車のプラモデルを塗装をしてみよう!マスキング作業が仕上がりを左右する『基本塗装』のコツ

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  • 柚P

 

こんにちは。柚P(@yzphouse)です。

この記事では「車のプラモデルの作り方とは!?ハセガワの『ワーゲンバス タイプ2』を製作してみた【組み立て編】」で組み立てたプラモデルを塗装していく工程を紹介していきます。

▼ハセガワ ワーゲンバス タイプ2 のすべての製作記事はこちら

車のプラモデルを製作してみた!ハセガワ『ワーゲンバス タイプ2』の製作記事【まとめ】

車のプラモデルを製作してみた!ハセガワ『ワーゲンバス タイプ2』の製作記事【まとめ】

まずは塗装に使用する道具の紹介から。

エアブラシ

圧縮した空気を使って、霧状にした塗料を噴出するというアイテムですね。ようはスプレーです。

エアブラシを使うことで、筆を使った塗装では難しい「ムラのない均等な塗装面」を作ることが出来ます。

オススメのエアブラシについては「絶対オススメ!エアブラシに使える模型用コンプレッサーを紹介する」の記事を参考にしてみてください。

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エアブラシを持っていない場合は、市販のスプレー缶塗料でも代用できます。タミヤやクレオスが販売しているものを購入するといいでしょう。

エアブラシ以外にも、筆も用意しておきましょう。細かい部分の塗装はエアブラシを使うよりも筆を使ったほうが楽です。

模型用の「平筆大」「平筆中」「面相筆」の3種類があれば十分でしょう。

マスキングテープ

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エアブラシや缶スプレーで塗装するとき、塗り分けがあるパーツには「マスキング」をして塗り分ける必要がります。そのマスキングで使用するテープです。

マスキングテープはホームセンターなどでも売られているもので構いません。ちなみに私は3Mのマスキングテープを愛用しています。

ヤスリ

今回の塗装では「研ぎ出し」という作業をするので、塗膜を磨く用のヤスリも用意しておきましょう。

ただし、ここで用意するヤスリはパーツを削るためのものではなく、塗装した表面を磨くためのヤスリです。なので、ヤスリの番手も4000番~10000番というかなり細かいものを準備しておきます。

模型用であれば、ゴッドハンドが販売している「神ヤス磨」がおすすめですね。

4種類の番手がセットなので、この商品1つ買えばすべてが揃う&スポンジにヤスリが貼り付けてあるので、ヤスリをカットすればそのまま使うことができる。という便利なアイテムです。

コンパウンド

セラミックコンパウンド (TT25)

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ヤスリで磨いた表面を「鏡面」にするために必要なコンパウンドです。液体研磨剤ともいいますね。

コンパウンドにも色々種類がありますが、とりあえず模型用と謳ってるものを購入すれば間違えないかと。私はハセガワが販売している「セラミックコンパウンド」を使っています。

模型用コンパウンドの種類も色々あってよく分からないという方は、コチラの「研ぎ出し・鏡面塗装 で使用するプラモデル用の「コンパウンド」の種類を解説!」を参考にしてみてください。

