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エアブラシの洗浄方法!「うがい洗浄」から「分解洗浄」のやり方を徹底解説!

エアブラシで塗装作業後には、次の塗料を使うためであったり、片付けのために使用していた塗料が乾いてエアブラシの中で固着しないためにだったりと、必ずカップ内の残った塗料を洗浄して綺麗にしなければなりません。

洗浄作業を忘れて、カップに塗料が残ったまま作業を終えて放置してしまうと、最悪、塗料が固まってしてしまいニードルとノズルといった内部機構が固着して動かなくなり故障の原因に繋がります。

そのようにならないよう、この記事では「エアブラシの洗浄方法」について詳しく説明していきたいと思います。

エアブラシの洗浄について

洗浄の目的には、「次に塗る塗料を入れるので色味が変わらないように前の塗料を洗浄する」や「作業が終わって塗料がエアブラシ内で固まらないようにするため」があります。

洗浄の仕方には、分解を必要としない簡単な「うがい洗浄」と、エアブラシを分解して隅々まで綺麗にする「分解洗浄」があるので2つに分けて説明してきます。

カップを綺麗にする簡易的な洗浄方法 「うがい」の方法

別の色の塗料を使う時や、作業終了するための簡単な掃除として「うがい」という洗浄方法がよく使われています。

やり方は非常に簡単です。ます始めに、エアブラシのカップ内の余分な塗料をペーパータオルやティッシュで拭き取っておきましょう。

カップ内の塗料がなくなったら、次にカップ内に少量のうすめ液を適量入れます。

うすめ液のなかには、洗浄効果の高い専用の「ツールクリーナー」などもあるので場合によってはそちらを使ったほうが効率的に洗浄ができるかもしれません。

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うすめ液を入れたら、筆などを使用して簡単にカップ側面をこすり洗いします。こうすることで、カップ内が更に綺麗になりますね。

そしたら「うがい」をしていきます。

まずはじめに、写真のような感じでエアブラシのキャップ部分を指で押さえましょう。指を汚したくない場合は、エアブラシと指の間にティッシュを挟んでやれば汚れずに済みます。

そしてキャップを指で塞いだ状態のままで、エアブラシのボタンを操作してエアーだけを出します。

エアーを出した状態をキープしたまま、次にニードルレバーを少しづつ後ろに倒して「エアブラシで塗料を吹き付けるときと同じ動作」をしてみてください。

そうすると、キャップ部分を指て塞いでいるので、本来は塗料が出てくる穴に向かってエアーが逆流して、カップ内に「ボコボコ」と空気が逆流してきます。

これが「うがい」という洗浄方法です。

うすめ液を逆流した空気で動かして、カップやノズル内部にこびりついた塗料を落としているようなイメージですね。

「うがい」の作業を何回か繰り返して、カップ内のうすめ液が綺麗になるまでしてみましょう。だいたい2~3回もうすめ液を交換して「うがい」をすれば塗料の汚れも少なくなってくるはずです。

ある程度塗料の汚れが出なくなって、うすめ液が透明なままになったら「うがい洗浄」は完了です。

指で塞げないニードルキャップが付いているエアブラシはどうやるの?

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このエアブラシような、ニードルキャップが「王冠型(クラウン型)」や「特殊な形状」だと、そもそも「ニードルキャップを指で塞ぐ」という行為ができません。

じゃあ、うがい洗浄は出来ないのか?といわれるとそうでもないんです。やり方は少し面倒くさいですが、方法はあります。

まず1つ目の方法としては「固く丸めたティッシュでキャップを塞ぐ」です。

「王冠型(クラウン型)」のような先端が複雑なニードルキャップでも、ティッシュなどの柔軟なものでフタを作ってやると、意外に「うがい」ができます。

しかし、それでも「うがい」が出来ない場合、例えばニードルの側面に穴が空いているようなタイプとかですね。

このようなエアブラシでのうがい洗浄は少々面倒です。こういったタイプで「うがい」をする場合はノズルキャップを緩める方法を使います。

やり方はこうです。写真で言うところのニードルキャップより奥についている、「ノズルキャップ」を少しづつ緩めてみましょう。

ノズルキャップをある程度緩めたあと、さらに、エアブラシを操作してニードルを下げてやりましょう。

そうすると、ノズルのニードルの間に出来たスキマからエアーが逆流してきます。

王冠タイプや特殊なニードルキャップがついていても、この方法を知っておけばうがい洗浄ができるようになります。

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エアブラシを分解洗浄してみる

長期間使用しない時や、定期メンテナンスとして隅々まで綺麗にしたいという場合は、「分解洗浄」をしてみましょう

分解方法については、エアブラシを購入した時の説明書にパーツ分解の「図解」が書いてあることが多いです。初めて分解する方はそういった説明書を参考にして作業をしてみてください。

