボディがフルアルミ製に変更されていて、ナイフの刃を固定する部分も金属パーツに変更されていて全体的な剛性が上がっています。

それから、リミテッドAKはフルメタルボディなので、アートナイフ10Bに比べると重量が増しています。リミテッドAKが31g、アートナイフ10Bが14gなので、重さは倍以上になります。

人によっては、重くて手が疲れやすいと感じる方がいたり、重い方が安定感があってしっくりくる、と感じる方もいたりして使用感は人それぞれ違うようです。

NTカッター デザインナイフ D-400G

NTカッターから販売されているデザインナイフ「D-400G」です。D-400GPとは別物なので購入の際は注意して下さい。替刃はBDL-Type(BDL-41P)です。

サイズの規格的にはオルファの”アートナイフ替刃 XB10”とほぼ同じなのでコチラの替刃も使用可能です。

ボディはアルミダイカストのフルメタル製で、重量は25gです。グリップ側に重さが集中していて少し癖がありますが、逆にこの重量バランスが使いやすさに繋がっているのかもしれません。値段は432円でフルメタルにしては控えめな値段設定です。

同じタイプで、ボディが樹脂製(ナイロン製)の「DL-400P」「eDL-400」もラインナップされています。

刃先の固定も樹脂のボディで行うので、D-400Gに比べると刃の保持や剛性は劣ります。その代わり、重量が11~12gとかなり軽く作られています。

大型デザインナイフ

オルファ アートナイフプロ 157B

ゴム製のグリップが追加されて、ボディがひとまわり太くなったデザインナイフの「アートナイフプロ 157B」です。値段はAmazonで 879円 です。(2016/05/01現在)

太いグリップ・ボディなので力の必要な加工で活躍してくれます。転がり防止のストッパーもついています。

替刃は「大型の刃」が使われることが多いです。主には、

  • ホビーのこ替刃 A替刃(広刃)【XB167A 】 刃厚:0.35mm
  • ホビーのこ替刃 B替刃(細刃)【XB167B】 刃厚:0.35mm
  • アートナイフプロ替刃(直線刃)【XB157T 】 刃厚:0.5mm
  • アートナイフプロ替刃(曲線刃)【XB157K 】 刃厚:0.45mm
  • アートナイフプロ替刃(平刃)【XB157H 】 刃厚:0.55mm

が使われます。

メーカーの規格では”アートナイフ替刃 XB10”も装着可能ですが、せっかくなので、刃の大きさ、厚みのある、「アートナイフプロ替刃 XB157T 」を付けるのがオススメです。

小型デザインナイフ

オルファ デザイナーズナイフ 216BY

一番初めに紹介した”アートナイフ 10B”に比べて、一回り小さい替刃を装着しているオルファの「デザイナーズナイフ 216BY」です。

値段はAmazonで 311円 です。(2016/05/01現在)

ナイフのキャップと替刃の入っているケースを合体させて、デザインナイフ立てを作ることも出来るようです。アイデア商品ですね。

替刃は、XB216(刃角30° 刃厚0.38mm)を使用します。
※NTカッターの替刃 ”DA-Type(BDC-200P)刃厚0.38mm”も使用可能です。

違いとしては、デザインナイフ10Bに比べて、刃の大きさが小さく、刃厚も0.38mmと薄くなっているので、更に小回りがきくようになり繊細な作業がやり易くなっています。刃を保持するパーツも金属製なので作業中に、替刃がズレたりすることも殆ど起こりません。

そして、タミヤから販売されている「デザインナイフ」は、オルファのデザインナイフのOEMとなってます。現在は廃盤になったオルファの「102B」という型番のOEMっぽいです。

タミヤのデザインナイフは、ボディが八角形になっており、転がりにくい形状に変更されています。そしてボディの中心で金色に光るタミヤマークもポイントの一つですね。

NTカッター D-400P

NTカッターから販売されているデザインナイフ「 D-400P 」です。コチラもオルファの216BYと同じタイプの小型の替刃を使用したデザインナイフになります。

値段はAmazonで229円 です。(2016/05/01現在)