パーツを塗装をしていく

塗装するための道具を用意できたら、パーツを塗装していきましょう。

まずはシャーシの塗装からです。

パーツの塗装『シャーシ』

まずはシャーシの塗装からです。写真のパーツですね。

シャーシは、非常に大きなパーツなので手で持って塗装するのは大変です。なので、あらかじめ「持ち手」を作ってやりましょう。

持ち手には何を使ってもいいのですが、ここでは100円ショップで購入した木ブロックに両面テープを貼ったものを使ってます。

これをパーツの塗装しない部分に取り付けて、持ち手として使います。

というわけで、持ち手を使ってシャーシの裏側を黒で塗装しました。

車の裏側はだいたい黒色なので、塗り分けとか全くきにせず適当に塗装します。車の裏側なんて普通に飾ってたら見えないですしね。

塗装にこだわりたい方は、説明書や実車の資料とかを参考に塗り分けてみてください。

シャーシの裏側の塗装が終わりましたら、次に表側を塗装していきます。

塗装作業をする前に、先程塗装した裏側に塗料が回り込まないようにマスキングをしておきましょう。

塗装の順番ですが、基本的に隠蔽力の弱い色から先に塗装していきます。パーツの形状によってそうでない場合もたまにありますが。

このパーツですと、「白」を先に塗装してその後に「茶色」を塗装するという感じです。

まずは白い部分だけエアブラシで塗装していきます。

白の塗装が乾燥したら、白を残したい部分をマスキングテープでマスクします。

マスキングしたあとは、残りの部分に茶色を塗装したら表側のシャーシの塗装は完了です。

タイヤの塗装

続いてゴムパーツであるタイヤの塗装です。

普通のカーモデルではタイヤを塗装するなんて事はほぼ無いとは思いますが、今回はワーゲンバスということなので、タイヤを「ホワイトリボンタイヤ」にしてやろうかなと思います。

ゴムパーツの塗装に使う塗料ですが、模型用のラッカー塗料ですと塗装が剥がれたり割れたりするので向いていません。

ですので、ここでは「染めQ」というちょっと特殊な塗料を使います。「染めQ」は非常に柔軟性の高い塗膜で、ゴムをはじめ、布、革、とか色々塗装できちゃう万能塗料です。値段は少し高いですが。

このホワイトを使って、ホワイトリボンタイヤを再現していきます。

まず、タイヤパーツをマスキングテープでマスクします。

マスキングテープはコンパスカッターを使えば簡単に丸くカットできます。

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マスキングできたら、染めQを塗装します。

缶スプレーでそのまま塗装しちゃってもいいですが、私は紙コップとかに染めQを吹き付けて塗料だけ取り出し、その塗料をエアブラシに入れて塗装してやりました。エアブラシで塗装するほうが綺麗に仕上げることができるので。

洗浄もラッカー塗料用のツールクリーナーで普通にできました。

これでホワイトリボンタイヤの完成です。レトロ系の車にはこのホワイトリボンタイヤはとても似合うので是非やってみてください。

ボディの塗装

次にボディの塗装です。

ボディの色ですが、パッケージでは赤と白のツートンカラーになっていますが、私は青色で製作してみたいと思います。

それと、ボディのパーツも大きいですので事前に塗装用の持ち手を作っておきましょう。私が使ってるのはスプレーの空き缶ですね、フタに両面テープを貼り付けてパーツを固定してあります。

ちなみに、タミヤがカーモデルのボディ塗装に適している塗装治具とかも販売してたりしますね。

左右に広がる金属ワイヤーでボディを固定できる専用の塗装治具ですね。カーモデルをよく作られるという方は1つ持っておくと便利に使えるかとおもいます。

それでは塗装していきます。まずは青色から塗装します。

で、さっき「隠蔽力の弱い色から塗れって言ったじゃん」って言われそうですが、このパーツの場合はモールドの関係で青から塗ったほうが、塗り分けが綺麗に出来るので青から先に塗ってます。

この順番のほうがマスキングも楽なので。

シャーシ塗装のときと同じように、青色をマスキングして、その上からホワイトを塗装します。

写真は、塗装が終わってマスキングテープを剥がし終わった状態ですね。

基本色の塗装が終わったら、スミ入れをしてパネルラインにメリハリをつけてやりましょう。

スミ入れについては「ガンプラ初心者でもできる!エナメル塗料を使ったスミ入れのやり方を徹底解説!!」を参考にしてみてください。

最後は、はみ出したスミ入れ塗料を溶剤を含ませた綿棒で綺麗に拭き取って、ボディの基本塗装は終わりです。

基本塗装おわり

ボディの塗装が終わりましたので、次の記事ではボディの『研ぎ出し』について解説していきます。

少し上級者向けの内容になると思いますが、完成したときのクオリティが一段と高くなる効果の高い技法なので是非チャレンジしてみてください。

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それでは。