【ガンプラ工具】エアブラシの基本的な使い方を解説!塗装作業から洗浄まで

プラモデルの塗装で使われるエアブラシですが、基本的にエアブラシ本体には具体的な使い方や洗浄方法について詳しく書いてありません。

これからエアブラシを使う方まえに、基本的な使い方について知っておきましょう。

1.エアブラシを導入するにあたって

 

エアブラシで塗装を始めるためには、まず機材一式が必要になります。

もう全部揃ってる!って方は飛ばしちゃってください。

 

空気を送り出す装置の「コンプレッサー」

エアブラシで使用する空気を作るポンプです。「ダイアフラム式」「ピストン式」など種類があるので、気になる方は別途記事を書いていますのでそちらを参考にしてみてください。

プラモデルで使うコンプレッサーの選び方のススメ

空気中の水分(湿気)を取ったり、空気の力を調整したりできる「レギュレーター」

「レギュレーター」は絶対に必要という訳ではありませんが、エアブラシ作業中にエアーから水が吹き出てしまうという事故を防ぐために付けておいたほうが良いです。

さらに、大抵のレギュレーターは空気圧の調整ができる様になっているので、エアブラシ塗装のシチュエーションに応じた細かな調整ができます。

空気と一緒に塗料を吹き付けるための「エアブラシ」

エアブラシには「シングルアクション」「ダブルアクション」など種類があります。

 

詳しくは別の記事で紹介しているのでそちらを参考にしてみてください。

【ガンプラ工具】エアーブラシの種類 シングルアクション・ダブルアクションの違いは?

 

エアブラシを保持してくれる「エアブラシスタンド」

作業を一時中断したり、カップ内に塗料が入ったエアブラシをいったん置いとくためのスタンドです。

これが無いとかなり不便なので、1つは持っておきたいアイテムです。

 

室内で塗装をするための「塗装ブース」

エアブラシから出てきた塗料のミストや臭いを吸い取って外に吐き出すための「塗装ブース」です。

塗装ブースが無いからベランダで塗装しているという人もいますが、絶対部屋の中で塗装作業できたほうが快適なので、こちらもエアブラシを使うなら持っておきたいアイテムの一つです。

 

塗装ブースのについては別の記事で比較記事があるのでそちらを参考にしてみてください。

市販されている塗装ブース メーカー別 種類 まとめ

 

有害な塗装ミストを吸わないために「防毒マスク」

塗装ミストは非常に身体に悪いので、吸わないように防毒マスクをしましょう。

防毒マスクは1缶タイプより、2缶タイプの方が断然息がしやすいのでそちらがオススメです。

 

これだけ揃っていればエアブラシ塗装の設備は完璧と言えるでしょう。

 

2.実際にエアブラシで塗装してみる

道具を揃えたら、実際に塗料を使ってエアブラシ塗装をしてみましょう。

この記事で使用するエアブラシは、「エアテックス エボリューションA」です。

 

エボリューションAはダブルアクション式になります。使い方についてはコチラの記事を参考にしてください。

【ガンプラ工具】ダブルアクションのエアブラシの仕組み&使い方を解説

 

まず使用する塗料の準備からです。

塗料を吹き付けるにあたり、使用する塗料を”希釈”する必要があります。

希釈するにはその塗料専用の薄め液を使ってくださいね。

 

希釈する割合ですが、これは塗料の種類によって様々です。

■ラッカー塗料

1:3 (塗料:うすめ液)

■エナメル塗料

1:1(塗料:うすめ液)

■水性アクリル

1:0.5(塗料:うすめ液)

 

目安としてはこんな感じになります。

と言っても、「薄める前の塗料の濃さ」「塗料自体の隠蔽力」「艶消しか艶ありか」でも薄める度合いが変わってくるので、そこは臨機応変に調整してください。

 

適正な濃さは、エアブラシで塗装した時のミストでも確認することが出来ます。

比較として確認しやすいように、プラ板に試し吹きをしてみました。

「濃度が薄い」「濃度が丁度いい」「濃度が濃い」の3種類で塗装しいます。

 

希釈した塗料が薄い場合

塗料が薄いと、上手く色が乗らず、薄め液が多いので塗装しても乾きにくい状態になります。

乾きにくいとどうなるかと言いますと、塗料を吹き続けていくうちにエアブラシのエアーの圧力で塗料が外側へ押されて垂れてきたりします。

時間をかければ、この濃度でも塗装できないことはないですが、「いくら塗っても色が乗らない」「塗料の乾燥が遅い」「エアーで塗料が垂れないよう常に慎重に作業しなければならない」と、良いことが殆どありません。

 

この場合には薄める前の塗料を再び追加して、濃度を濃くしてやる必要があります。

 

希釈した塗料の濃度が丁度いい場合

塗料が丁度良く希釈できていれば、このように塗料の色もしっかりと出ていて、塗装したフチも細かいミストで綺麗なグラデーションになります。

薄い塗膜が作れ、塗装面も凹凸も出ず綺麗な塗装ができると言えるでしょう。

 

この丁度いい希釈にするための割合がだいたい「1:3(塗料:うすめ液)」と言われています。

 

希釈した塗料の濃度が濃い場合

塗料の濃度が濃いと、このように大きい塗料のミストが吹き付けられたような感じになります。

色は付いているものの、これでは薄くて綺麗な塗装面は作れません。

ここから更に塗料が濃くなると、どうなるかといいますと

吹き付けたパーツ表面に、「塗料の綿」のようなものが発生してきます。これも塗料が非常に濃い場合に起こる現象の一つです。

濃いままで塗装すると、塗装面が梨地になって平坦な塗装ができなかったり、エアブラシのノズル内で塗料が詰まって吹けなくなったりするので、スポイトを使ってうすめ液を追加し、適正な濃度にして作業しましょう。

 

 

3.塗装が終わった後の洗浄

 

 

最後に、カップ内に残った塗料を洗浄します。

カップ内に塗料が残ったまま放置してしまうと、エアブラシ内で塗料が乾燥し、ノズルやニードルの動きを固着させます。

そうなってしまうと、エアブラシが使えなくなってしまいますので、使い終わったら必ず洗浄をしましょう。

洗浄のやり方には簡単な「うがい洗浄」と、隅々まで綺麗に掃除ができる「分解洗浄」があります。

 

「うがい洗浄」は、カップ内に違う塗料を入れる間に行ったり、一日の作業の終わりに軽く洗浄する、という時によく使われる洗浄方法です。

エアブラシを分解する必要がなく、カップ内にうすめ液又はツールクリーナーを入れて数回うがいをさせるだけでOKです。

 

「分解洗浄」では、パーツ1つ1つを分解するので、細かい所に入り込んだ塗料を隅々まで掃除できます。

久しぶりにエアブラシを使う、長期間エアブラシを使用しない時なんかにやるのが良いでしょう。数ヶ月に1回定期メンテナンスとして「分解洗浄」をしてやるのもいいですね。

 

この「うがい洗浄」と「分解洗浄」については、別途詳しい記事を用意していますのでそちらをご覧ください。

【ガンプラ初心者】塗装が終わった後のエアブラシの洗浄方法!「うがい洗浄」から「分解洗浄」まで

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

エアブラシを持っている方は当たり前な知識だったので退屈だったと思います。

この記事の内容は、プラモデルでエアブラシを使うための基礎中の基礎になります。

この作業が出来て、初めてエアブラシがまともに扱えるようになる。という感じです。ここからの応用で、自分だけの技を磨いたり、特殊な塗装を会得するなりしていけば良いと思います。

それでは。

 

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