ぶっちゃけ、使用感などはオルファの物と殆ど変わりません。形も殆ど同じですね。個人的にはオルファの216BYより、NTカッターのD-400P方が、飾らないシンプルなデザインで好きです。

ただ、シンプル過ぎる(本体形状が丸い)ので、机の上に不用意に置いておくと転がって床や足に落ちてきて刺さる危険もあります。

ナイフが落ちる時は金属のグリップがある重量の重い方から落ちるので、刃先が下になって落ちる確率が高いですね。気をつけて下さい。

他にもD-400Pの形はそのままで、カラーバリエーションを追加した「D-401P」(ピンク、ホワイト、ブルー、グリーン、バイオレット)や、ボディがフルアルミになった「D-400GP」、再生プラスチックで作られた環境にやさしい「eD-400」などもあります。

替刃は

  • DA-Type(BDC-200P)刃角30° 刃厚0.38mm
  • DA-Type(BDA-200P)刃角45° 刃厚0.38mm

の2種類があります。

オルファの”XB216(刃角30° 刃厚0.38mm)”の替刃もコチラと同じ規格なので問題なく取り付けられます。

NTカッター DS-800P

コチラもNTカッターから「DS-800P」というモデルです。替刃には、”BDC-200P”、”BDA-200P”、を使用します。

このデザインナイフの最大の特徴はグリップの細さです。細さがΦ6.0mmしかなく、下手したら鉛筆やボールペンなんかよりも細いボディをしています。

他のデザインナイフより、更にペンのように細かく扱えるので、マスキングテープ、メタリックシールの細かいカットなんかに適しています。

ただし、ボディが細い分グリップに力が入れにくく、力のいる工作には向いていません。それとは別に、刃を保持する部分に別売りの針を固定できるように作られているので、けがき針として使用することもできます。

特殊デザインナイフ

フェザー メスハンドル

フェザーから販売されているデザインナイフ?の「メス」です。いや、正確にはデザインナイフというより、外科手術用の本物のメスです。

グリップ形状に幾つか種類があり、太いタイプの「No.3」細いタイプの「No.7」などがあります。本体の形状は薄い板状で、グリップした時に、刃の向いている方向が一定になるり安定して作業ができるようになっています。

次に替刃ですが、コチラにもいくつか種類があります。番号と記号でサイズや形状の違いが表記されています。

緩いRの刃の「10」、直線刃の「11」、鎌状の刃の「12」などなど・・・すべてあげるとキリがないですね。全部で16種類ほどの刃先形状があるようです。詳しくはフェザーの公式HPで確認したほうが早いと思います。

フェザー公式HP 外科手術用メス替刃

そして、この替刃には、種類の他にもう一つ特徴があります。外科手術用なので、刃先の耐久性・柔軟性がとても高いというところです。

刃に使われている金属が非常に柔軟なので、作業中に刃先が折れたりすることが殆どありません。考えてみると当たり前なんですが、人間の身体を手術中にメスの刃が折れたりしたら大事ですからね。

刃の耐久性も高いのでプラスチックを切る場合でも、高い切れ味を長い間維持してくれます。

その代わり、替刃が一枚で100円程度するので、デザインナイフに比べコストパフォマンスは低いといえます。

そして人の肉を切りやすい刃付けをしてあるので、手元が狂って指に当たってしまった場合もスパッと綺麗に肉が切断されるので大怪我にもなります(笑)

ですが、逆に「柔らかい素材も楽に切れる」という特徴があるおかげで、複製で使う「シリコン型の湯口の切り出し」にもかなり使いやすいナイフになります。柔らかいものを切るのに適した刃付けをしているのでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。

デザインナイフは模型作りでは必須と言っても過言ではないような道具の一つです。プラモデル、フィギュアを作ったことのある人なら、殆どの人は既にデザインナイフを1本以上は持っていると思います。

自分の使いやすいメインとなるデザインナイフの他にも、特殊形状のナイフや、手術用メスを持っていればいざという時に使えるかもしれません。これを気に新たしいデザインナイフの購入も検討してみてはいかがでしょうか。

それでは。

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