とはいえ、エアブラシの仕組みなんてどれも大体は一緒です。一度仕組みを覚えてしまえば分解自体そこまで難しい作業ではありません。

ニードルをバラす

まずは、ニードルを抜きましょう。

ニードルは、後ろ側を回してボディを外した内部にあります。その中にニードルを固定している「ネジ」があるので、そこを緩めてニードルを引き抜きます。

エアブラシのボタン部分をバラす

ニードルを引き抜いたあとは、さらに奥へと繋がった「バネパーツ」「トリガーパーツ」が付いているので各パーツを緩めて順番に取り外していきます。

エアブラシのパーツには、「繊細なバネ」や「分解できないパーツ」もあります。説明書を見ながらどこまで分解してよいのか確認しながら慎重に作業をしましょう。

ノズル周辺をバラす

エアブラシの先端のノズルパーツを分解していきます。

塗料と接している場所なのでかなり汚れているでしょう。ここのパーツも指で緩めて分解することが出来ます。

エアブラシによっては、ノズルパーツの取り外しにのみ「ノズル専用のレンチ」が必要なもあります。基本的にはエアブラシを購入したときに一緒に入ってるとおもいます。

専用のレンチを万無くしてしまった場合は、別売りでノズルを取り外せる「ノズルレンチ」が売っています。自分のノズルのサイズを確かめてから合うものを購入しましょう。

 

各パーツの洗浄

パーツを分解したら、細かいところを洗浄していきます。

各パーツをうすめ液やツールクリーナーでしっかり洗っていきましょう。

ここで持っておくと便利なのが、タミヤの「エアーブラシ用クリーニングセット」です。

このセットに付属している歯間ブラシみたいなやつに「うすめ液」を含ませて、手の届かない穴という穴をゴシゴシ洗っていきます。

穴から塗料の汚れやカスがでなくなれば完了です。

ニードルやボディの洗浄は、うすめ液を含ませたティッシュやペーパータオルで拭き取りましょう。

各パーツのグリスアップ&シール剤の塗布

エアブラシにあるトリガーなどの可動部には「グリス」を塗っておくと、動きが格段に良くなり作業性が良くなります。

このグリスもタミヤ「エアブラシ用クリーニングセット」に付属しているものです。

「ニードル」にもグリスを塗っておくと動きがよくなりますが、塗料と直接触れるパーツでもあるので、エアブラシ内部のシール(ゴムパッキン)と接する部分だけに薄く塗り広げておく程度にしておきましょう。

 

ついでに「エアブラシ用クリーニングセット」に付属している「ノズルシール剤」も使いましょう。

エア漏れの起こりやすい「ノズル」や「ノズルキャップ周辺のネジ部」「ゴムのOリング」に塗布しておきます。

この作業をしておけば、エアブラシ使用中にエアーがノズル内を逆流してくるという組み立てミスの予防にもなります。

各パーツの組み立て

最後は、分解したパーツを組み立てるだけです。バラしたときと逆の手順で組み立ていきましょう。

すべて組み終わったら、動作に問題がないか動作確認をしてみてください。

ニードルの差し込みが甘くて「エアーを出しただけで塗料が常に出てる」や、ノズルやその周辺のキャップがしっかり締まってなくて「エアーのボタン押しただけでカップ内に空気が逆流してくる」なんてミスがよくありますので。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

これがエアブラシ洗浄の基本となります。分解洗浄に関しては「作業毎にやれ!」とは言いませんが、数ヶ月に1回パーツを分解して洗ってあげると道具の持ちもよくなるかと思います。

安い道具を買ってすぐダメにするより、良い道具を手入れしながら長い間使っていくというのが一番お金がかからないという近道でもありますので、この記事を参考にエアブラシのメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。

それでは。